Office365 Advanced Threat Protection (ATP) の保護対象拡張について

こんにちは、コラボレーション担当の辻本 英明です。 Office 365 には、お客様が保有している重要情報をネットワーク上の脅威から保護するための様々なサービスが提供されております。 そのうちの 1 つ Office 365 Advanced Threat Protection (ATP) について、先日機能のアップデートがありましたので、本ブログではその概要についてご紹介いたします。 これまで、E メールの不正な添付ファイルおよび URL を対象としていた本サービスについて、新たに SharePoint Online 、OneDrive for Business および Microsoft Teams 上で他のユーザーと共有したファイルについても ATP の保護対象とすることが可能になりました。本機能は、2017 年 11 月下旬よりご利用中の Office 365 テナントに順次展開が進められております。 Title:Office 365 ATP for SharePoint, OneDrive, and Microsoft Teams URL:https://support.office.com/en-us/article/26261670-db33-4c53-b125-af0662c34607   本機能は執筆時点で順次展開中となりますので、現在ご利用中の Office 365 画面と異なる場合がございます。   1. Offie 365…


ユーザー影響を最小限に抑える標的型攻撃対策/マルウェア対策の新アクション (動的配信/Dynamic Delivery)

こんにちは、プロダクティビティ担当の杉山 卓弥です。 先日以下のブログ記事において、Office 365 E5 のセキュリティ コンポーネントである Advanced Threat Protection (ATP) の標的型攻撃対策 (未知のマルウェア対策) についてご紹介しました。   Title: Advanced Threat Protection (ATP) の Safe Attachments によりマルウェアが検知された場合の挙動 URL: https://blogs.technet.microsoft.com/office365-tech-japan/2017/01/26/advanced-threat-protection-safe-attachments/   上記記事でご紹介した「置換」アクションは、ユーザーに添付ファイル メッセージを配信する前にサンドボックス環境で添付ファイルをスキャンする動作をしますが、スキャン時間分のメッセージ配信遅延 (5 – 7 分程度) が発生することが課題となっていました。もちろん、弊社ではスキャン時間を削減するための機能改善にも取り組んでおりますが、このたびユーザー影響を最小限に抑える新しいアクション “動的配信/Dynamic Delivery” が展開されました。 「動的配信」 アクションは、サンドボックス環境で添付ファイルをスキャンする点は「置換」アクションと変わりませんが、添付ファイル以外のメッセージを優先してユーザーに配信することが大きなポイントとなります。その後、添付ファイルが安全と判断されれば配信済みの受信メッセージにファイルをマージします。 これにより、ユーザーは受信遅延を感じることなく添付ファイル以外の内容を確認することができます。 注意 : 「動的配信」アクションは Exchange Online メールボックスに配信されるメッセージのみ対象となります。   「動的配信」アクションの設定画面例 「動的配信」 アクションの挙動の詳細は以下の通りです。 注意 : 以下の挙動は記事執筆時点のものであり、今後動作が変更される場合もございます。 添付ファイルのスキャン中 ユーザーが受信したメッセージには添付ファイルがスキャンされていることを示すメール…