Word で IRM 暗号化ファイルの未保存のファイルを開くとエラーになる


こんにちは、Office サポートの鈴木です。
本記事では、Word IRM 暗号化ファイルの未保存のファイルを開くとエラーになる現象について説明します。

2018/1/19 Update
[回避方法] セクションを追記しました。


Word
IRM 暗号化ファイルの未保存のファイルを開くとエラーが表示され、ファイルを開くことができません。
この問題は、Word 2013Word 2016 で発生します。


再現手順

  1. Word IRM 暗号化ファイルを開きます。
  2. 文書を編集後、保存せずに [閉じる] をクリックします。
  3. [文書1.docx に対する変更を保存しますか?] のウィンドウで [保存しない] をクリックし文書を閉じます。
  4. 再度同じ文書を開きます。[ファイル] - [情報] - [ドキュメントの管理] に表示される未保存のファイルを開きます。


結果

以下のエラーが表示されます。
画面表示後、文書の復元を行うと、上書き保存され、以前の文書が失われます。
 


原因および詳細

この問題は Word 2013Word 2016 製品の問題で発生します。
.doc 形式の文書では現象は発生しません。

 

!!2018/1/19 Update!!
回避方法
本現象は以下いずれかの方法で回避可能です。

方法 1.
.doc 形式で IRM 暗号化ファイルを利用します。
.doc 形式で IRM 暗号化ファイルを利用する場合は、未保存のファイルを利用可能です。

方法 2.
[ファイル] - [オプション] - [保存] - [保存しないで終了する場合、最後に自動回復されたバージョンを残す] のチェックを OFF にします。
この設定を行うと、[文書1.docx に対する変更を保存しますか?] のウィンドウで [保存しない] を選択した際に、未保存のファイルを残す動作が無効になります。
レジストリやグループ ポリシーでも制御可能です。

レジストリ
  キー: HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\office\<Office バージョン>\word\options
  名前: keepunsavedchanges
  種類: REG_DWORD
  値    : 0 (無効)

"<Office バージョン>" 箇所には Office のバージョン毎の値が入ります。
Word 2013 の場合は "15.0"Word 2016 の場合は "16.0" に読み替えます。(ダブルクォーテーションは除く)

 

グループ ポリシー
[ユーザーの構成]
- [Microsoft Word <ご利用のバージョン>]
 - [Word のオプション]
    - [保存]
      - [次回のセッション用に前回自動保存されたバージョンのファイルを保持する] : 無効

 

新たな情報が確認された場合には、このブログ記事に追記する形で公開していく予定です。


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