Azure IaaS アプリケーション向け災害復旧ソリューション


執筆者: Sujay Talasila (Senior Program Manager, Cloud + Enterprise)

このポストは、2018 6 20 日に投稿された Disaster Recovery solution for Azure IaaS applications の翻訳です。

 

2018 6 4 日、Corey Sanders はブログ記事「現在と将来のインフラストラクチャのニーズを満たすうえで Azure が最適な理由」の中で、Azure Site Recovery (ASR) を使用した Azure Virtual Machines (VM) 向け災害復旧 (DR) 機能の一般提供について発表しました。これにより Azure は、IaaS で実行されているアプリケーション向けのネイティブな災害復旧ソリューションを提供する最初のパブリック クラウドとなりました。このサービスにより VM が他のリージョンに複製されるため、リージョン全体でサービスが停止した場合でも問題なくアプリケーションの運用を継続できます。また、Azure Site Recovery を可用性セットや可用性ゾーンと併用すれば、Azure Virtual Machines 上のアプリケーションの回復性の機能が補完されます。

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主なメリット

   インフラストラクチャが不要: この機能を利用するために、Azure サブスクリプションにソフトウェア インフラストラクチャ (VM やアプライアンス) を追加する必要はありません。DR インフラストラクチャのデプロイ、監視、パッチの適用、メンテナンスといった手間やコストも気にする必要はありません。

「マイクロソフトの中核的なコマース ストアやコマース システムの開発と運用を担当する Universal Store チームは、『Azure から Azure への DR』を使用することで、オンプレミス上で実績のある従来のプラットフォームと同等の DR プラットフォームを Azure で運用できるようになりました。ASR のおかげで、従来型プラットフォームの新規インスタンスを大量に DR サイトにデプロイする必要がなくなり、DR の検証時間も抑えられるようになりました」

- Kingston Hui、プリンシパル サービス エンジニアリング マネージャー、Microsoft Universal Store チーム

    ユーザーが柔軟に DR リージョンを選択可能: Azure で実行されている IaaS ベースのアプリケーションを任意の Azure リージョンの地理クラスターに複製し、保護することができます。

    クラス最高レベルの RPO RTO: Azure Site Recovery では 99.9% の可用性を保証する SLA (英語) が適用され、24 時間 365 日体制のサポートが提供されるため、常にスムーズに運用できます。クラス最高レベルの回復ポイントの目標 (RPO) と回復時刻の目標 (RTO) であり、Azure アプリケーションの可用性とコンプライアンスが確実に維持されます。

Finastra では自社の対策状況を改善するために、Azure リージョン間でのレプリケーションを直観的に構成できる ASR を活用しました。ASR は現在、当社の災害復旧の標準プラットフォームとなっており、数千のシステムを運用する中でも規模の問題が発生することはなく、当社の厳格な RPO/RTO 要件も遵守されています」

- Bryan Heymann 氏、システム & アーキテクチャ担当ディレクター、D+H

    シンプルなエクスペリエンスで DR リソースを自動作成: 保護する VM と複製先の Azure リージョンを選択し、レプリケーション設定を確認するだけで、異なるリージョン間での DR を簡単に構成できます。仮想ネットワークやストレージなど複製先で必要となるリソースは、ASR が自動作成します。

    サービスを中断せずに DR テストを実行可能: ASR のテスト フェールオーバー機能では、プライマリの運用アプリケーションや実行中のレプリケーションに影響を与えることなくいつでも DR テストを実施可能で、必要なときに DR ソリューションが動作することを確認できます。

Azure Site Recovery を使用すると、グローバルな Azure インフラストラクチャに効率的に DR 機能を実装できます。『Azure から Azure への DR』のおかげで、重要なアプリケーションやデータの移動に関する要件に各アプリケーション環境で個別に対応できるようになりました。ASR では、複雑な問題を確実に解決するアプローチが提供されます。当社のハイブリッド ネットワーク モデルとの相性もよく、シンプルな手順で DR テストを実施できます」

- Roberto Corradini 氏、グローバル CTOLuxottica

    統制が取れたアプリケーション復旧: ASR の強力な復旧計画を使用すると、アプリケーション全体の復旧を統制し、ビジネス ニーズに応じた復旧時間に関する厳格な要件に対応することができます。

    包括的な監視とトラブルシューティング: コンテナー ダッシュボードやメール通知などの ASR の高度な監視機能を使用すると、DR の正常性やフェールオーバー対応状況を容易に監視することが可能で、トラブルシューティングも迅速に行えます。

    広範な OS に対応: ASR Windows と Linux の両方をサポートしています。また、更新版が毎月リリースされ、最新バージョンの Linux OS もサポートされます。

     組み込みの圧縮機能でネットワーク通信量を削減: ASR は、複製元リージョンから複製先リージョンに常にデータを複製します。この際、組み込みの圧縮テクノロジを使用してネットワークのデータ通信量を 40 80% 削減しています。

     最新の Azure 機能をサポート: ASR は完全に Azure に統合されているため、Azure の最新機能がリリースされるのと同時に更新されます。ASR では、クラシック モデルと Resource Manager モデルの両方の VMManaged DisksUnmanaged Disks、大容量ディスクなど、Azure のすべての機能をサポートしています。

     自動更新: Azure Site Recovery は更新版が毎月リリースされ、機能強化や新機能の追加、既知の問題の修正が行われます。自動更新を構成すると、常に最新版を使用できるほか、パッチのデプロイを管理する手間を省くことができます。

Azure リージョン間での災害復旧は、ASR が提供されているすべての Azure リージョンで使用できます。ぜひ今すぐ Azure Site Recovery お試しください

 

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