Azure SQL Data Warehouse の新しい生産性、セキュリティ関連機能を発表


執筆者: John Macintyre (Partner Group Program Manager, Azure SQL Data Warehouse)

このポストは、2018 11 7 日に投稿されAzure SQL Data Warehouse introduces new productivity and security capabilities の翻訳です。

 

Azure SQL Data Warehouse は、長年他社を凌ぐトップ クラスのパフォーマンスを発揮してきており、TPC-H (英語)TPC-DS (英語) などの第三者ベンチマークでも圧倒的な成績を収めています。これは、Anheuser Busch InBev (英語)Thomson Reuters (英語)ThyssenKrupp (英語) などの Fortune 1000 企業の 50% 以上が、新しい分析ソリューションに Azure を採用していることからも明白です。

2018 年 4 月にリリースした SQL Data Warehouse Gen2 では、クエリ パフォーマンスと並列処理を大幅に強化しました。さらに今回、膨大に増え続けるデータ量とそれを分析するワークロードの負荷に対応する新機能を追加し、ワークロード管理機能の強化、行レベル セキュリティ (英語) の追加、運用エクスペリエンスの改善を実施しました。

ワークロード管理機能の強化

SQL Data Warehouse は、重要度の高い処理が優先的にシステム リソースにアクセスできるようにクエリを最適化するワークロード管理機能を備えています。この機能を使用すると、複数のワークロードを 1 つの SQL Data Warehouse データベースで効率よく実行できるため、ソリューションごとにデータ ウェアハウスを運用する必要がなくなります。これにより、デプロイ済みのリソースをさらに制御、活用、最適化できるようになります。この機能は、今年中にすべての SQL Data Warehouse にて無料でご利用いただけるようになります。
 

業界最先端のセキュリティ

SQL Data Warehouse は行レベル セキュリティ (RLS、英語) をネイティブにサポートしており、厳格なセキュリティ ポリシーを設定してきめ細かいアクセス制御を実装できます。今後は、データ ウェアハウスの再設計や再デプロイを行わなくても、セキュリティ ポリシーの変更やクエリ パフォーマンスに影響しない行レベル セキュリティの適用などが可能になります。データベース階層にきめ細かいセキュリティを実装し、Azure Active Directory とネイティブに統合することで、セキュリティ ポリシーを一元的に調整し、セキュリティ モデル全体の管理と制御を簡素化します。

SQL Data Warehouse は、仮想ネットワーク サービス エンドポイント (英語)脅威検出透過的なデータ暗号化などと組み合わせることができ、さらに 40 以上の国と地域や業界独自のコンプライアンス要件に準拠しているため、最高レベルのセキュリティとコンプライアンスを追加コストなしで実現できます。
 

トップ クラスの開発ツールとインサイト

SQL Data Warehouse は、データ ウェアハウス管理者や開発者に最適なエクスペリエンスを提供するために、より高度なインサイトや自動化および管理のための最新ツールを活用できるようにしています。今回の最新機能では、先進的なデータ ウェアハウスを Azure で簡単にすばやく構築することができます。

SQL Data Warehouse 用 Visual Studio でプレビューを開始した、SQL Server Data Tool (SSDT、英語) は、非常に優れた開発エクスペリエンスを提供するツールです。バージョン管理のサポートが統合されており、継続的インテグレーションによるテストの自動化や変更済みスクリプトのワンクリックでのデプロイが可能です。データ ウェアハウスを実装する開発者は、ビジネス要件の進化に合わせてコーディングし、すばやくデプロイできます。また、堅牢な品質管理も継承されているため、運用環境に実装したシステムが差し戻されるといったことも防げます。

また、インテリジェント インサイト機能の拡張 (英語) により、複製したテーブルの情報に加え、適応型キャッシュや tempdb を活用するためのデータベース スキーマ最適化に関する詳細情報を提示できるようになりました。また、Azure Advisor Azure Monitor が包括的な管理エクスペリエンスに統合されているため、データ ウェアハウス管理者はパフォーマンスに関するインサイトをシームレスに把握し、ソリューションを調整してすばやくパフォーマンスを強化できます。

SQL Server では、過去の実行時間に関するクエリ パフォーマンスのトラブルシューティングに、クエリ ストアが広く使用されてきました。今回、この機能を SQL Data Warehouse にも実装しました。これにより、プラットフォームで実行されているクエリ ワークロードを確認し、関連するクエリ プランと実行時間の統計を分析して、生産性に影響するパフォーマンス関連の問題を識別できるようになります。

データ ウェアハウスを最新状態に維持しデータ ソースの変化に対応するためには、更新とトランザクションのサポートが不可欠です。しかし、実行時間の長いトランザクションを中断すると、データベースの復旧処理に時間がかかることがあります。データベースの可用性を高めるために、SQL Data Warehouse 高速データベース復旧 (ADR、英語) を実装しました。ADR を使用すると、SQL Data Warehouse のデータベースの可用性が向上すると同時に、サービスの一時停止と再開を大幅に高速化することができます。

高度なトラブルシューティングを行う場合、ワンクリックで Azure Monitor の診断ログを統合できるため、実行済みや待機状態などクエリの使用状況に関するデータを取得して分析用にアーカイブすることも可能です。これらのログは、従来の SQL Data Warehouse の動的管理ビューの拡張版であるため、これまでと同じように確実に操作できます。
 

あらゆる分析を実現する Azure プラットフォーム

Azure SQL Data Warehouse は Azure DatabricksAzure Data FactoryPower BI とネイティブに統合されているため、最新のデータ ウェアハウス機能、高度な分析機能、リアルタイムの分析シナリオ (英語) などに対応した分析ソリューションを新規に開発する際に役立ちます。このたび、Azure Data Lake Storage Gen2SQL Data Warehouse に統合し、一般提供を開始します。これは、ミッション クリティカルな分析と AI ワークロードに最適化された唯一のクラウド規模のデータ レイクです。

マイクロソフト製およびサードパーティ製の 25 種類以上のデータ統合ツールや BI ツールを使用して、分析ソリューションを構築することができます。マイクロソフトは各ベンダーと提携しながら、従来のオンプレミスのデータ ウェアハウスを Azure で刷新できるよう、手順の合理化を進めています。このようなエコシステム全体での取り組みにより、既存のインフラストラクチャを利用して強力な分析ソリューションを構築し、より短期間で価値を創出できるようにしています。

 

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