SQL Server の新しいサービス モデルの改定のお知らせ


執筆者: SQL Server Engineering Team

このポストは、2018 年 10 月 8 日に投稿された Announcing Updates to the Modern Servicing Model for SQL Server の翻訳です。

 

2017 年 9 月 28 日に、マイクロソフトは SQL Server の新しいサービス モデルを発表しました。この際、SQL Server 2017 のサービスについて以下の 2 点が変更されました。

  1. SQL Server 2017 の累積更新プログラム (CU) のリリースは、この最初の 1 年間は毎月行い、その後、メイン ストリーム サポート期間中は四半期ごとにリリースします。
  2. SQL Server 2017 CU12 のスリップストリーム メディア (以前の SQL Server Service Pack (SP) のスリップストリーム メディアと似たもの) をリリースします。

 

そして本日発表した改定内容は以下のとおりです。

  1. SQL Server 2017 以降、リリースから 1 年が経過した後の累積更新プログラムのリリース サイクルが四半期ごとではなく隔月になります。
  2. スリップストリーム メディアは、CU12 では提供されません。

なお、SQL Server の新しいサービス モデルは、特別な発表がない限り、SQL Server 2019 以降のバージョンの SQL Server にも適用されます。
 

改定の詳細:

2018 年 12 月 18 日リリースの CU13 以降、CU のリリース サイクルは隔月になります。

この決定は、最近の CU の内容を綿密に分析した結果に基づいて行われました。過去のデータを見ると、メジャー リリースで修正プログラムの発行が必要となるような重大な問題の多くは、リリースから 12 か月以内に発生しており、その後 CU で提供される修正プログラムの重要度は大幅に低下し数も減っています。SQL Server 2017 の CU について、修正プログラムのリリースまで 3 か月間も待つことはお客様にとって負担が大きいと判断しました。なお、メインストリーム サポートの 3 年目に、四半期ごとの CU リリースに移行するかどうかを改めて評価します。

SQL Server 2017 CU12 およびそれ以降では、スリップストリーム メディアを提供しません。

この決定は、CU ではなく重要なセキュリティ更新プログラムのみをサービス インスタンスに適用するお客様独自のリスクを評価した結果に基づいて行われました。このリスクは、以前の SP をベースとするスリップストリーム メディアには存在しませんでした。その理由は以下のとおりです。

Service Pack では、累積更新プログラム (CU 版) と重要なセキュリティ更新プログラム (GDR 版) の 2 つのサービス ベースラインを新たに用意しています。「GDR 版」インスタンスでは、SP をインストールした後、重要なセキュリティ更新プログラム (GDR) のみを適用するというオプションを維持できます。マイクロソフトでは、提供を開始次第 CU をインストールすることをお勧めしていますが、セキュリティ更新プログラムのみをインスタンスにインストールするオプションも存続させています。このため、SQL 2012 ~ 2016 の SP のスリップストリーム メディアを新規インスタンスへのインストールや既存の下位レベル インスタンスのアップグレードに使用する場合、CU と GDR のサービス モデルを選択できます。

これまで提供されていた CU スリップストリーム メディアを新規インスタンスへのインストールや既存の下位レベル インスタンスのアップグレードに使用した場合、使用できるのは「CU 版」のみで、CU と GDR からサービス モデルを選択することはできません。たとえば、CU12 のスリップストリーム メディアを使用して新規インスタンスにインストールした場合、重要なセキュリティ更新プログラムのみを適用するサービス モデルは使用できず、CU 全体を適用する必要があります。この CU には、重要なセキュリティ更新プログラムに含まれていない、重要度の低い更新プログラムも多数含まれます。

CU のスリップストリーム メディアの代わりとして、SQL Server のセットアップに含まれる既存のスリップストリーム機能を使用して、RTM メディアと適用するアップデート メディアを同時にインストールすることをお勧めします。この「手動スリップストリーム」は、インストール時やアップグレード時のセットアップ コマンドに、/UPDATESOURCE=<適用するアップデート メディアのパス> という引数を指定すると実行できます。詳細については、コマンド プロンプトから SQL Server をインストールする方法をご覧ください。

同時に、Windows のインストール時やアップグレード時に最新版へのスリップストリームを簡単にできるようにする方法についても検討を進めています。

SQL Server on Linux のパッケージとコンテナー イメージ

SQL Server on Linux のパッケージとコンテナー イメージには、既定で最新版 CU までのすべての修正プログラムが含まれています。

 

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