System Center Virtual Machine Manager (SCVMM)

既に何度か書いていますが、6/25 はマイクロソフトがセキュリティとマネージメント分野に本格参入する意気込みを見せるイベントを開催し、そこでDSI のセッションを担当することになってます。

Microsoft Security & Management Conference 
新宿のセミナールームとかではなく、東京国際フォーラムを使った、それなりのイベントです。(念のためですが無料です)

で、今までDSI のセッションでデモをしたことはほとんどなかったんですが、イベントのセッション構成の関係もあって、あまりお披露目する機会が無かった SCVMM のデモをすることになっていて、その準備を始めています。

あっ、SCVMM って何?という方もいるでしょうね。
それでは、今日はSCVMM のコンセプトについて書いておきましょう。

まず、マイクロソフトでサーバーの仮想化というとVirtual Server というツールがあります。
そして、Windows Server 2008 では、Windows Server virtualizaton という Hypervisor 型の仮想化技術を採用した仮想化技術を提供することになってます。

DSI でいう「プラットフォームの進化」に当てはまる部分で、これはこれでちゃんと前に進んでます。

でも、DSI が、大きなゴールとして無駄な運用管理コストの劇的な削減を目指している中で、仮想化技術がどんどん使われるようになると、物理サーバーと仮想サーバー、仮想サーバーの実態であるVHDファイル等の置き場所の管理など、今までなかった複雑性を生みかねません。

そこで出てくるのが SCVMM です。

仮想環境を動かす複数の物理サーバー、そしてその上で動く複数の仮想サーバーを、1つのツールで1つの画面から管理できるようになり、管理者にとって、仮想化が進む企業のインフラを効率的に管理する手助けをしてくれるツールになっています。

実際に触ってみると、イメージとは違う部分もあり、逆に「実際の利用を考えると、確かにこの機能は必要だな」というようなものまで、いくつものポイントがありますので、Blogでもわかる範囲で書いていこうと思っています。

もちろん、実際に動いているところを早く見てみたいという方は、Beta Program に登録して試していただくか、今回のイベントに来て私のセッションに顔を出してくださいね。

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忘れないうちに2つほど、先に言い訳をしておきます。

骨折・入院などいろいろとありまして、40日ぶりのセミナーになるので、緊張で足がガクガク、しゃべりはカミカミかもしれません(^^ゞ
それと、SCVMM はまだBeta2 段階で、英語環境でしか動かないようですし(何かやればいけるのかもしれませんが)、まだまだ完成されたものではないので、温かい目で見ていただければと思ってます。