Azure Cost Management を使用してクロス クラウド環境の支出を管理


執筆者: Oren Maoz (Senior Program Manager, Azure Cost Management)

このポストは、2019 5 28 日に投稿された Manage your cross cloud spend using Azure Cost Management の翻訳です。

 

企業が複数のクラウド プロバイダーでワークロードを運用するケースは珍しくありません。しかし、マルチ クラウド戦略を採用すると、クラウドごとにコスト モデル、請求サイクル、環境設計が異なり、複数のダッシュボードやビューを操作する複雑さが問題となります。

実際にお客様からは、複数のクラウド プロバイダーへの支出の全体的な管理、予算超過の防止、統制の維持、利用者への説明責任の確立といった機能を備えた一元的なコスト管理ソリューションが必要だという意見が多数寄せられています。

そこで今回マイクロソフトは、Azure Cost Management でクロス クラウドのサポートを開始しました。この機能はプレビューとしてご利用いただけます。今後、皆様がマルチ クラウドに関するニーズに効率的かつ効果的に対応するうえで重要な役割を果たす機能となるでしょう。使いやすいクラウド コネクタを利用して AWS のコストを見られるようにすると、それぞれの支出を一元的に把握して、分析と将来の予算設定を 1 か所で行うことができます。

ぜひ無料のプレビューを利用して、AWS コネクタを作成し、新しい機能をお試しください。

AWS のコスト管理の詳細については、ドキュメント「Azure での AWS のコストと使用状況の管理 (英語)」をご覧ください。

今回のプレビューの機能

コスト分析による Azure AWS の支出分析

コスト分析のリッチなグラフから、支出状況をさまざまな観点で把握できます。コスト分析は、プロバイダー、サービス名、利用場所、可用性ゾーン、メーター、タグなど、18 の項目について実行できます。料金の詳細を表示してコスト増や変則的な事態の原因を把握することも、概要ビューで一方または両方のクラウド プロバイダーの合計コストや月別コストを確認することもできます。詳細については、Azure Cost Management のコスト分析のドキュメントをご覧ください。

An image of the Azure Cost Management cost analysis page.

 

Azure AWS の支出についての予算とアラート

Cost Management の「予算」と「アラート」を使用すると、支出額の上限とアラートのしきい値を設定し、組織として計画的に説明責任に取り組むことができます。今回は、AWS のスコープでも予算を設定したり、アラートを受信したりできるようになりました。予算の設定は、サブスクリプション、リソース グループ、Enterprise Agreement の階層 (企業のお客様の場合) など、さまざまなスコープで可能です。予算関連の通知は、Azure のアクション グループと統合されているため、メールや SMS で受信できるほか、Webhook Functions との統合を利用して自動化スクリプトに組み込むこともできます。詳細については、Azure Cost Management の予算に関するドキュメントをご覧ください。

An image of the Cost Management: Contoso Software Ltd. budgets page.

 

今後の展開

  • マイクロソフトは、Azure Cost Management を通じてマルチ クラウド環境の管理を支援するべく取り組んでいます。今後も引き続き、お客様が Azure AWS をまたぐ統合ユーザー エクスペリエンスを活用できるように、Cost Management に追加する機能を開発してまいります。
  • 今後数か月は、レポートの保存やスケジューリングの機能のほか、コスト分析、予算、予測、アラート、エクスポート、ショーバックに関連する追加機能の開発に重点的に取り組みます。さらに将来的には、マルチ クラウドのサポートを強化して、他のクラウド製品にも対応する予定です。
  • 最新情報については、Twitter アカウント (@AzureCostMgmt) をフォローしてください。

 

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