Azure Reserved VM Instances (RI) の一般提供を開始

執筆者: Takeshi Numoto (CVP, Cloud + Enterprise)

このポストは、11 月 16 日に投稿された Announcing General Availability of Azure Reserved VM Instances (RIs) の翻訳です。

 

このたび、世界中のお客様を対象に Azure Reserved VM Instances (RI) の一般提供を開始いたします。Azure RI では、1 年または 3 年契約で仮想マシンを予約することで、従量課金制に比べて最大 72% もコストを削減することができます。

Azure RI を利用すると、コストが予測できるようになるため、予算管理の精度が向上します。また、ビジネス ニーズの変化にも柔軟に対応できるようになります。他のクラウド プロバイダーとは異なり、リージョンや VM ファミリなどを簡単に変更できるだけでなく、いつでもサービスをキャンセルして払い戻しを受けることができます。

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最高のコスト効率を誇る Windows Server ワークロード向けクラウド

ソフトウェア アシュアランスに加入している Windows Server ユーザーの場合、Azure RI と Azure Hybrid Benefits を組み合わせると、従量課金制と比較して最大 82% もコストを削減でき、Windows VM 用の AWS RI と比較した場合、最大 67%* もお得です。ソフトウェア アシュアランスのお客様は、SQL Server 向け Azure Hybrid Benefit を併用することで、さらなるコスト削減が可能になります。

Azure RI と Azure Hybrid Benefit を組み合わせることで、Azure は Windows Server ワークロードのコスト効率が最も良いパブリック クラウドとなります。

秒単位の請求よりもお得な料金と無料のコスト管理ツール

Azure では、1 分未満切り捨ての秒単位での請求 (VM を 345 秒実行した場合の料金は 300 秒分) を採用しており、計算しやすい低価格を実現しています。また、VM の自動シャットダウンをスケジュールする組み込み型の使いやすいコントロール ツールが提供されており、使用していない VM はシャットダウンして節約することができます。これは、特に開発/テスト環境、ビッグ データ分析などのバッチ操作で役に立ちます。

さらに、無料の Azure Cost Management では、クラウド リソースの最適化、部署の予算の管理、コストの割り当てなどを行うことができます。今までも、リアルタイムの使用状況レポートに基づいて仮想マシンを適切なサイズで使用することが可能でしたが、今後は、以下のスクリーンショットのように、従量課金制と RI のコスト効率を視覚化し、既存の RI と他のインスタンスを使用した場合の使用状況を比較できるようになります。

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さまざまな機能、料金に合ったサービス、バースト対応の VM やアーカイブ ストレージなどの最新製品を組み合わせて、Azure は、クラウドへの移行やクラウドでのイノベーションに最適なソリューションを提供します。

詳しくは Azure の料金ページを参照してください。

*米国西部 2 リージョンで Azure Hybrid Benefit と共に Azure D8_v3 RI を 3 年契約した場合の料金と、米国西部 (オレゴン) で AWS m4.2xlarge を Standard RI で 3 年契約した場合の料金を比較。実際の削減額は、リージョン、インスタンスの種類、使用状況、ソフトウェア ライセンスのコストによって異なります。