2/1 から発売している System Center Configuration Manager 2007ってご存知ですか?


Windows Server 2008 の陰に隠れて、またまた面白いツールがリリースされました。

その名は、System Center Configuration Manager (SCCM) 2007。

http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3342
http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/configmgr/default.mspx

今度の「IT Pro道場 運用基盤構築編」 で私が担当する製品の1つなので、今勉強中です。

さて、正直な感想を書いておくと、このツールはとても面白いんですが、初めて触れる人にはちょっと難しい。
ただ、「初めて触る人には」という前置きをしたのには理由がありまして、多くの機能をシンプルに提供するための工夫と試行錯誤がみられるんですね。

逆に言うと、そのシンプルなパターンをつかんでしまえば、似たような設定の繰り返しでいろんな事ができるようになりそうです。
(細かな設定部分はまだ勉強中なので、あまり断定的な事は言わないことにします・・・)

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ちなみに、このツールが持つ機能の中で、Dynamic なシステムを構築するという観点から非常に興味深く感じているものが2つあります。
~あくまでも私の感覚的なもので、希望的観測も入っております~

① DCM

  • 本来こうあってほしいと思っているシステムの設定と、実際に動いているシステムを比較してくれる機能です
  • 「本来あるべき設定」は、セキュリティ面での新しい攻撃やお国からのお達しなどの外的要因によって変わっていくものであるため、単に設定ミスを検知するだけでなく、M&A などで企業のITが統合される、またはルール変更時の作業見積もりの1つの材料として利用可能とみています
  • 設定情報をインポート可能です (既にマイクロソフトのホームページから米国版SOX対応のものなどがダウンロード可能)
  • いずれは、比較だけでなく自動変更にもつながっていく可能性があります (今でも工夫すればできなくはない?)

② タスクシーケンス

  • Windows Server 2008 で変更されたタスクスケジューラは非常に面白いと思ってはいるものの、IT システム全体のタスク管理を考えると、OSが持っているタスクスケジューラを工夫して使うのではなく、統合管理基盤側にタスク管理の仕組みがほしいと思っていたので。。。
  • このタスクシーケンスは、OSの展開の機能の一部として組み込まれているが、違った使い方もできそうなので興味深いです
  • SCCM に実装されていることのポイントとして、(実現できるかチェックは出来てませんが) SCCM にて集約されるハードウェア・ソフトウェアインベントリの情報によって起動させたり、同じ System Center ブランドとして、System Center Operatoins Manager で収集されるイベントやパフォーマンス情報をトリガとして複数のタスクをシーケンシャルに実行することもできるのではないかと考えています

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もちろん、この2つの機能だけでなく、ネットワーク上のコンピュータのハードウェアとソフトウェアのインベントリ管理や資産インテリジェンスと呼ばれる資産管理、OSのリモートインストールからアプリケーションの自動展開、展開したOSやアプリケーションの自動アップデートなど、Configuration Manager という新しい名前の意味が見えてくるような多くの機能を持っています。

ただ、この投稿だけでは伝えきれるわけもないかな。。。なんて言い訳はさておいて

情報発信についてはもう少し考える必要があるだろうと思ってます。

情報量そのものは当然のことながら、このツールが Systems Management Server (SMS) というクライアント管理ツールの後継で、ワールドワイドで見ると結構なユーザーがいるために、新しいツールとしてではなく、既に知っている人向けの情報発信になっていないかという点ですね。

そんな状況なので、今は、SCCM を紐解きながら、どう噛み砕いて説明するとわかりやすいだろうか試行錯誤中、次回の IT Pro道場では運用管理製品は難しいという思いを一新していただけるよう頑張りたいと思ってます。

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それからもう1つ言いたいことがありまして、皆様は各製品毎に「この機能があるか?ないか?」という判断をされることが多いでしょうが、全体最適の観点からみると、複数の製品が持つさまざまな機能を個々のサービスとして見ることもできますね。

たくさんの製品を買うお金がないという方もいらっしゃるでしょうが、複数の System Center 製品を利用してもらうための専用のライセンス体系の整備や複数の製品が持つ機能間の連携によってもたらされるメリットを考えると、System Center による運用基盤構築は悪い選択ではないと思います。

Comments (2)

  1. 澤田さん、アイデアありがとうございます。

    「現場の方々が創意工夫をしたくなるツール」としてSCCM が市場に受け入れてもらえるようになればうれしいですね。

    もちろん、SCCM が持つ機能をシンプルに使うだけならたいした工夫は要らないわけですけど、ツールが持つ可能性に興味を持ってもらえるなんてソフトウェアメーカーとしては最高の幸せです。

  2. Sawada Masaya より:

    >① DCM

    >② タスクシーケンス

    まってました。この機能が標準化されることを望んでいました。

    正しく使いこなせれば、現場のエンジニアが非常に楽になると思います。特に、チームドキュメンテーションの観点から使う必要性がある機能(製品)ですね。

    例えば、停電時やトラブルなどでサービスを停めるとどんな業務に影響があるのか?そのときにどのくらい停めていいのか?とか、業務に影響ない時間帯にセキュリティパッチを適用しようと計画とたてるときに、どんな順番で、タスクを停止したほうがいいのか?なんてことを別途資料を見ながら、計画を立て、本当にそうなっているのか検証して、本番作業をシュミレーションして、本番適用後に正常かどうかを確認して、最後に変更箇所(影響箇所)をドキュメントに残す・・・。といった工程が半分ぐらいになるのかなって思っています。

     ひとつの使い方として、正しいのかな。

    ビックサイトで開催されていた展示会で、担当者といろいろ話しを聞いて、ポテンシャルのある製品であることをとても感じました。贅沢を言えば、エージェントレスで社内ネットワークのすべての機器について扱うことができればいいですよね。

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