Azure Blob Storage のライフサイクル管理の一般提供を開始


執筆者: Yuan Zheng (Principal Program Manager, Microsoft Azure)

このポストは、2019 3 27 日に投稿された Azure Blob Storage lifecycle management generally available の翻訳です。

 

データセットにはそれぞれ固有のライフサイクルがあります。データによってはライフサイクルの初期にアクセス頻度が高いものの、年月の経過によってアクセスの必要性が大幅に低下していきます。また、クラウド内で使用されないまま残っていて、ほとんどアクセスされないデータもあります。作成から数日や数か月後に有効期限切れになるデータもあれば、ライフサイクル全体を通じて頻繁に読み取りや変更が行われるデータセットもあります。

本日マイクロソフトは、Blob Storage のライフサイクル管理の一般提供を開始しました。これを使用することで、カスタム ルールを定義して BLOB のアクセス階層移行と保持を自動化できるようになります。この機能は Azure のすべてのパブリック リージョンでご利用いただけます。

ライフサイクル管理

Azure Blob Storage のライフサイクル管理では、種類豊富なルール ベースのポリシーが提供されます。このポリシーを使用すると、データを最適なアクセス階層に移行し、ライフサイクルの終了時点でデータを有効期限切れにすることができます。

ライフサイクル管理ポリシーにより、以下のような処理を実行できます。

  • アクセス頻度の低いストレージ階層に BLOB を移行して (Hot から CoolHot から ArchiveCool から Archive など)、パフォーマンスとコストを最適化する
  • ライフサイクルの終了時点で BLOB を削除する
  • 最大 100 個のルールを定義する
  • 1 日に 1 回ルールを自動的に実行する
  • コンテナーまたは BLOB の特定のサブセットにルールを適用する (ルールあたり最大 10 個のプレフィックス)

詳細については、「Azure Blob Storage のライフサイクルの管理」のドキュメントをご覧ください。

たとえば、次のようなデータセットについて考えてみましょう。このデータセットは 1 か月目には頻繁にアクセスされ、2 か月間はたまに必要になる程度で、その後はほとんどアクセスされなくなり、7 年後には有効期限切れにする必要があります。この場合、当初は Hot Storage が最適な階層で、アクセス頻度が減ってきたら Cool Storage が適しています。さらにそのあとの数か月後から 7 年後に削除されるまでは、Archive Storage が最適な階層となります。

以下のサンプル ポリシーは、このデータのライフサイクルを管理するもので、"foo" というコンテナー内のブロック BLOB に適用されます。

  • 最終変更日から 30 日後に BLOB のアクセス階層を Cool Storage に移行する
  • 最終変更日から 90 日後に BLOB のアクセス階層を Archive Storage に移行する
  • 最終変更日から 2,555 (7 ) 後に BLOB を削除する
  • スナップショット作成から 90 日後に BLOB のスナップショットを削除する
{
   "rules": [
     {
       "name": "ruleFoo",
       "enabled": true,
       "type": "Lifecycle",
       "definition": {
         "filters": {
           "blobTypes": [ "blockBlob" ],
           "prefixMatch": [ "foo" ]
         },
         "actions": {
           "baseBlob": {
             "tierToCool": { "daysAfterModificationGreaterThan": 30 },
             "tierToArchive": { "daysAfterModificationGreaterThan": 90 },
             "delete": { "daysAfterModificationGreaterThan": 2555 }
           },
           "snapshot": {
             "delete": { "daysAfterCreationGreaterThan": 90 }
           }
         }
       }
     }
   ]
}

価格

ライフサイクル管理は無料でご利用いただけます。この機能によって List Blobs (英語) および Set Blob Tier (英語) API 呼び出しが開始された場合には、通常のコストが適用されます。価格の詳細については、ブロック Blob の料金ページをご覧ください。

次のステップ

Azure Blob Storage のライフサイクル管理ポリシーにより、お客様のクラウド ストレージ管理とコスト最適化の戦略が簡素化されるものと確信しています。この機能に関するフィードバックや今後の機能強化に関するご提案は、DLMFeedback@microsoft.com までお寄せください。皆様からのご意見をお待ちしております。また、Azure Storage 全般に関するアイデアやご提案がありましたら、Azure Storage のフィードバック フォーラム (英語) まで投稿ください。

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