日韓クロスボーダー送金実験の基盤に Microsoft Azure が採用

現在、約61行の国内金融機関が参加する「内外為替一元化コンソーシアム」は、分散台帳技術を活用した銀行間送金業務の合理化を検証する実証実験を進めています。

 

昨今、特に国内外における海外送金活動が活性化する中で、高額な送金手数料や、場合によっては振込完了まで数営業日を要してしまうことが各金融機関において急務の課題となっています。「内外為替一元化コンソーシアム」では、クラウドを活用した分散台帳技術を活用することで、手続きの簡略化、コスト削減を実現し、安心安全に利用者の利便性を向上するため、クロスボーダー送金における共同実証実験を、邦銀37行、韓国側2行の銀行が参加し、現在実施されています。(※)

 

今回の実証実験での韓国側の基盤には、Microsoft Azure が採用され、2018年1月末まで実施される予定です。

 

Microsoft Azure は2017年12月現在、日韓を含めた42の国・地域に展開すると共に、各国・地域の金融当局規制にも対応したパブリッククラウドです。また各種ブロックチェーンや分散台帳技術をサポートしています。日本マイクロソフトは今後も「内外為替一元化コンソーシアム」で取り組まれている、分散台帳技術を活用した銀行間のクロスボーダー取引の実現に向けて、全力で支援して参ります。

 

(※)参考

内外為替一元化コンソーシアムにおける「日韓送金実験」に関するお知らせ

~第一弾として、韓国での大手2行と邦銀37行による共同実験を開始~」

https://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1213_10917.html