MS クラウド ニュースまとめ - Azure Virtual Machines – M シリーズの一般提供、他 (2017/12/6)

このポストは、12 月 6 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for December 6, 2017

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この記事では、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめてご紹介します。

マイクロソフトでは、ユーザーの皆様によるクラウドの利用をサポートする取り組みを日々行っています。私たちは幅広い製品ポートフォリオを通じてマイクロソフトならではの最新技術、総合的なモバイル ソリューション、開発ツールを提供しており、ユーザーの皆様にはこれらをご活用いただくことで皆様が本来持つ力を余すところなく発揮していただきたいと考えております。今回お届けする最新リリース情報は以下のとおりです。

  • Open Service Broker for Azure に関する情報開示
  • Azure Reserved Virtual Machine Instances の一般提供
  • Microsoft IoT Central のプレビュー
  • Azure IoT Hub Device Provisioning Service の一般提供
  • Azure Virtual Machines – M シリーズの一般提供
  • N シリーズ Virtual Machines – NCv2 と ND の一般提供
  • Project Honolulu のプレビュー
  • R3 on Azure の発表 – パートナーシップを強化
  • Azure Cosmos DB – 拡張 IP ファイアウォールのプレビュー
  • Azure Cosmos DB – 強化された Graph API の一般提供
  • Azure Location Based Services プレビューに関する情報開示
  • Power BI Desktop – 新機能のリリース
  • Power BI サービス – 新機能のリリース
  • Azure SQL Database – 3 つの新機能
  • Visual Studio 2017 の更新プログラム.
  • Visual Studio for Mac の更新プログラム.
  • System Center Configuration Manager – 共同管理機能のリリース

 

Open Service Broker for Azure に関する情報開示

Azure チームは、Kubernetes Open Source コミュニティと共に、お客様が Kubernetes と Azure でより多くのことを実行できるようにするための機能強化を継続的に行っています。Azure チームが手掛ける 2 つの新しいオープン ソース プロジェクトである Open Service Broker for Azure (OSBA) と Kashti では、コンテナーを活用して、新規または既存のアプリケーションを簡単に刷新、管理できるようにし、デジタル トランスフォーメーションを促進することを目指しています。また、あらゆるランタイムをサポートする Virtual Kubelet のプラグ可能なアーキテクチャと、既存の Kubernetes プリミティブによって、各段に容易な実装を可能にします。

Open Service Broker API (英語) をベースに構築された OSBA は、Kubernetes や Cloud Foundry などのクラウド ネイティブなプラットフォーム上のアプリケーションのバックエンド サービスの標準規格として、Azure Cosmos DB、Azure Database for PostgreSQL、Azure Blob Storage といった主要な Azure サービスに接続することができます。また、新しい Kubernetes Service Catalog と組み合わせることで、SLA で保証される Azure データ サービスを Kubernetes API で管理することもできます。詳しくは、OSBA に関するブログ記事 (英語)GitHub のページ (英語) をご覧ください。

Kashti は、Brigade パイプライン向けのダッシュボードおよび視覚化ツールです。このプロジェクトは、先日プラハで開催された Open Source Summit で発表されました。Brigade は、複数のタスクをまとめてスクリプト化し、コンテナー内で実行することができる開発者や運用管理者向けの作業効率化ツールです。Kubernetes のサービスとして構築された Kashti は、Helm を通じてインストールすることができます。これを使用すると、ダッシュボード UI で Brigade を拡張し、Brigade のイベントやプロジェクトをブラウザーから簡単に管理、確認できるようになります。詳しくは、Kashti に関するブログ記事 (英語)Github のページ (英語) をご覧ください。

あらゆるランタイムをサポートする Virtual Kubelet のプラグ可能なアーキテクチャと、既存の Kubernetes プリミティブによって、実装が各段に容易になります。マイクロソフトは 7 月に Azure Container Instances (ACI) の Kubernetes 用コネクタをリリースしました。これは、ACI で Kubernetes を拡張するための実証プロジェクトとして開発されたサーバーレス コンテナー ランタイムです。仮想マシンを管理する必要がなく、秒単位で課金されます。Kubelet は ACI や同等のランタイムを扱っているお客様にご利用いただけます。

マイクロソフトは、Azure のエクスペリエンス向上のために、オープン ソースおよび Kubernetes コミュニティへの投資と貢献を続けてまいります。

Azure Reserved Virtual Machine Instances の一般提供

Azure Reserved Virtual Machine Instances を正式リリース
Azure Reserved Virtual Machine Instances は、仮想マシンのインスタンスを予約制にすることで、Azure の利用料金を大幅に抑えるサービスです。Azure Hybrid Use Benefit を併用した場合には従量課金制と比較して最大 82%、仮想マシン全体でも最大 72% のコストを削減することができます。Azure Reserved Virtual Machine Instances は、ビジネス ニーズの変化に応じて柔軟かつ簡単に変更、キャンセルできるほか、購入手順もわかりやすくなっています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

Microsoft IoT Central のプレビュー

Microsoft IoT Central (英語) は、現実世界とデジタル世界をつなぐ製品の構築をサポートするフルマネージド型の IoT 向け SaaS (サービスとしてのソフトウェア) ソリューションです。これにより、IoT 製品の開発、コネクテッド デバイスを通じた新たなインサイトの取得、顧客向けの製品やエクスペリエンスの改良などが実現し、企業の新たなビジネス チャンスにつながります。Microsoft IoT Central では、一般的な IoT プロジェクトの管理に伴う手間、運用コスト、間接費用を削減し、IoT ソリューションの管理を簡素化することができます。

このたび、Microsoft IoT Central のプレビュー提供を開始しました。より細かいカスタマイズや完全な管理が可能な業界トップクラスの PaaS (サービスとしてのプラットフォーム) ソリューションである Azure IoT Suite と並ぶサービスとしてご利用いただけます。Azure IoT Suite、Azure IoT Edge などの幅広い IoT ソリューション ポートフォリオに今回 Microsoft IoT Central が加わったことで、世界中のすべてのお客様のあらゆるニーズにお応えできるようになりました。

利用を開始するには、こちら (英語) からアクセスしてください。

Azure IoT Hub Device Provisioning Service の一般提供

このたび Azure IoT Hub Device Provisioning Service の一般提供が開始され、Azure IoT サービスのサポートが受けられるようになりました。Device Provisioning Service では、Azure IoT Hub へのプロビジョニングをゼロタッチで構成することが可能になり、これまで 1 つずつ処理していた時間のかかるプロセスをクラウドのスケーラビリティで実行できます。Device Provisioning Process はサプライ チェーンの課題を念頭に設計されており、何百万ものデバイスを安全かつスケーラブルにプロビジョニングできるインフラストラクチャを提供します。

一般提供の開始により、プロトコルのサポートも拡大します。IoT Hub がサポートするすべてのプロトコル (HTTP、AMQP、MQTT、WebSocket 上の AMQP、WebSocket 上の MQTT) が Device Provisioning Service の自動デバイス プロビジョニングでもサポートされます。また、デバイスとクライアント サイドの SDK 言語サポートも拡大し、C、C#、Java、Node (サービス SDK のみ、デバイス SDK は近日中)、Python (英語) (デバイス SDK のみ、サービス SDK は近日中) を利用できるようになります。Device Provisioning Service を開始する際は、クイック スタート ガイドをご参照ください。

Device Provisioning Service の技術的な概念については、こちらのドキュメントをご覧ください。

Azure Virtual Machines – M シリーズの一般提供

SAP HANA などの要求水準の高いインメモリ アプリケーションに対応する、メモリ、vCPU、ストレージ、拡張性を増強した M シリーズ Virtual Machines

SAP HANA などの大規模インメモリ ワークロード向けに最適化された、最も高いパフォーマンスを誇る Azure Virtual Machines M シリーズをリリースします。このシリーズでは、要求の高い環境にも対応する大容量の RAM と高性能 vCPU を採用しています。最大 128 の仮想 CPU (vCPU) と 1 ~ 3.8 テビバイト (TiB) の RAM を搭載し (注: 3.8 TiB RAM と 128 vCPU の構成は近日提供予定)、Premium Storage もサポートしているため、大規模なエンタープライズ ワークロードにも対応可能です。また、高速ネットワークのサポートにより、最大 30 Gbps (ギガビット毎秒) の VM 間データ転送が可能なため、リアルタイムでのデータベースの高速レプリケーションや高速バックアップにも最適です。M シリーズのリリースにより、急速に拡大するクラウド環境におけるヘッドルームの問題を解決することができます。まずは、米国東部 2、米国西部 2、西ヨーロッパでの提供を開始します。その他のリージョンでの提供状況は、こちらのページでご確認ください。

N シリーズ Virtual Machines – NCv2 と ND の一般提供

NCv2 シリーズおよび ND シリーズ VM の一般提供を開始します。人気の高い NC シリーズの次世代バージョンである NCv2 シリーズは、NVIDIA Tesla P100 GPU を搭載しています。この最新 GPU を従来の HPC ワークロードに活用することで、パフォーマンスが向上し、貯留層モデリング、DNA 塩基配列の解析、タンパク質解析、モンテ カルロ シミュレーションなどの複雑なシナリオにも対応できるようになります。NCv2 では、既存の NC シリーズの 2 倍以上の計算性能を実現しています。また、NC シリーズと同様に InfiniBand ネットワークを備えており、石油・ガス、自動車、ゲノミクスなどの高速インターコネクトを必要とするワークロードに対応しているほか、スケールアウト機能や、単一インスタンスのパフォーマンスも改善しています。

ND シリーズは、AI やディープ ラーニングのワークロードのニーズに特化した GPU ファミリの新しいラインアップです。NVIDIA Tesla P40 GPU を搭載し、トレーニングや推論において優れたパフォーマンスを誇ります。このインスタンスでは、CNTK、TensorFlow、Caffe などのフレームワークを活用する AI ワークロードや単精度浮動小数点演算において高いパフォーマンスを発揮します。GPU のメモリ サイズ (24 GB) も大幅に増強されているため、より大規模なニューラル ネットワーク モデルにも対応できます。NC シリーズと同様に、2 番目に少ない待機時間、RDMA を利用した高スループットのセカンダリ ネットワーク、InfiniBand との接続性などを備えた構成が利用できるため、多数の GPU を利用した大規模なトレーニング ジョブを実行することができます。

詳しくは、Azure Virtual Machines のページをご覧ください。

Project Honolulu のプレビュー

Project Honolulu は、ローカルにデプロイできるブラウザー ベースの柔軟な管理プラットフォームおよび管理ソリューションです。Windows および Windows Server のトラブルシューティング、構成、メンテナンスを行うためのコア ツールが含まれています。Project Honolulu のプレビューには、新しいコンピューター管理ソリューションでの Windows 10 の管理、対象のマシンに直接接続できるリモート デスクトップ ツール、パフォーマンスの改善やバグ修正などが追加される予定です。Project Honolulu の詳細とダウンロードについては、こちら (英語) をご確認ください。

R3 on Azure の発表 – パートナーシップを強化

先日マイクロソフトは、R3 とのパートナーシップを強化することを発表しました。金融機関やフィンテック業界がブロックチェーン プロジェクトを試験段階から基幹業務へと移行する中、台帳のスタックとインフラストラクチャのシームレスな統合や、ブロックチェーン アプリケーションの開発、管理、最適化を実現できる堅牢なプラットフォームやツールが求められています。拡大するニーズに応えるために、マイクロソフトは R3 との戦略的パートナーシップ (英語) を強化し、Corda や R3Net などの R3 の分散型台帳プラットフォームと Azure の統合を進めていきます。詳しくはこちら (英語) をご覧ください。

Azure Cosmos DB – 拡張 IP ファイアウォールのプレビュー

Azure Cosmos DB のネットワーク セキュリティ – 新しい IP ファイアウォール ルール
現在 Azure Cosmos DB では、特定の IP アドレスにのみデータベースへのアクセスを許可する IP ベースのファイアウォール ルールをサポートしています。このたび、お客様の Azure Cosmos DB アカウントへのアクセスを制限できる新しいファイアウォール ルールをサポートします。この機能の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。

Azure Cosmos DB – 強化された Graph API の一般提供

Azure Cosmos DB Graph API で PHP のサポートを強化
Azure Cosmos DB Graph API では、Apache Tinkerpop が推奨する Gremlin フレームワーク gremlin-php を新たにサポートします。Azure Cosmos DB Graph API を PHP で使用する際は、新しいクイックスタート ガイド (英語) を参照してください。

Azure Location Based Services プレビューに関する情報開示

Azure Location Based Services のプレビューを発表

料金 | 概要ページ

先日、Azure Location Based Services のプレビューを発表しました。これは、位置情報を活用したアプリやソリューションを開発する開発者、エンタープライズ企業、パートナー企業向けに、一連の地理空間サービス API を提供する新しいサービスです。REST API や JavaScript ベースの一般的な Map Control を使用でき、短期間での製品化が可能になります。

IoT、都市交通、フィールド サービス、物流などのユースケースで重要度が高まっている位置情報や地理空間データに関して、次のような統合機能を Azure で利用できるようになります。

  • グローバル マップおよびマップ コントロール
  • 商用シナリオなどでの包括的な経路選択オプション
  • ジオコーディングおよび企業検索
  • 交通状況や事故の動的分析
  • タイム ゾーン情報

詳しくはサービス ページをご覧ください。プレビューをお試しになるには、こちらからサインアップしてください。プレビュー期間中の料金については、料金ページをご確認ください。

Power BI Desktop – 新機能のリリース

Power BI Desktop の新機能や更新をリリースしました。

  • Esri Plus サブスクリプション: Power BI と ArcGIS の統合により、これまで専用ツールに限定されていた地図や高度な GIS 技術を使用した新しいデータを、ビジネス ユーザーが活用できるようになりました。さらに、Power BI Desktop の 2017 年 11 月のリリースより、ArcGIS Maps for Power BI の新しい Plus サブスクリプションの一般提供を開始しました。これは、地図、世界の統計データ、検証済みの整形されたデータなどを利用して、精密なグラフィックを作成し、将来の計画や意思決定に利用できるサブスクリプションです。詳しくはこちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。
  • レポート機能の強化: 表やマトリックスでのルール ベースの条件付き書式、表やマトリックスでのセルの文字列の配置、選択ウィンドウからのオブジェクトの表示順の制御、レポート上のオブジェクトのロック、フィルター処理のパフォーマンス向上など、さまざまなレポート機能を継続的に強化しています。
  • カスタム ビジュアルを追加: 画像タイムライン、ソーシャル ネットワーク グラフ、ベン図、HTML ビューアーの 4 つの新しいカスタム ビジュアルを利用できるようになりました。
  • 分析とデータ接続に関する機能強化: 多次元 AS モデルで複数の行カードがセル レベルの書式設定に対応したほか、Impala コネクタでの Windows 認証や、「例から列を追加する」際の条件列の変換が可能になりました。最新の Power BI Desktop をダウンロードして、今すぐ新機能をご利用ください。

今回ご紹介した新機能やその他の機能については、Power BI ブログ (英語) をお読みください。

Power BI サービス – 新機能のリリース

Power BI アプリをユーザーが外部のゲスト ユーザーにシームレスに配信できるようになりました。受信者は自身の組織のセキュリティ資格情報や個人のメール アドレスを使用して、安全にサインインできるほか、コンテンツ所有者は引き続き内部データを管理することができます。

この新機能は、Power BI と Azure Active Directory (AD) B2B コラボレーションの統合によって実現しました。統合の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。

Azure SQL Database – 3 つの新機能

Azure SQL Database エンジンに関する機能を更新

Azure SQL Database エンジンに関する 3 つの新機能を正式にリリースしました。再開可能なオンライン インデックス再構築機能 (英語) では、再構築操作を一時停止した場合に、一時停止または失敗した時点から操作を再開することができます。データベース スコープのグローバル一時テーブル (英語) は、特定のデータベース範囲内でグローバル一時テーブルを使用する機能で、同一データベースの全ユーザー セッションでテーブルを共有できるようになります。カタログ照合順序機能では、システム ビューとシステム テーブルのメタデータ カタログにおける既定の照合順序を指定して、データベースの既定と一致させることができます。

Visual Studio 2017 の更新プログラム.

Visual Studio 2017 の新たな更新プログラムをリリースしました。マイクロソフトでは、Visual Studio 2017 の更新時には必ずユーザーの皆様のフィードバックに耳を傾け、ご意見が寄せられた機能を重点的に改善しています。

今回の更新プログラムでは、プロジェクトの読み込み時間が短縮されており、その分多くの時間をコーディングに割けるようになりました。また、[プログラムの追加と削除] から Visual Studio インストール環境を変更できるようになりました。

新機能としては、Xamarin.iOS 11.4 と Xamarin.Android 8.1 対応の最新のモバイル アプリ ツールのほか、開発者が iOS および Android デバイスで直接、アプリを継続的に展開、テスト、デバッグできる Xamarin Live Player が含まれています。また、C++、C#、F# に対する言語サポートも強化されています。

Visual Studio Enterprise 2017 ユーザー向けには、Live Unit Testing 機能が強化されたほか、特定のプロジェクト タイプで IntelliTrace でのデバッグ中のステップバックが可能になりました。また、スナップポイントとログポイントを使用して、Azure App Services で実行される ASP.NET と ASP.NET Core アプリケーションに対するデバッグを実行できるようになりました。

機能の詳細については、リリース ノートをご確認のうえ、今すぐ最新バージョンをダウンロードしてください。

Visual Studio for Mac の更新プログラム.

Visual Studio for Mac の新たな更新プログラムをリリースしました。デバイスを自動的にセットアップして開発とプロビジョニングを簡素化する fastlane の統合により、iOS でのスムーズなモバイル開発エクスペリエンスが実現します。また、新しい iOS 11、tvOS 11、watchOS 4 の API が完全にサポートされ、.NET Core も 2.0 に更新されています。さらに、VSTest のサポートにより、MSTest や Xunit などのさまざまな人気のテスト フレームワーク向けの統合エクスペリエンスが実現します。

リリース ノートはこちら (英語) からご覧ください。更新プログラムはこちらのページ、または Visual Studio for Mac 更新ツールからダウンロードしてください。

System Center Configuration Manager – 共同管理機能のリリース

System Center Configuration Manager の最新リリースの主要機能の 1 つである「共同管理」では、Windows 10 デバイス管理を刷新するための実質的な新しい移行パスを提供します。これまでの方法では、お客様のシナリオによって、Configuration Manager エージェントが必要であったり、Windows 7 デバイスを管理する必要があったりと、簡単に移行できない場合がありました。そのため、Configuration Manager と Active Directory を使用した管理から、Intune と Azure Active Directory (AD) による最新の管理方法へと移行するためのシンプルで制御可能な方法が求められていました。これを可能にするのが、共同管理機能です。

Anniversary Update (2016 年 6 月) より、Windows 10 デバイスがオンプレミスの Active Directory とクラウドの Azure AD に同時に参加できるようになりました。共同管理機能ではこれを応用して、Configuration Manager エージェントと Intune MDM の両方でデバイスを管理します。これにより、企業は特定の管理ワークロードを扱いやすい単位でクラウドに移行することができます。たとえば、デバイス コンプライアンス チェック、リソース アクセス ポリシー、Windows 10 の更新管理などを Intune へ移行しつつ、ソフトウェア配布やデバイスの詳細なセキュリティ構成といった他のワークロードは Configuration Manager で引き続き管理することが可能です。詳しくはこちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。