Second Life でセミナーですか?

今日、いつもよくしていただいている方々とお会いした際、Second Life のデモを見せてもらいました。

で、感動しました!!

何がって言われると困るのですが、「その可能性に」というところでしょうか。。。

仮想現実については頭で考えればわかることですし、可能性については理解していたつもりでしたが、実際に複数の方々が1つの仮想現実の中に登場し、歩いて・飛んで(時にはスケートボードで)好きな場所に移動し、1つの場所で会っては会話をし、実際に中国に出張中の方がその輪の中に加わってやりとりが始まるところを実際に見てしまうと、正直予想をはるかに超えていたことを認めざるをえませんでした。

ちなみに、私の持ち時間は、San Diegoで行われた Microsoft Management Summit 2007 で出てきた新しい製品や方向性の話し等をしたのですが、当然の如くPowerPointのスライドをプロジェクターに映し出したわけです。

しかし、Second Life の説明をしますねってプロジェクターに映し出されたのは「Second Life の世界の中に作られたセミナー会場」でした。数名の参加者は動きまわったり席に座ったり、大型スクリーンの横にはプレゼンターが立っています。

そう、オンライン上の世界にもかかわらず、参加者にノベルティが配られるなんてのは当たり前、参加者の出入りを講師が確認でき、休憩中には講師の前に参加者が質問に並ぶようなこともできるわけですよ。セミナーをリアルタイムにオンラインで公開するか、それともオフライン(集客して会場に来てもらうパターン)でやるかという話しをよくしている我々とは次元の違う世界がそこに広がってました。

※一応フォローを入れておくと、我々が遅れているつもりはないんです。現実の世界を見ると、いくらセミナー受講中だと言ってもPCの画面の前で10分以上じっとしてたら仕事してないと思われるとか、お客様から電話がかかってきたらすぐに対応しないといけないので勉強するなら外に出かけていくほうがいいとか、まだまだオンラインの世界とIT業界の現場は乖離していて、我々は現実にあったことをやろうと試行錯誤している途中なので。

ただ、ここまで来ていることを認識してしまうと無視はできないですね。 Second Lifeというインフラを使うかどうかは別としても、数年後のエバンジェリストの活動拠点の1つになっているかもしれませんから。

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ちょっと余談です。Second Life 歴の短い方が言ってました。「上着脱いだんだけど、着る方法がわからないから教えて~」