SCVMM が新しくなる前に (その16) ~V2V~


今回は、「VMWare さんの環境で動作していたファイル群をマイクロソフトの仮想サーバーへ変換する V2V (Virtual to Virtual) 機能」について書いてみます。

V2V とは、仮想マシン(Virtual)を Virtual Server 環境で動作する仮想マシン(Virtual)に変換する機能です。

みなさんのほうが良く知っていることでしょうが、VMWare さんの仮想フォーマットは VMDK、マイクロソフトは VHD です。ただ、SCVMM の V2V の機能は単なるフォーマット変換機能ではありません。

じゃあ何なのか・・・

「V2V のウィザードで指定するのは VMX ファイル」だと言えば、なんとなくわかる方もいらっしゃるでしょうか。

VMXファイルとは、仮想サーバーの設定ファイルで、ディスクコントローラとしてSCSI を使うとかメモリ容量を何GBにするとか、仮想マシンの実態ファイルVMDK の指定などを行っているファイルです。

そうです。
SCVMM の V2V は、この VMX という設定ファイルを指定することによって、フォーマット変換に加えて、仮想マシンのメモリ容量やディスクコントローラなど仮想マシンの設定毎マイクロソフトの仮想環境に変換してくれるわけです。

もっと書くと、変換後いきなり仮想マシンとして起動させる状態になっているということでもあります。
(V2V も日々の運用の中での作業なので、変換は変換、仮想マシンの設定は別というと面倒ですから)

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さて、こちらもちょっとだけ注意点があります。

PowerShell コマンドを使う場合は UNC で VMXファイルを指定するだけなのですが、SCVMMの管理ツールからウィザードを実行するとVMXファイルをライブラリから選択する必要があります。

要は、VMWareさんのファイル群を事前にライブラリに保存しておく必要があるということです。

ライブラリに保存しておくことによって、それをテンプレート化して新しいサーバーをいくつも作ることができるので、PowerShell でやるのか管理ツールからウィザードでやるのかをうまく使い分けていただければと思います。

いかがでしょうか?

大注目の Hyper-V もそろそろ世の中に出てきますし、そろそろマイクロソフト技術で仮想化したいと思ってくださっている方もいらっしゃるようなので、このV2Vの機能は重要ですね。

マイクロソフト 高添

コマンドならできるのに、ウィザード(GUI) ではできないという不思議なことが起きています。これは次回(その17)で簡単に解説したいと思います。

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