スペシャリストとプロフェッショナルを分けて考える


かなり前の話しですが、下書きに入ったままになっていたものをちょっと。

2006年、東京国際フォーラムで行われていたヒューマンキャピタルというイベントで、

「スペシャリストとプロフェッショナルを分けて考えよう」

という話がでていました。

日本人の思い描く「職人さん」は、スペシャリストであり、同時にプロフェッショナルでもあります。

プロフェッショナルな人は、ある種のスペシャリストでもあることが多いでしょう。

では、IT 業界にいるスペシャリストと呼ばれている人達はどうでしょうか?

「1つの事を他の人よりも良く知っている」というのは素晴らしい事です。それは否定するようなことではないのですが、だから偉いわけではありません。

私の感覚的なものかもしれませんが、スペシャリストの中には、たまたまプロジェクトに参加していたとか、特定の技術を極める必要があってやむなくそうなっただけとか、自らの意識とは関係なく1つに詳しい場合も多い気がします。

ようは、スペシャリストではあるのですが、仕事人としてのプロフェッショナルではない場合が少なくありません。

それなのに、スペシャリストがプロフェッショナルと勘違いされ、あたかも偉い人や凄い人のように思われていることがよくあって、私はIT業界のそのような風潮に違和感を感じ続けていました。

そして、時のいたずらか、スペシャリストでもプロフェッショナルでもない私が、エバンジェリストという大きな役割を得ました。

エバンジェリストとして、自分はこれからどのような方向に進むべきなのか・・・そんな、ヒントを求めていた時に参加したイベントでもあったので、この区分けについてはスッキリと聞くことができました。

そして、あらためて「プロフェッショナリズム」に興味を覚えたのでした。

あなたは、スペシャリストですか? プロフェッショナルですか?

私は、ITのスペシャリストにはなれそうにありません。向いてないので仕方がありません。

でも、スペシャリスト達が考え抜き、作り上げたものを人に伝えるという仕事は向いている気がします。

ただ機械のように書いてあることを話すのではなく、自分で噛み砕き、そこに自分なりのメッセージを添えて伝えたいと思っています。

だから、その時からずっと、エバンジェリストという仕事のスペシャリストになれるように努力をし、そして、知らないことがたくさんあったとしても「やっぱりあなたはプロフェッショナルだね」と言ってもらえるように、高い意識と行動力を磨いていきたいと思っています。

マイクロソフト 高添

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