Azure Confidential Computing のビジョンとこれまでの取り組みについて

執筆者: Mark Russinovich (CTO, Microsoft Azure) このポストは、2018 年 5 月 9 日に投稿された Azure confidential computing の翻訳です。   昨年 9 月、Azure Confidential Computing の取り組みをご紹介しました。これにより、Microsoft Azure は、お客様の使用中のデータを保護する新しいデータ セキュリティ機能を実装した初のクラウド プラットフォームとなりました。Azure チームは、Microsoft Research、Intel、Windows、開発者用ツール グループと協力し、Intel SGX や Virtualization Based Security (VBS、旧称 Virtual Secure Mode) などの Trusted Execution Environment (TEE) をクラウドで利用できるようにしました。TEE の役割は、処理中のデータを保護し、TEE 外部からアクセスできないようにすることです。今回は、Confidential Cloud (機密性に優れたクラウド) のビジョンと前回の発表以降の取り組みについて詳しくお伝えします。 今日では多くの企業がミッション クリティカルなワークロードやデータをクラウドに移行しています。このようにクラウドの採用が促進される大きな要因として、パブリック クラウドのセキュリティ上のメリットが挙げられます。International Data Corporation…


Azure の新たなイノベーションで、コードを書く開発者が直面する未来の課題を解決

執筆者: Scott Guthrie (Executive Vice President, Cloud & Enterprise) このポストは、2018 年 5 月 7 日に投稿された New Azure innovations are helping developers write code today for tomorrow’s technology challenges の翻訳です。   現在シアトルで Microsoft Build カンファレンスが開催されています。私は今朝のセッションで、インテリジェント クラウドやインテリジェント エッジを実現する Azure の新しいイノベーションについてお伝えしました。デベロッパー ツール、DevOps、コンテナー、サーバーレス、モノのインターネット (IoT)、人工知能 (AI) など、その分野は多岐にわたります。 イノベーションは、開発者がコードを書くところから始まります。アイデアを実現するためには、効果的なデベロッパー ツールが不可欠です。マイクロソフトはこのことを念頭に、Visual Studio ツールで常に新しいイノベーションとエクスペリエンスを皆様に実現していただけるよう、Visual Studio、VS Code、Visual Studio Team Services for DevOps といった生産性の高い開発エクスペリエンスをエンドツーエンドで提供しています。本日マイクロソフトは、AI によってコード品質や生産性を高めるインテリジェントな提案を行う…


Microsoft Azure Sphere のご紹介:インテリジェントエッジのセキュリティ保護と機能強化

執筆者: ギャレン・ハント(Galen Hunt) Microsoft Azure Sphere、パートナー マネージングディレクター このポストは、2018 年 4 月 16 日に投稿された Introducing Microsoft Azure Sphere: Secure and power the intelligent edge の翻訳です。   これからの 10 年で、ほぼすべての消費者向け機器、家庭用品、産業デバイスがインターネットに接続されるようになります。コネクテッドデバイスは、予測、発信、受信などの能力を身に付けて、よりインテリジェントにもなります。コネクテッドデバイスを製造する企業は、すべてを再考し、新製品の発売や新しい顧客体験で事業を根本的に変革し、新しいビジネスモデルで競合他社に対する差別化を図る機会を得るでしょう。 この種の日常的なデバイスは、親指の爪より小さいマイクロコントローラーユニット(MCU)と呼ばれる小さいチップを内蔵していることがよくあります。MCU はデバイスの頭脳として機能し、コンピューティング、ストレージ、メモリ、オペレーティング システムをデバイス自体でホスティングします。MCU を装備したデバイスは、毎年 90 億個以上製造され、配備されています。全体像としては、毎年世界全体の人口を上回る数のデバイスが出荷されていることになります。インターネットに接続されている MCU 内蔵デバイスはまだ少数ですが、わずか数年のうちに、年間 90 億台以上のデバイスすべてから構成されるこの産業全体が、コネクテッド MCU を装備する時代が到来しようとしています。 インターネット接続は双方向に働きます。この種のデバイスは家庭、職場、機密データへの入口になりつつある一方、攻撃の標的にもなります。どこにでもある家電製品を見回して、兵器と化したストーブ、スパイとして機能するベビーモニター、身代金を払わないと使えない冷蔵庫の中身など、最もありふれたデバイスが不正侵入を受けた時、何が起こり得るかを考えてください。デバイスが不正侵入を受けると、それはデバイスの所有者だけの問題ではなく、社会全体の問題にもなり得ることも考える必要があります。1 つのデバイスが大規模な混乱や損害をもたらすことがあります。2016 年の Mirai ボットネット攻撃ではまさにそれが起きました。このときは、不正侵入を受けたおよそ 10 万台の IoT デバイスがハッカーによってボットネットとして悪用され、実質的にアメリカの東海岸を丸一日インターネットから切り離しました。毎年何十億台ものデバイスに内蔵されて出荷されるコネクテッド MCU とペースを合わせられるソリューションで、この新たに発生しつつある脅威の状況に予防的に対処することが最も重要です。 2015 年に Microsoft Research 内部の小規模なチームがまだオンラインになっていなかった…


柔軟性が強化された Azure SQL Database の新しい購入モデル

執筆者: Alexander (Sasha) Nosov (Principal Program Manager, Azure SQL Database) このポストは、2018 年 4 月 4 日に投稿された A flexible new way to purchase Azure SQL Database の翻訳です。   このたびマイクロソフトは、Azure SQL Database でエラスティック プールおよび単一データベースのデプロイメント オプションを選択できる、新しい購入モデルのプレビューを開始しました。先日、vCore 数に基づくモデルの SQL Database Managed Instance を発表し、お客様の選択肢を拡充する取り組みを進めた結果、柔軟性、制御性、透明性が向上しました。Managed Instance と同様、エラスティック プール オプションと単一データベース オプションでも、vCore 数に基づくモデルで SQL Server に Azure Hybrid Benefit を適用するとコストを最大 30%* 削減できます。 2…


Azure の監視サービスの新たな購入方法をご紹介

執筆者: Shiva Sivakumar (Director of Progam Management, Azure Monitoring & Diagnostics) このポストは、2018 年 4 月 3 日に投稿された Introducing a new way to purchase Azure monitoring services の翻訳です。   今日では、さまざまな組織のお客様が自社の重要なワークロードを常に正常に稼働させるために、Azure のアプリケーション、インフラストラクチャ、ネットワークの監視機能を活用しています。これらのサービスは目を見張るほど成長を遂げていることから、お客様は複数の監視サービスを利用して、問題の早期発見、早期解決に取り組まれています。マイクロソフトは、お客様による Azure の監視サービス導入をさらにスムーズにするために、この監視サービスの新たな購入方法を提供することにしました。このサービスの新料金モデルには、以下の 3 つの特長があります。 1. 従量課金制 監視サービスのポートフォリオ全体にシンプルな「従量課金制」モデルが適用されます。お客様による完全な管理と把握のもと、サービスを使用した分のみ料金をお支払いいただきます。 2. データ収集量ベースのギガバイト単位 (GB) での課金 料金モデルが「ノード単位」からデータ収集量に基づく「ギガバイト単位」に変更されます。監視機能の価値は、ノード数よりも収集したデータ量とそこから抽出されたインサイトにあるというご意見をお客様からいただき、それを反映したものとなります。また、普及が進むコンテナーやマイクロサービスではノードの定義があいまいになりつつあることから、新料金モデルではこうした状況への対応も考慮しました。データ収集量に基づく「ギガバイト単位」のこの新料金モデルは、アプリケーション、インフラストラクチャ、ネットワークのいずれの監視機能にも適用されます。 3. 既存のお客様は料金モデルを選択可能 既にサービスをご利用いただいているお客様の中には、これまでの「ノード単位」モデルを維持したいと望まれる場合があると理解しています。そうしたお客様に今回の変更の影響が及ばないよう、既存のお客様には、引き続きノード単位の料金モデルをお選びいただけるようにしました。現在 Operations Management Suite のライセンスをお持ちのお客様は、引き続き従来の料金モデルをご利用いただくことも、更新時に新料金モデルに変更していただくことも可能です。 新料金モデルは、本日からすべてのお客様にご利用いただけます。この変更点の多くは、マイクロソフトとコミュニティの皆様とが協力した結果、実現したものです。Azure のインフラストラクチャ、アプリケーション、ネットワークの監視機能の構築に関し、継続的なフィードバックにご協力いただきありがとうございました。 新料金モデルの詳細については、料金計算ツール、および各製品の料金ページ (Log Analytics)、(Network Watcher)、(Azure…


Windows Server 2019 のプレビューをリリース

執筆者: Erin Chapple (Director of Program Management, Windows Server) このポストは、2018 年 3 月 20 日に投稿された Introducing Windows Server 2019 – now available in preview の翻訳です。   今日は Windows Server にとって特別な日です。Windows Server チームを代表して、Windows Server 2019 の一般提供が 2018 年後半に開始されることを発表します。また本日より、Insider Program からプレビュー ビルドにアクセスしていただくことができます。 Windows Server 2019 の新機能 Windows Server 2019 は、今もお客様への普及が進んでいる Windows Server 2016 の強力な基盤の上に構築されています。歴代の Windows Server の中でも、Windows…


VMware virtualization on Azure について

執筆者: Corey Sanders (Director of Compute, Azure) このポストは、12 月 19 日に投稿された VMware virtualization on Azure の翻訳です。   マイクロソフトには、たくさんのお客様から VMware virtualization on Azure サービスに関する質問が寄せられています。サービスの詳細やエンタープライズ クラス ソリューションの提供方法など、お問い合わせの内容はさまざまですが、ここではプレビューの内容についてお伝えしたいと思います。 このソリューションの実現にあたって、マイクロソフトは複数の VMware クラウド ソリューション プロバイダー プログラムのパートナー様と共に取り組みを進めており、既存の VMware 認定ハードウェアでソリューションを実行できるようにすることを目指しています。たとえば、プレビュー版のハードウェアでは、NetApp ストレージを使用する FlexPod ベア メタル構成を使用することにしています。このホスト型ソリューションは、昨年リリースした Azure のベア メタル ソリューションの SAP HANA ラージ インスタンス ソリューションと類似のものであり、このアプローチにより、現在オンプレミスのデータセンターで使用しているものと同じ業界最先端の VMware のソフトウェアとサービスを、Azure インフラストラクチャ上でも使用できるようになります。またこのため、既存のアプリケーションから Azure Active Directory、Azure Cosmos DB、Azure Functions…


日韓クロスボーダー送金実験の基盤に Microsoft Azure が採用

現在、約61行の国内金融機関が参加する「内外為替一元化コンソーシアム」は、分散台帳技術を活用した銀行間送金業務の合理化を検証する実証実験を進めています。   昨今、特に国内外における海外送金活動が活性化する中で、高額な送金手数料や、場合によっては振込完了まで数営業日を要してしまうことが各金融機関において急務の課題となっています。「内外為替一元化コンソーシアム」では、クラウドを活用した分散台帳技術を活用することで、手続きの簡略化、コスト削減を実現し、安心安全に利用者の利便性を向上するため、クロスボーダー送金における共同実証実験を、邦銀37行、韓国側2行の銀行が参加し、現在実施されています。(※)   今回の実証実験での韓国側の基盤には、Microsoft Azure が採用され、2018年1月末まで実施される予定です。   Microsoft Azure は2017年12月現在、日韓を含めた42の国・地域に展開すると共に、各国・地域の金融当局規制にも対応したパブリッククラウドです。また各種ブロックチェーンや分散台帳技術をサポートしています。日本マイクロソフトは今後も「内外為替一元化コンソーシアム」で取り組まれている、分散台帳技術を活用した銀行間のクロスボーダー取引の実現に向けて、全力で支援して参ります。   (※)参考 内外為替一元化コンソーシアムにおける「日韓送金実験」に関するお知らせ ~第一弾として、韓国での大手2行と邦銀37行による共同実験を開始~」 http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1213_10917.html  


MariaDB、PostgreSQL、MySQL: Microsoft Azure での選択肢がさらに拡大

執筆者: Tobias Ternstrom (Principal Group Program Manager, Database Systems Group) このポストは、11 月 15 日に投稿された MariaDB, PostgreSQL, and MySQL: more choices on Microsoft Azure の翻訳です。   先日の Microsoft Connect(); では、皆様にオンラインでご参加いただきましたが、その際にはマイクロソフトがどのように開発者の選択肢を充実させ、コミュニティに参加し、共同作業のためのプラットフォームの改良に取り組んでいるかをお伝えすることができました。 そして今日は素晴らしいお知らせがあります。マイクロソフトが Platinum スポンサーとして MariaDB Foundation (英語) に参加することを発表しました。これによりマイクロソフトは、Michael “Monty” Widenius 氏と MariaDB コミュニティとの緊密な協力のもとで、今著しい成長を見せている MariaDB のさらなる改善に取り組めるようになります。数か月前、私はスウェーデンの家族を訪ねたことがきっかけで、Monty とこの話をするようになりました。私たちは最初の時点から、何かおもしろいことを一緒に始めたいと話していました。私も Monty もスウェーデン語を話すので、スウェーデン語で会話することにしたのですが、私の「スウェーデン語のデータベース」が驚くほど貧弱で、呆れてしまいました。しかし、MariaDB とマイクロソフトが力を合わせれば何か大きなことができるだろういう思いは一緒だったのです。 今回、MariaDB が Azure に導入されることになり、とても嬉しく思っています。Azure のフル マネージド サービスとして提供される MariaDB…


Connect 2017 におけるクラウド、データ、AI 関連の主な発表について

執筆者: Rohan Kumar (General Manager, Database Systems Group) このポストは、11 月 15 日に投稿された Connect(“2017”).GetTopAnnouncementsList (“Cloud”,”Data”,”AI”); の翻訳です。   Azure Databricks、Azure Cosmos DB の Cassandra API、Azure Database for MariaDB、その他多数の新機能を発表 本日、ニューヨークで開催された毎年恒例の Microsoft Connect(); イベントにおいて、マイクロソフトは、開発者、データ サイエンティスト、データ プロフェッショナルといったあらゆるイノベーターの皆様によるデータ活用をさらに推し進めるための発表を行いました。今回の最新発表の目的は、より多くのオープンソースのデータ テクノロジを提供すること、AI を利用しやすくすること、企業によるクラウド移行を合理化することにあります。 クラウド、データ、AI を組み合わせることで、かつてない変化が実現されようとしています。データを管理、操作し、画期的なアクションやエクスペリエンスへと変革させる力は、今日のイノベーションの基盤となります。データには、人間の創造力を高め、障害を取り除き、イノベーションを後押しする力があります。マイクロソフトの目標は、データ サイエンティスト、開発者、データ プロフェッショナルといった今日のイノベーターがデータをフル活用して、より良い世界を実現するための何かを生み出せるよう支援するテクノロジを開発することです。 この取り組みの一環として、今回、Azure に最適化された高速かつ簡単で共同作業が可能な Apache® Spark™ ベースの分析プラットフォームである Azure Databricks のプレビューと、Azure Machine Learning の機能拡張を発表しました。また、グローバル分散型のマルチモデル NoSQL データベース サービスである Azure Cosmos DB…