新しいゾーン冗長 VPN/ExpressRoute ゲートウェイのパブリック プレビューを発表

執筆者: Ashish Jain (Program Manager, Azure Networking)

このポストは、2018 年 6 月 26 日に投稿された New zone-redundant VPN and ExpressRoute gateways now in public preview の翻訳です。

 

Azure の他の機能と同様に、仮想ネットワーク ゲートウェイもイノベーション、アップグレード、洗練が進み、信頼性や可用性が向上し続けています。

そして本日、ゾーン冗長に対応した VPN ゲートウェイおよび ExpressRoute 仮想ネットワーク ゲートウェイのパブリック プレビューが開始されました。Azure 可用性ゾーンのサポートが拡張され、仮想ネットワーク ゲートウェイの回復性、スケーラビリティ、可用性が改善されています。

パブリック プレビューでは、Azure 可用性ゾーンに VPN および ExpressRoute のゲートウェイをデプロイできるようになりました。可用性ゾーンが物理的、論理的に分離されるため、ゾーン レベルで障害が発生した場合には、オンプレミスから Azure へのネットワーク接続が保護されます。また、仮想ネットワーク ゲートウェイ作成時のデプロイ所要時間が短縮されるなど、基本的なパフォーマンスも向上しています。

各可用性ゾーンに仮想ネットワーク ゲートウェイを自動デプロイする場合、ゾーン冗長仮想ネットワーク ゲートウェイを使用できます。

Your virtual network

ゾーン冗長仮想ネットワーク ゲートウェイでは、VPN ゲートウェイと ExpressRoute に対応した新しいゲートウェイ SKU を使用します。ゾーン冗長の使用を開始する場合、パブリック プレビュー期間中に、お客様はご自身でサブスクリプションを登録することができます。登録が完了したら、可用性ゾーンに対応するすべての Azure リージョンで新しいゲートウェイ SKU が表示されます。セルフサービスでの登録方法、新しいゲートウェイ SKU の詳細、構成情報については、入門ガイド (英語) をご覧ください。

新しいゲートウェイ SKU では、さまざまなニーズに対応するために、従来のデプロイメント オプションもサポートされています。新しいゲートウェイ SKU で仮想ネットワーク ゲートウェイを作成する場合、特定のゾーンにゲートウェイをデプロイすることもできます。これを「ゾーン内ゲートウェイ」と言います。ゾーン内ゲートウェイをデプロイする場合、そのゲートウェイのすべてのインスタンスが同一の可用性ゾーンにデプロイされます。

ぜひこの新しいゲートウェイをお試しのうえ、ご意見をお聞かせください。