すべてのアプリ、データ、インフラストラクチャを今こそ Azure に移行


執筆者: Microsoft Azure

このポストは、2018 9 24 日に投稿された Now is the time to migrate all your apps, data, and infrastructure to Azure の翻訳です。

 

今回の記事は、Microsoft Azure のプログラム マネージメント担当パートナー ディレクターの Jeremy Winter と、Microsoft Azure のプロダクト マーケティング シニア ディレクターの Tanuj Bansal が共同執筆した記事をご紹介します。

マイクロソフトが 7 月に Azure への移行を支援する新たなサービスや機能について発表したところ、お客様の関心が一気に高まったことから、私たちはさらに追加の支援策や投資の検討を進めてきました。この記事では、今後の私たちのアプローチと Azure の新機能についてお届けします。また、Microsoft Ignite でも、Azure への移行に関するセッション (英語) の中で、移行関連の新機能が紹介されています。

何度もお伝えしていますが、今こそ Azure に移行する絶好のタイミングです。その理由として、次の 3 つがあります。

  1. 2008 バージョンのサポート終了: Windows Server 2008/2008 R2 SQL Server 2008/2008 R2 の多くは大規模な展開環境で利用されていると思いますが、SQL Serverはあと 9 か月でサポートが終了し、Windows Server はその 6 か月後にサポートが終了します。これを機に Azure への移行を計画し、実行に移しましょう。詳細は 2008 バージョンのサポート終了に関するお知らせをご確認ください。
  2. 大幅なコスト削減: Azure での利用に限り、Windows Server 2008/2008 R2 SQL Server 2008/2008 R2 の延長セキュリティ更新プログラムが 3 年間無償で提供されます。これに Azure ハイブリッド特典と Reserved VM Instances を組み合わせると、AWS での運用に比べてコストが 5 分の 1 になります。詳しくはこちらのページ (英語) をご覧ください。
  3. Azure の新機能: マイクロソフトはこの 1 年半にわたり、Azure MigrateAzure Database Migration ServiceAzure SQL Database Managed InstanceAzure Data Box といった新しい Azure サービスをリリースしてきました。このたび、これらのサービスの機能を以下のとおり拡充しました。
  • Azure Migrate: 2018 年中に、Hyper-V の評価をサポート予定
  • Azure SQL Database Managed Instance: General Purpose サービス レベルの一般提供を開始
  • Azure SQL Database: 大規模データベースの移行に対応する Hyperscale サービス レベルを追加
  • Azure Database Migration Service: MySQLPostgreSQLMongo DB の移行シナリオ、SQL Server から SQL Managed Instance への移行シナリオに対応
  • Azure Data Box: 1 PB のファミリを追加、100 TB バージョンの一般提供を開始

Azure の移行エクスペリエンスと新機能

Azure migration experience

マイクロソフトでは、Azure への移行を上に示すような構図で捉えています。移行ツールの提供、シナリオの提案、お客様の支援、エコシステムとの連携、ベスト プラクティスの確立など、マイクロソフトの取り組みはすべてこの一連のフェーズを軸としています。

評価

このフェーズでは、Azure に移行するオンプレミス リソースの洗い出しと評価を行います。それを支援する無料のツールが Azure Migrate です。これは 2 月末に一般提供を開始し、当初はお客様のオンプレミス環境の傾向を考慮して VMware 環境の検出と評価をサポートしていました。今回新たに、Windows Server Hyper-V 環境の評価にも対応することになり、2018 年内にサポートを開始する予定です。Azure Migrate は今春から多くのお客様に採用していただいています。Azure への移行に向けた VM の検出は 45 万台以上、評価は 32.5 万台以上に上り、毎月 2 桁の伸びを見せています。

ニーズに最適なツールをお選びいただけるように、マイクロソフトは ISV と協力し、Azure Migrate でカバーされない評価シナリオに対応する ISV ツールとの連携も進めています。詳しくは Azure Migration Center でご確認ください。

移行

このフェーズでは、「リホスト」、「リファクター」、「リアーキテクト」に大きく分類される移行・最新化のための戦略を検討し、実行に移します。

Migrate

インフラストラクチャの移行: アプリケーションのリファクタリングを実現するコンテナーなどの機能は、移行計画の重要な要素としてますます注目されていますが、移行パスは Azure VM OS (Windows または Linux) をリホストするのが一般的です。これに対応するのが Azure Site Recovery (ASR) というツールで、移行中に無料で利用できます。アプリのデータ損失がなく、ダウンタイムもほぼ発生しません。最近の機能強化によって、Windows Server 2008/2008 R2 の移行をサポート (ASR Azure 32 ビット版と 64 ビット版の両方をサポート) したほか、Linux ディストリビューションもサポートしています。ASR を補完する移行ツールも ISV エコシステムから提供されています。詳しくは Azure Migration Center でご確認ください。

データの移行: マイクロソフトのデータ移行ツールを使用して移行されたデータベースの数は、1 年もたたずに 41,000 件に上りました。今回は Azure SQL Database Managed Instance (General Purpose レベル) の一般提供を開始し、SQL Server と完全な互換性を持つ Azure のフル マネージド サービスに SQL Server を移行 (英語) できるようになりました。また、新たに Azure SQL Database に Hyperscale レベルを追加しました。これで大規模データベースを Azure に移行できるようになり、データベース 1 つあたり 100 TB まで自動スケーリングが可能になります。Azure Database Migration Service (英語) では複数のデータベース ソースから Azure のフル マネージド サービスへの大規模な移行が可能ですが、さらに SQL Server から Azure SQL DB Managed Instance への移行が正式にサポートされ、MySQL PostgreSQL から Azure への移行はプレビューとして、MongoDB から Cosmos DB への移行は限定プレビューとしてサポートされるようになりました。

Azure SQL Database Managed Instance の運用環境に、当社のTimeXtender ソリューションを数週間でデプロイできました。これにより、コストがすぐに 49% 削減され、機械学習による将来的な AI 活用にも期待を膨らませています」

- コマツ オーストラリア、ビジネス テクノロジおよびシステム担当 GMJohn Steele

また、大量のデータを安全に移行していただけるよう、40 TB100 TB1 PB 3 種類の Azure Data Box ファミリをご用意しました。皆様のニーズに応じてお選びください。

アプリの移行: フル マネージド サービスの Azure App Service は、Windows Linux Docker コンテナーのほか、さまざまなアプリ フレームワークをサポートしています。このたび、App Service on Linux Apache Tomcat Java の標準サポートを正式リリースしました。これにより、Azure への Web アプリの移行が簡単になります。また、AppOrbit Chef などのパートナーと協力し、さらなるアプリの移行にも対応できるよう取り組んでいます。

最適化

無料の Azure Cost Management を使用すると、クラウドの使用料金を一元的に管理し、Azure Advisor のベスト プラクティスに基づく推奨事項を活用しながら、継続的に Azure リソースの構成を最適化できます。また、Azure ハイブリッド特典と Azure Reserved VM Instances を利用すると、大幅にコストを削減できます。ISV パートナーからも、Azure リソースのコストとパフォーマンスを継続的に最適化するツールが提供されています。詳しくは Azure Migration Center でご確認ください。

セキュリティと管理

移行対象のリソースの保護と管理は、移行中と移行後だけでなく、さらにその先もずっと行っていく必要があります。Azure のセキュリティ機能と管理機能では、Azure とオンプレミスのワークロードに対して組み込みのインテリジェント サービスを活用できます。マイクロソフトがお勧めするのは、リソースを移動した直後に Azure Security CenterAzure BackupAzure Log Analytics を有効化し、微調整を重ねていくやり方です。

企業ユーザーの皆様が Azure に求めていることは、速さと制御性です。今回新たに発表した、ガバナンス機能を提供する Azure Blueprints では、リソース、ポリシー、アクセス制御を事前定義して、コンプライアンスに準拠したサブスクリプションを容易にセットアップできます。これにより、コンプライアンス対応に必要な制御性の確保、環境の新規作成の高速化、開発者によるセルフサービスのコンプライアンス準拠が可能になります。

このシリーズの次回予告

今後数か月にわたって、Azure への移行のベスト プラクティスなど、お客様から要望の多いカテゴリを中心にブログ記事をお届けしてまいります。どうぞご期待ください。

参考資料

Azure への移行を開始するには

さまざまな新しい移行支援機能や、大幅にコストを削減できるサービス、ノウハウの詰まった包括的なガイドを活用できる今こそ、Azure への移行に乗り出す絶好の機会です。ぜひ http://azure.com/migrate をご覧になり、今すぐ移行を開始してください。

Microsoft Ignite Azure への移行に関するセッション (英語) では、この記事でご紹介した内容などを取り上げています。皆様の Azure への移行状況や必要な支援について、ぜひお聞かせいただければ幸いです。

 

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