SCVMM が新しくなる前に (その10) ~仮想マシンの複製~


今回は、「稼働できる状態にある仮想サーバーを他の物理サーバーにコピー(複製)する機能」について書いてみます。

この機能はその9で書いた仮想マシンの移動とほぼ同じものだと考えていただければよいでしょう。

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作業はいたって簡単!!

SCVMM の管理画面で仮想マシンを右クリックすると、ありました。

「バーチャルマシンの複製」

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もうおわかりですね。

これをクリックするとウィザードが表示され、どの物理マシンに複製するか、その物理マシンのどのフォルダに仮想サーバーファイルを置くかといった設定をするだけで複製が完了します。

移動と違うのは、新しく作る仮想マシンのサーバー名を設定するところくらいでしょうか。。。

新しく作るわけですから、当然と言えば当然ですね。

こちらの作業も、動いている環境を対象に作業ができませんが、移動のところで説明した状況と同じなので、保存しておきさえすれば可能です。

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さて、サクッとマシンの複製と書きましたが、この機能には非常に大きな意味があります。

それは「事業継続計画」につながる機能であるということです。

仮想マシンは基本的にファイルなので、ファイルをコピーしておくことで別の拠点でコピーした時点のサーバー環境を立ち上げることができます。

数年前までは、「事業継続計画」とか「ディザスタリカバリ」というと SAN (Storage Area Network) を利用した差分転送などが利用され、一声数億円のシステムだったと記憶しています。企業の業種・業態によってはお金をかけてでもやるべきことの1つだったはずですが、よくよく考えてみると、大手のお客様や限られた業種だけがやればよいものではないわけですね。

仮想化のためのソフトウェアによってもたらされた世界では、数秒・数分単位のログ差分転送とまでは行きませんが、昨日東京で動いていたシステム環境を夜中の間に札幌や沖縄に送っておくということは運用次第で可能な状況になりました。

もちろん、仮想サーバー上で動いているアプリケーションのデータについては別途バックアップや復元の仕組みを考えていただきたいのですが、プラットフォームそのものを遠隔地へというシナリオは、多くの企業で検討するに値するのではないでしょうか。

マイクロソフト 高添

 

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