道場というセミナーは、観光付きツアーと似ていた。

ゴールデンウィーク、中国(杭州・蘇州・上海の周遊コース)に行ってきました。

ここ数年、海外旅行に行くときには飛行機とホテルだけのツアーにして、あとは自分で調べて観光もしていたのですが、さすがにこの周遊コースをスーツケースを抱えて自分で回るのは難しいと思い、観光付きツアーに申し込んだんです。

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観光付きツアー。。。「自由が制限され、ほかの人に気を使いながら」というあまり良いイメージを持っていなかったのですが、それが、結構おもしろかったんです。

そして、気付きました。

私がやっている道場に似ているなあと。

たとえば、フリーのツアーなら、自分で何でもできます。

自由度が高く、自分自身で、自分のペースで体感する事も出来ます。

ほかの人に気を使う必要はありません。これはこれでとても楽しいし、充実感もあります。

しかし、はじめて行くような土地ならば、効率的に回るのは難しいです。

ホテルに大きな荷物を置きに行くまでの間に、観光付きツアーなら1つくらい観光地に連れて行ってくれます。

公共の交通機関を探す間に、バスで移動が始まっています。

移動中にはいろんな説明をしてくれます。ガイドブックを見るだけでは知ることができない いろんな情報をです。

道場がやりたいのはまさにそこなんです。

自分のペースではないかもしれないけれど、短時間でできる限り多くの情報を効率的に、しかもわかりやすく伝えたいと思ってやっているんです。

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何度か書いたかもしれませんが、道場を実施すると、「自分で作業してみたい=ハンズオンがよかった」「私はxxの部分だけ深く知りたかった」と言われることがあります。

(集客文には明記するようにしていますが、なかなか伝わらないことも多く)

気持ちはわかるんです。ただ、一人で何でもできて、ホワイトペーパーを見ながらサクッと環境をつくってしまえる方向けのセミナーを私がやることは少ないだろうと思います。なぜなら、私自身がそうではないから。

(自分のペースで、実際にマシンを触りながら・・・という方は、是非外部のトレーニングを受けてくださいね)

そうなんです。私はできる限り多くの方々にマクロソフト製品の観光付きツアーを提供し続けたいと思っています。

私が、悩んで悩んでようやくたどり着いてできた事を、そこに至るまでの私の時間そのものを、参加される方には疑似体験してもらえればと思っているのです。

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念のため書いておきますが、現場にいながら、自分の力で、ガイドブックだけですべてを理解できるエンジニアさんを凄いと思います。

「エンジニア力」として、私なんぞは足元にも及びません。

ただ、フリーのツアーを楽しめる人も、もし時間がないというのであれば、観光付きツアーもうまく利用すると良いのではないでしょうか?

マイクロソフト 高添