IT トレーニングの意義とは?

先日、あるパートナーに出向きセミナーを実施した。

珍しいほど自信のあるコンテンツであったが、アンケート結果は4段階で上から2番目ばかり。
ネガティブな要素(下2つ)はほとんどなく、とにかく上から2番目。

・「同じようなセミナーがあればまた参加するか?」 → たぶん参加する
・「同僚に薦めるか?」                 → たぶん薦める

ん~、これをどう考えたらよいのだろうか。。。 誰か教えて。。。

話には続きがある。もし次回やるとしたら、もっと満足してもらいたい、セミナーを楽しんでもらいたいと思って担当者の方とメールで熱いやり取りをしていたが、最後に言われたのは。。。
「私は社員に対して情報提供をするためにセミナーをやっているが、高添さんは人を育てようとしているんですね。目的が違うことをやる前からお互いに理解しないといけませんね。」

ん~、これをどう考えたらよいのだろうか。。。 「もうやらない」というのは簡単であるが、「継続こそ力なり」という言葉もまた真なりと思えなくもない。

そうそう、少し前に読んだ本に書いてあったのだが、Education の語源は「内なるものを引き出す」という意味を持つラテン語の Educare らしい。教育という日本語も「教え育てる」と書く。私は情報提供者ではなく教育者でありたいし、情報量で人はインターネットには勝てないので、高添という人が介在する価値は単なる情報に意味づけをして伝えることだと考えている。

そして皆さんにも考えてもらいたい。
IT業界では、Education (教育)が必要となれば「じゃあTraining (トレーニング) をしよう」という話になることが多い気がするが、皆さんの会社でやっているトレーニングは、情報提供でしょうか、それとも人材育成でしょうか、それとも。。。

次回は別のパートナーとの楽しい交流について書いてみたいと思っている。