R2 で Windows ファイルサーバーが生まれ変わる(4 = レポーティング)

昨日は投稿したはずがエラーで内容が消え、眠い目をこすりながらワードで書き直して投稿したのですが、文字が明朝系になってました。見づらくてもうしわけない。

で、今日こそは、R2 ファイルサーバーのレポーティング機能を書こうと思います。

R2のファイルサーバーレポーティング機能も、以前書いたクォータやスクリーニングと同様、「ファイルサーバーの管理」コンソールを利用することができます。ファイルサーバーリソースマネージャという項目を展開し、「記憶域レポートの管理」を選択。後はレポートを作成するためのタスクを好きなように登録していくだけです。

簡単に手順を追ってみましょう。
1:[新しいレポートのタスクのスケジュール]をクリックし、ウィザードを起動
2:”スコープ”として、レポートするボリュームとフォルダを追加 =今回はC:\R2testを追加してみます
3:”生成するレポートの選択”でテンプレート化されたレポートから必要なものを選択

 標準で用意されているもの (パラメータの編集可能)

  • クォータの使用率 
  • ファイル グループごとのファイル
  • ファイル スクリーン処理の監査
  • 最近アクセスされていないファイル
  • 最近アクセスしたファイル
  • 重複しているファイル
  • 所有者ごとのファイル
  • 大きいサイズのファイル

いかがですか?
会社のファイルサーバーにここ1年アクセスされていないファイルがどの程度、同じ(重複した)ファイルがどの程度あるのか等、コレだけ見てもファイルサーバー管理者にとっては見てみたい情報ばかりだと思いますよ。

そして、上記レポートは DHTML,HTML, XML, CSV, テキスト といった汎用的な出力形式が選択できますし、レポート作成を夜中にするといったスケジュールもたてられますし、そのレポートを特定のメールアドレスに送信することも可能になっていて、OSの標準機能としてはかなり現場の意見を取り入れた機能になっています。

で、ちょっと気になって確認したところ、このレポートタスクはタスクスケジューラに登録されていて、実際のタスクはタスクスケジューラによって管理されています。Vista に搭載される New イベントビューアのタスク連携についても同様のパターンでしたが、システムにおけるタスクスケジューリングの重要性が増してきているのかなと感じました。

これらの機能に Windows Workflow Foundation あたりが絡んできて、単なるタスクをフロー制御に置き換えたりできれば、Windows システムの運用管理にも今までになかった世界が広がるのかもしれませんね。