SQL Server 2008 および Windows Server 2008 のサポート終了に関する新たなオプションを発表


執筆者: Takeshi Numoto (Corporate Vice President, Cloud + Enterprise)

このポストは、2018 年 7 月 12 日に投稿された Announcing new options for SQL Server 2008 and Windows Server 2008 End of Support の翻訳です。

 

テクノロジは驚異的なペースで飛躍的に進化しています。マイクロソフトのサーバー テクノロジも例外ではありません。2008 のリリース サイクルの開始時は、32 ビットから 64 ビットへの移行期であり、サーバー仮想化と高度な分析の黎明期でした。それから 10 年が経過して、今や本格的にハイブリッド クラウド コンピューティングの時代に突入し、データや人工知能などの分野で魅力的なイノベーションが進んでいます。

私はこの場を借りて、ビジネスを運営するうえで SQL Server や Windows Server を選択し、テクノロジ パートナーとしてマイクロソフトを信頼してくださっているお客様に感謝を申し上げると共に、お客様が将来に向けて対応準備を進め現在のテクノロジを最大限に活用していただけるように、マイクロソフトが確実にサポートさせていただくことをお伝えします。この記事では、以下の 2008 リリースのサポート終了が差し迫っていることに関連する情報をお伝えします。

  • SQL Server 2008 および 2008 R2 の延長サポートは、2019 年 7 月 9 日に終了
  • Windows Server 2008 および 2008 R2 の延長サポートは、2020 年 1 月 14 日に終了

サポート終了に伴い、定期的なセキュリティ更新プログラムの提供も終了します。サイバー攻撃の巧妙さと頻度が高まる中、サポート対象外のバージョンでアプリやデータを実行すると、重大なセキュリティやコンプライアンスのリスクが生じる可能性があります。その当時最新だった 2008 製品ファミリにつきましても、最新バージョンにアップグレードしていただくことで、パフォーマンスと効率性をさらに高め、定期的にセキュリティ更新プログラムを適用していただくことを強くお勧めします。

来たるサポート終了は、アプリケーションやインフラストラクチャの刷新を通じて、クラウド コンピューティングや SQL Server および Windows Server の最新バージョンを導入する絶好の機会となります。Allscripts (英語) などのお客様は、数千もの VM 上で実行している数十のアプリケーションのホストを Azure に移行 (リホスト) し、高度な Azure サービスを使用して新しいアプリケーションを刷新、開発しています。

ここからは、この移行を管理し、お客様の今後 10 年をサポートする新しいオプションとツールについてご紹介します。

Azure に移行して、延長セキュリティ更新プログラムを無償で入手

サポート終了は、お客様の IT 資産をクラウドに移行する絶好のタイミングです。しかし、サポート期間が終了する前にすべての資産をアップグレードしていただくことは難しい場合があります。このためマイクロソフトは、Azure で SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 用の延長セキュリティ更新プログラムを無償で提供することになりました。これにより、お客様のワークロードは、サポート終了からさらに 3 年間にわたって保護されることになります。これらのワークロードを Azure でリホストするために、アプリケーションのコードを変更する必要はないため、将来に向けた計画に時間を十分にかけたうえで、SQL Server 2017 や Windows Server 2016 などの新しいバージョンへのアップグレードや、Azure で提供されるリッチなプラットフォームやデータ サービスの活用を実施できます。

また、アプリケーションのコード変更を行うことなく、ほぼダウンタイムなしで SQL Server 2008/2008 R2 のデプロイメントを Azure SQL Database Managed Instance に移行することもできます。Azure SQL Database Managed Instance は、業界トップクラスの SLA を提供するフルマネージド型の「サービスとしてのデータベース」ソリューションで、将来のアップグレードは必要ありません。Azure SQL Database Managed Instance の一般提供開始は、今年の第 4 四半期初めを予定しています。

既存のライセンスと Azure ハイブリッド特典を利用すると、SQL Server および Windows Server 環境を Azure Virtual Machines または Azure SQL Database Managed Instance に移行する場合にコストを削減できます。Azure ハイブリッド特典により、ソフトウェア アシュアランスをご利用のお客様は、Azure で SQL Server や Windows Server を実行するコストを最大 55% 節約できます。

オンプレミス環境をアップグレードし、保護された状態を維持

アプリやデータを引き続きオンプレミスで実行したいという場合は、強力なセキュリティと最新機能を利用できるように、SQL Server および Windows Server の最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。SQL Server 2017 と Windows Server 2016 はパフォーマンスと効率性の新たなスタンダードであり、いずれもプラットフォームの保護を強化するセキュリティ機能が組み込まれています。また、この機会にサーバー インフラストラクチャの更新もご検討ください。最新のサーバーやハイパーコンバージド ソリューションは、重要なセキュリティ機能を提供し、パフォーマンスとコスト効率を大幅に向上させます。マイクロソフト パートナー各社は、データセンターにおけるお客様のニーズを満たすさまざまな Windows Server ソフトウェア定義ソリューションを提供しています。また、一貫性のあるハイブリッド クラウド ソリューションが必要な場合は Azure Stack をご検討ください。

オンプレミス サーバーのアップグレードに時間がかかる場合は、さらに 3 年間の延長セキュリティ更新プログラムを購入することができます。このオプションは、Enterprise Agreement 加入契約でソフトウェア アシュアランスまたはサブスクリプション ライセンスをご利用のお客様を対象とするもので、1 年ごとに購入することで更新プログラムが必要なサーバーのみを含めることができます。これは、アップグレード中または Azure への移行中に引き続きセキュリティ更新プログラムを入手するうえで最適なオプションです。

End of Support Resource Center にアクセスして、対応準備を開始してください

各オプションについて理解したら、対応準備を開始しましょう。適切な移行プロジェクトを開始するためには、適切な計画が必要です。まずは、SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 でサポートされているアプリケーションを特定し、ワークロードのインベントリを作成して、ワークロードごとに適切な移行またはアップグレード パスを選択します。次に、適切なリソースを割り当てて移行またはアップグレードを開始します。今回、お客様による計画と移行をサポートするために、移行ツールの新機能も発表されました 。ご質問がある場合やサポートが必要な場合は、マイクロソフトとパートナーがお手伝いします。詳細なガイダンスとリソースについては、2008 End of Support Resource Center (英語) をご覧ください。

よく寄せられる質問

SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 のサポート終了による影響を教えてください。

マイクロソフトのライフサイクル ポリシーでは、SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 に対して 10 年間のサポート (5 年間のメインストリーム サポートと 5 年間の延長サポート) が提供されます。このポリシーに従い、延長サポート期間の終了後は修正プログラムやセキュリティ更新プログラムが提供されないため、セキュリティのリスクが生じる可能性があります。詳細については、Microsoft ライフサイクル ポリシーのこちらのページをご覧ください。

延長セキュリティ更新プログラムの料金を教えてください。

  • Azure の場合: Azure Virtual Machines で SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 を実行しているお客様には、延長セキュリティ更新プログラムが無償で提供されます。
  • オンプレミスの場合: 有効なソフトウェア アシュアランスまたはサブスクリプション ライセンスをご利用のお客様は、SQL Server または Windows Server の最新バージョンのライセンス コスト全額の 75% の料金で、延長セキュリティ更新プログラムを 1 年ごとに購入することができます。更新プログラムが必要なサーバーのみの料金を支払うため、環境のアップグレードを段階的に進める場合に毎年コストを削減できます。

延長セキュリティ更新プログラムはいつ購入できるようになりますか。

延長セキュリティ更新プログラムの販売は、SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 のサポート終了が近づいた時点で開始される予定です。ただし、サポート終了前に刷新の計画を策定できるように、現段階から各オプションを評価することをお勧めします。

詳細については、延長セキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (英語) をご覧ください。

 

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