Office 2010 のインストール時に Updates フォルダーを使用してソフトウェア更新プログラムを展開する




原文の記事の投稿日: 2011 年 5 月 6 日 (金曜日)

Updates フォルダーを使用した Office 2010 ソフトウェア更新プログラムの展開について、いくつかの質問を受けました。Updates フォルダーは、Office カスタマイズ ツール (OCT) の .msp ファイル (セットアップ カスタマイズ ファイル) と、Office 2010 の初期インストールで一緒に展開する Office 2010 ソフトウェア更新プログラムを格納するのに使用されます。OCT を使用して Office 2010 (または Office 2007) の初期インストールを構成する場合、カスタマイズはセットアップ カスタマイズ .msp ファイルに保存され、ファイルはネットワーク インストール ポイント (Office 2010 ソース ファイルが格納されるネットワーク上の共有の場所) に配置されます。OCT はボリューム ライセンス版の Office 2010 および Office 2007 に同梱されています。OCT ファイルは、以下に示す、Admin フォルダーにあります。

最新バージョンの OCT と .opax 設定ファイルは、Microsoft ダウンロード センターの「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX/ADML) and Office Customization Tool (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189316&clcid=0x411) (英語) からダウンロードできます。ダウンロード パッケージには、OCT および OCT ファイル (.opax ファイルと .opal ファイル) が格納された \Admin フォルダーが含まれています。OCT ファイルの最新情報については、OCT 更新プログラムが使用可能になると更新される、「Office 2010 リソース キット」の「Office 2010 で使用可能な更新プログラム」を確認してください。

 
 

Office 2010 製品の初期インストール時に製品の更新プログラム (サービス パックまたは修正プログラム) をインストールする場合は、Updates フォルダーに更新プログラム (.msp) ファイルを配置します。この場合、セットアップによって、初期インストールでセットアップ カスタマイズ .msp ファイルが適用され、インストール完了後にソフトウェア更新プログラムがインストールされます。製品の更新プログラムに Updates フォルダーを使用できるのは初期インストール時のみであることに注意してください。Office の初期インストール後は、製品の更新プログラムの展開に Updates フォルダーを使用することはできません。

メモ:

複数のセットアップ カスタマイズ ファイル (.msp ファイル) の展開を計画している場合、Updates フォルダーに配置できるのは、初期インストール時にインストールする Office 2010 製品ごとに 1 つのカスタマイズ .msp ファイルだけです。製品の残りのカスタマイズ .msp ファイルは、Office インストールの完了後に展開する必要があります。Updates フォルダー内では、製品ごとに 1 つのセットアップ カスタマイズ ファイルのみがサポートされます。Microsoft Office Professional Plus 2010、Microsoft Visio Professional 2010 など、複数の Office 2010 製品を展開する場合は、Office Professional Plus 2010 用に 1 つ、Visio Professional 2010 用に 1 つのカスタマイズ .msp ファイルを Updates フォルダーに格納できます。Updates フォルダーに配置されたカスタマイズ .msp ファイルは最初に展開されます。そのため、インストール先など、インストール後に変更できないセットアップ カスタマイズをすべて含める必要があります。

Office 2010 の初期インストールを展開し、サービス パックや修正プログラムなどの Office 2010 ソフトウェア更新プログラムも展開する場合は、セットアップにより、インストール プロセスの一部として製品の更新プログラムを適用できます。Office 2010 製品の更新プログラムは Updates フォルダーに配置できます。このように、Updates フォルダーに 1 つのセットアップ カスタマイズ .msp ファイルと複数の製品更新プログラムが格納されている状況では、セットアップにより、初期インストールではセットアップ カスタマイズ .msp ファイルのみが適用され、インストール完了後に製品の更新プログラムが適用されます。

Updates フォルダーを使用して更新プログラムを展開するには、最初に、Microsoft 自己展開ファイル (ダウンロードする製品の更新プログラム .exe) から .msp 修正プログラムを展開する必要があります。以下の手順では、例として Microsoft Office 2010 更新プログラム (KB2202188) 32 ビット版を使用します。

メモ:

Office 2010 には、アーキテクチャ別の 2 種類の OCT があることに注意してください。32 ビット版 Office 2010 用と、64 ビット版 Office 2010 用です。64 ビット版 OCT は、64 ビット版クライアント エディションの Office 2010 をサポートし、32 ビット版と同じユーザー インターフェイス、機能、構成可能な設定を提供します。OCT ファイルは、それぞれ x86 フォルダー (32 ビット版の場合) および x64 フォルダー (64 ビット版の場合) の下の Admin フォルダーにあります (以下を参照)。詳細については、「アーキテクチャ別の 2 種類の Office カスタマイズ ツール」を参照してください。

  • 32 ビット版 OCT を実行するには、次のように、x86 フォルダー (32 ビット版の場合) から setup.exe /admin コマンド ラインを実行します。\\<サーバー>\<共有>\Office14\x86\setup.exe /admin
  • 642 ビット版 OCT を実行するには、次のように、x64 フォルダー (64 ビット版の場合) から setup.exe /admin コマンド ラインを実行します。\\<サーバー>\<共有>\Office14\x64\setup.exe /admin

Updates フォルダーを使用してソフトウェア更新プログラムをインストールするには 

1. Office 2010 CD の圧縮イメージを、ネットワーク インストール ポイントの場所にコピーします。詳細については、「Office 2010 のネットワーク インストール ポイントを作成する」を参照してください。

2. Office カスタマイズ ツールを使用して、インストールに必要な変更を行います。32 ビット版 OCT を実行するには、次のように、setup.exe /admin コマンド ラインを実行します。

\\<サーバー>\<共有>\Office14\x86\setup.exe /admin

カスタマイズの詳細については、「Office 2010 の Office カスタマイズ ツール」および「Office 2010 をカスタマイズする」を参照してください。

3. 適用するカスタマイズを構成し、セットアップ カスタマイズ .msp ファイルを Updates フォルダーに保存します。

メモ:

OCT を使用してセットアップ カスタマイズ .msp 修正プログラムを作成する場合は、最初にインストールされるように、カスタマイズ .msp ファイルの名前を変更することをお勧めします。Setup.exe がインストール時に処理するのは 1 つの .msp ファイルだけです。Updates フォルダー内の他のすべての .msp ファイルは、インストールの最後にインストールされます。セットアップ カスタマイズ .msp ファイルの名前の先頭に "1" を追加して名前を変更することで、そのファイルが最初に処理されます (ソフトウェア更新プログラムの前)。これにより、製品の修正プログラムが適用される前に、指定する機能オプションの状態やその他の設定などのカスタマイズが確立されます。

4. Microsoft Office 2010 (KB2202188) 32 ビット版の更新プログラム (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201488&clcid=0x411) をダウンロードします。

5. Microsoft 自己展開ファイル (この例の場合 office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe) から .msp 修正プログラムを展開するには、/Extract:[展開先のフォルダー パス] スイッチを指定して .exe ファイルを実行します。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe /extract:"c:\ExtractFiles"

このコマンドによって、.msp ファイルの展開が開始します。展開プロセスの開始に先立ち、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項が表示されます。ライセンス条項に同意すると、指定する場所 (この例の場合 C:\ExtractFiles) にファイルが展開されます。パスを引用符で囲む必要はありません。ただし、コマンド ラインは読みやすくなります。引用符を使用すると、スペースを含むパスに関する問題を回避することもできます。

6. Windows インストーラー修正プログラム (.msp) ファイルを Updates フォルダーにコピーします。

7. インストールする他のすべての Office 2010 更新プログラム パッケージについて、手順 4. ~ 6. を繰り返します。Windows インストーラー修正プログラム ファイル名は一意です。そのため、ファイルを誤って上書きして、インストールに問題が生じる危険はありません。追加の言語パックを使用して製品を展開している場合、言語パックのサービス パックは、Updates フォルダーに追加されます。

上の手順が完了したら、製品を展開できます。

Microsoft 自己展開ファイルを使用して、Office 2010 の初期インストールの後にソフトウェア更新プログラムを展開する方法の詳細については、「Office 2010 の更新プログラムを配布する」の「フォルダー内のすべての Microsoft Self-Extractor パッケージの展開」を参照してください。

 詳細については、以下の技術情報を参照してください。

 

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Using the Updates folder to deploy software updates during an Office 2010 installation」をご覧ください。


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