SCVMM が新しくなる前に (その4) ~SCVMMインストール~
今回は、ちょっと話しを元に戻しまして、「SCVMMのインストール」について触れておきます。
まず最初に誤解をしてほしくないのが「SCVMM は、Virtual Server 上に入れるものではありません。」ということ。
要は、SCVMM は管理する側、Virtual Server マシンは管理される側として、別々のマシンで動かすことも可能だということです。
同じマシンで動かすことも可能なのですが、それが標準ではなく、「同じマシンで動かすことも可能」くらいに思ってもらった方がアーキテクチャ的に理解しやすいはずですから。
今回はわかりやすいように別々のマシンで動いていることをイメージしてもらえればと思います。
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さて、SCVMM の基本的な機能をテストするだけであれば、インストール作業はいたって簡単です。
- Windows Server 2003 (R2 、SP1・SP2 でもOK。できればUpdateして最新の状態にして下さい。OSの評価版はこちら)
- IIS + ASP.NET + BITS
- Windows PowerShell (ダウンロードしてインストールして下さい x86 x64)
- WS-Management v1.1 (ダウンロードしてインストールして下さい)
- .NET Framework 3.0 (ダウンロードしてインストールして下さい。 今なら SP1も一緒にインストールするつもりで。言語パックはこちら)
- SCVMM のSetup.exe を起動しインストール画面を表示 (SCVMM の評価版はこちらから English と書いてありますが日本語も入ってます)
- SCVMM サーバーのインストール
- SCVMM インストールの流れの1つとして SCVMM のモジュールに含まれている SQL 2005 Express をインストールできます
- もしSQL 2005 Express を事前にインストールしておく場合は、インスタンス名を MICROSOFT$VMM$ として下さい。
(名前が違っていると認識してくれませんので注意) - もちろん、Express ではなく SQL Server 2005 + SP2 を事前にインストールしておいても構いません。
- SCVMM 管理コンソールのインストール
- Self-Service Portal のインストール
- SCVMM サーバーのインストール
これで終わり。
後は管理画面を立ち上げて管理開始です!!
最初に書きましたが、このタイミングでは Virtual Server というソフトウェアは出てきていません。
そうです、まずは仮想環境を管理する SCVMM の環境を作ることから始めてもらうほうがトータルな手間を減らすことができます。