VMware 環境を Microsoft Azure でトランスフォーメーション


執筆者: Corey Sanders (Director of Compute, Azure)

このポストは、11 月 21 日に投稿された Transforming your VMware environment with Microsoft Azure の翻訳です。

12 月 19 日更新:以前の VMware virtualization on Azure に関する情報は削除され、新しい投稿に移行しました。

 

企業ではそれぞれ独特のシステム環境を構築しているため、クラウド移行の方法や段階もさまざまです。Azure は、データの転送、インフラストラクチャの移行、アプリケーションの刷新、新規アプリの構築など、クラウド移行に関するお客様のあらゆるニーズに応えることができます。

移行を検討中のお客様から、既存のオンプレミスの VMware ワークロードを Azure に移行したいというご要望が多く寄せられます。その実現には、VMware ベースのアプリケーションを Azure へ移行および Azure との統合作業を行う必要があります。

VMware 環境を Azure にスムーズに移行する方法

このたび、あらゆる段階の VMware から Azure への移行をサポートする新しいサービスをリリースいたします。

  • Azure Migrate でアプリケーションを移行。11 月 27 日より、すべての Azure ユーザーの皆様に Azure Migrate を無料でご利用いただけるようになります。ほとんどのクラウド ベンダーが提供するのは単一サーバーの移行機能のみですが、Azure Migrate ではマルチサーバー アプリケーションの移行作業を包括的にサポートします。

検出と評価: Azure Migrate (英語) は、VMware 環境を変更せずにオンプレミスの VMware ベースのアプリケーションを検出することができるサービスです。複数の VM アプリケーションのグループ レベルの依存関係を視覚化する独自の機能により、移行に備えてアプリケーション全体を論理的にグループ化し優先順位を付けることができます。また、適切なサイズを決定する機能が組み込まれており、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの使用状況を検出してサイズやコストが案内されるため、移行コストを削減することができます。

Azure Migrate 独自の機能でアプリケーション全体の依存関係を視覚化

移行: 検出が完了したら、わずか数クリックで簡単にオンプレミス アプリケーションを Azure に移行できます。Azure Site Recovery (ASR) を使用すると、ダウンタイムを最小限に抑えながら、VMware で仮想化した Windows Server および Linux ワークロードを移行することができます。ASR はアプリケーション中心型の移行であるため、移行と同時にアプリケーション サーバーをシーケンス処理することができます。このような組み込み型の多層シーケンス処理は、他のクラウド プロバイダーでは実装していません。また、Azure Database Migration Service では、SQL Server および Oracle データベースをフル マネージド型の Azure SQL Database に直接移行することができます。大容量のストレージを移行する必要がある場合は、先日発表された Azure Data Box アプライアンスを使用して、Azure へのデータ移動を簡素化することもできます。

リソースとコストの最適化: Azure へのデプロイが完了した後は、無料の Azure Cost Management サービス (旧 Cloudyn) を使用して、料金の予測、追跡、最適化を容易に行うことができます。計算上では、一定条件でオンプレミスの VMware 環境を Azure に移行する場合、最大 84% も TCO を削減できます。詳しくは、VMware からの移行に関する TCO ガイド (英語) を参照してください。お客様ご自身で TCO 計算 (英語) を行うこともできます。Capstone Mining (英語) の事例では、クラウド移行により、設備投資と運用コストを 600 万ドルも削減しています。

  • VMware ワークロードを Azure サービスに統合。VMware ワークロードと併用可能な Azure サービスも多数あり、移行やデプロイを行わずとも、クラウドとオンプレミスの全体の環境を安全かつ適切に管理することができます。たとえば、Azure Backup、Azure Site Recovery (災害復旧用)、更新/構成管理、Azure Security Center、Azure Log Analytics の運用インテリジェンスなどがあります。さらに、VMware vRealize Automation コンソールを使用すると、パブリック クラウドで Azure リソースを管理することもできます。実際に、英国サマセット州議会 (英語)Russell Reynolds Associates (英語) などのお客様は Azure サービスを VMware VM と統合しています。

以下に、Azure 移行に役立つ参考資料をご紹介します。

移行だけではないサービス

多くのお客様が、ビジネスのスピードを加速するためにシステムをクラウドへ移行しています。Azure では、安全性や信頼性を確保しながら世界規模でのアプリケーション配信やスケーリングを行うことができます。同時に、マイクロソフトはクラウド上で運用するのが難しいビジネスもあるということを理解しています。低レイテンシ、規制、コンプライアンスなどの要件によっては、一部のアプリケーションをオンプレミスで実行できるハイブリッド環境が必要になります。実際のところ、VMware 仮想化スタックをクラウドで実行しても、ハイブリッド環境の要件を解決できるとは限りません。このため、接続性や仮想化機能だけでなく、クラウドとオンプレミスの環境で一貫性を確保できる幅広いハイブリッドなサービスやソリューションが必要となります。

Azure は、アプリケーション開発、管理、セキュリティ、データ、ID の一貫性を確保できる真のハイブリッド クラウド製品です。Azure Stack、Azure Backup、Azure Site Recovery、Azure Security Center、SQL Server Stretch DB、Azure Active Directory、さらには、クラウドとオンプレミスのサーバー全体の更新プログラム適用、構成、監視を行うハイブリッド管理機能など、多様なサービスを実現しています。これほど包括的なハイブリッド機能を提供しているクラウド製品は他にはありません。

マイクロソフトは、お客様のニーズや移行段階にかかわらず Azure をシンプルにご利用いただけるように、ツール、ソリューション、サービスの開発や改善に力を入れています。お客様のご意見をぜひお聞かせください。

次回もどうぞお楽しみに。

Corey Sanders

 

Comments (0)

Skip to main content