MS クラウド ニュースまとめ – Azure VM Lシリーズ GA、他 (2017/3/22)


このポストは、3 22 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for March 22, 2017 の翻訳です。

 

この記事では、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめてご紹介します。

マイクロソフトは、今日のモバイル ファースト、クラウド ファーストの世界で企業がクラウドの文化に足を踏み入れるために必要なテクノロジとツールを提供しています。マイクロソフトの他にはないイノベーション、包括的なモバイル ソリューション、開発者ツールによって、当社のすべてのお客様のクラウド ファースト時代における真の可能性の実現を支援します。

クラウドによる迅速なイノベーションを期待されるお客様のニーズにお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。以下は、マイクロソフトの最新のリリース情報を一覧にしたものです。詳細をご覧になりたい場合は、各セクションのリンク先をご確認ください。今回の最新情報は次のとおりです。

  • Azure Virtual Machines L シリーズの一般提供
  • Operations Management Suite に関する Q3 の発表
  • Azure Traffic Manager での Geo ルーティングの一般提供
  • NIC における複数 IP の一般提供
  • マイクロソフト ハンズオン ラボのパブリック プレビュー
  • HDP 2.6 対応の最新 Azure HDInsight のパブリック プレビュー
  • DocumentDB 用 MongoDB API の一般提供
  • Office ストアでの Power BI のカスタム ビジュアル ギャラリーのパブリック プレビュー
  • Power BI Desktop の一般提供
  • Power BI サービスの一般提供
  • SQL Server v.Next (Windows/Linux/Linux ベース Docker) の CTP 1.4
  • Azure App Service の新しいトラブルシューティング UX のパブリック プレビュー
  • Azure CDN のコア分析のパブリック プレビュー
  • Azure Media Services のサービス終了
  • Microsoft Dynamics 365 Social Engagement 2017 Update 1.2 (Potassium 2)
  • PingAccess For Azure AD のパブリック プレビュー

Azure Virtual Machines L シリーズの一般提供

ストレージに最適化された新しい VM、L シリーズの一般提供を開始
ストレージ負荷が高く vCPU あたり 8 GiB のメモリを要するワークロードなど、大規模で低レイテンシのストレージ コンピューティングに最適化され、かつコスト パフォーマンスが高い Azure VM サイズを求める声が多く寄せられていました。L シリーズはこのような条件で設計されており、Cloudera、Casandra、MongoDB、Redis などの NoSQL データベースのワークロードでの使用に最適です。L シリーズは G シリーズ の VM と同等のパフォーマンスで、Azure Compute Unit (ACU) 1 時間あたりの料金が安くなります。Standard Storage と Premium Storage の両方が提供されており、ワークロードの要件に応じて Premium Storage も選択いただけます。VM のサイズは 4 コアから 32 コアで、1 コアあたり 8GiB の RAM を搭載しています。

Operations Management Suite に関する Q3 の発表

Operations Management Suite に統合されたインサイトで、アプリとインフラ間の隔たりを解消
チーム間の接続を簡素化することで、ボトルネックを解消しスピーディに連携できるようになります。基幹アプリケーションや実行プラットフォームの正常性やパフォーマンスはアプリケーション開発者と IT 運用者のどちらにとっても重要です。アプリケーションのパフォーマンス監視とサーバーやワークロードの従来の監視を統合し、Operations Management Suite で Azure Application Insights を利用できるようになりました。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) を参照してください。

先日発表されたネットワーク パフォーマンス モニターとサービス マップ ソリューションが Operations Management Suite の Azure Insight & Analytics サービスに統合され、システム ログとサービス管理機能がインタラクティブなダッシュボードで利用できるようになりました。これにより、複数チームでのインシデント処理が大幅に効率化されます。また、挙動分析と検出機能も強化され、セキュリティ インシデントに関する詳細情報を得られるようになります。今月公開されたオンデマンド Web セミナー「5 日間で IT 運用を効率化する方法 (英語)」では、これらのサービス連携を実際にご覧いただけます。

Azure Traffic Manager での Geo ルーティングの一般提供

Azure Traffic Manager で、Geo ルーティングの一般提供を発表しました。この新しいルーティング方法は、Traffic Manager のプロファイルで使用できます。今回のリリースでは、要求送信元の地理的な位置に基づいてトラフィックを特定のエンドポイントにルーティングできるようになります。このため、ユーザーの所在地に基づいたエクスペリエンスのカスタマイズが可能です。また、特定地域内のユーザーのルーティングを同一地域内のエンドポイントに限定でき、データ主権の規制にも準拠可能です。地域の範囲は、全世界、地域グループ (アジアなど)、国/地域 (スペインなど)、さらにオーストラリア、カナダ、英国、米国では州/地方 (米国カリフォルニア州など) のレベルで指定できます。ユーザーは Geo ルーティングの種類、およびそれに関連付けられるエンドポイントのプロファイルを Azure ポータルから、または Azure REST API (現在 PowerShell でサポート、今後 CLI でのサポートを予定) で作成できます。

この機能は追加料金なしでご利用いただけます。使用を開始する場合は、Geo ルーティングのページ (英語) を参照してください。

NIC における複数 IP の一般提供

NIC における複数 IP アドレスの一般提供開始を発表
1 つのネットワーク インターフェイス カード (NIC) に、2 つ以上 (最大 250 個) のプライベート IP アドレスとパブリック IP アドレスを割り当てられるようになりました。すべてのプライベート IP アドレスで、ネットワーク セキュリティ グループ (NSG) やユーザー定義ルート (UDR) などのプラットフォーム ネイティブな機能をサポートします。また、プライマリ NIC とセカンダリ NIC で負荷分散を行うこともできます。さらに 1 台の VM で、固有のパブリック IP アドレスが割り当てられたアプリケーションやサービスの複数ホストも可能です。ネットワーク仮想アプライアンス (NVA) では、複数のパブリック IP アドレスを異なる NIC に割り当てることで、アプリケーション データのトラフィックと管理トラフィックを分離できるため、NVA で NIC ごとに異なるセキュリティ ポリシーを適用したり、トラフィックの種類によって帯域幅を分けたりできます。VM のマイクロサービスでは、オーバーレイ ネットワークを構築しなくてもそれぞれが個別の IP アドレスを使用して NSG や UDR などのネイティブな機能を使用できます。

マイクロソフト ハンズオン ラボのパブリック プレビュー

マイクロソフト ハンズオン ラボ (英語) をリリースしました。これは、無料でマイクロソフトの最新クラウド テクノロジを学べるハンズオン形式のエクスペリエンスです。無料の自由学習ラボ (英語) に登録すると、スケジュールの合間に自身のペースでクラウドのスキルを磨けます。また、インストラクターによるバーチャル授業 (英語) も無料で提供しており、エキスパートによるハンズオン形式のトレーニングをライブでご利用いただけます。

HDP 2.6 対応の最新 Azure HDInsight のパブリック プレビュー

HDP 2.6 に対応した Azure HDInsight がパブリック プレビューに
Hortonworks Data Platform (HDP) の最新版となるバージョン 2.6 を、オンプレミス版のリリース前に HDInsight で継続して使用できます。これは、クラウド ファーストの取り組みに関するマイクロソフトと Hortonworks との協力により実現しました。詳細については Azure ブログの記事 (英語) を参照してください。

DocumentDB 用 MongoDB API の一般提供

Azure DocumentDB MongoDB API の一般提供を開始
DocumentDB 用 MongoDB API の一般提供を開始しました (英語)。この API では、99.99% の可用性を保証する Azure DocumentDB の SLA を継承しています。管理されたシャード コレクションがサポートされており、無制限にスケーリング可能です。また、グローバル データベースを使用すると、わずか数クリックで世界中のあらゆる Azure データセンターにデータを複製できます。詳細については、DocumentDB 用 MongoDB API の Web ページを参照するか、「DocumentDB: MongoDB 開発者向けのサービスとしてのデータベース (英語)」のビデオをご覧ください。

Office ストアでの Power BI のカスタム ビジュアル ギャラリーのパブリック プレビュー

Office ストアに新たな Power BI 関連製品が登場し、Power BI のカスタム ビジュアルをダウンロードして、Power BI サービスPower BI Desktop で使用できるようになります。この新製品は、一般ユーザーと開発者のどちらにも価値のあるものとなります。
一般ユーザーは、検索性が優れた Office ストア ポータルから、欲しいビジュアルを簡単に検索してすばやくダウンロードでき、またビジュアルの評価やレビューなども行うことができます。
Office ストアへの統合により、以下のようなさまざまな価値が追加されました。

  • カテゴリや検索機能の使いやすいナビゲーション エクスペリエンス
  • 高品質なスクリーンショットやビデオの解説が付いた各ビジュアルの詳細ページ
  • 開発者へのフィードバックやコミュニティの品質保証につながるレビューと評価

開発者は、広範な公開範囲やユーザー フィードバック (レビューや評価) を得られるようになり、ポータルで使用状況を追跡することも可能です。
開発者にとっての大きなメリットは以下のとおりです。

  • カスタム ビジュアルがストアにアクセスするユーザーの目に触れるようになり、注目度が向上
  • Office デベロッパー センターと統合され、カスタム ビジュアルの投稿や管理に加え、ストアでの人気度の追跡が可能
  • ユーザーから各ビジュアルのフィードバックを直接受けられるレビュー システム

使用を開始するには

Power BI Desktop の一般提供

多くのご要望が寄せられていた Power BI Desktop の新機能がビジネス アナリストの皆様向けにリリースされました。

  • レポートのテーマ適用 (プレビュー): テーマをインポートして、レポートを既存のテーマや企業ブランドの色にすばやく変更できます。
  • 新しいマトリックス ビジュアル (プレビュー): 階層の詳細表示、階層の展開と折りたたみ、段階式のレイアウト、セル、列、行の選択時のクロス強調表示など、多数の一般的なピボットテーブル形式の新しいマトリックス ビジュアルが利用できます。
  • 数値範囲スライサー (プレビュー): 数値範囲スライサーによるコントロールでは、スライダーで数値範囲を設定してレポートを絞り込めるようになりました。
  • データ ビジュアルとレポートの操作を改善: テキスト ボックス コントロールのフォント色を設定したり、ドーナツ グラフや円グラフで全体比を表示したり、1 つの表で複数の値の組み合わせを選択してビジュアルをクロス強調表示したりできます。
  • クラスター化の一般提供: データ内のクラスター自動検出機能のプレビュー版が一般提供となりました。
  • 新しいデータ接続: Azure Analysis Services、Azure Data Lake Store (一般提供開始)、Power BI サービス用 Amazon Redshift 接続、特定のパッケージ コレクションとの DB2 コネクタ用オプション、バイナリ ファイル結合時のサンプル ファイル指定など、データ接続に関する新規オプションの追加や、強化されたオプションの一般提供への移行を実施しました。

最新の Power BI Desktop をダウンロードして、今すぐ新機能をお試しください。今回ご紹介した新機能やその他の機能の詳細については Power BI ブログ (英語) をお読みください。

Power BI サービスの一般提供

多くのご要望が寄せられていた Power BI の新機能がエンド ユーザーおよびビジネス アナリストの皆様向けに 3 月にリリースされます。

  • FedRAMP 高レベルの認定: Azure Government の機能の 1 つである Power BI Pro が FedRAMP 高レベル ベースラインの認定を受け、Federal Information Security Management Act (FISMA) のクラウド コンピューティング製品およびサービスの評価、監視、承認の標準アプローチに準拠しました。これにより、連邦政府機関の安全なクラウド ソリューションの採用を加速させることになります。
  • ナビゲーションの改良 (プレビュー): 左側のナビゲーション ウィンドウに新たにクイック アクセス領域が追加され、現在のワークスペースのダッシュボードやレポート、ワークブック、データセットにワンクリックでアクセスできるようになりました。
  • 直接クエリをソースとするダッシュボード タイルの更新頻度を設定: 直接クエリやライブ接続をソースとするダッシュボード タイルの更新頻度を細かく設定できるようになりました。
  • 詳細なテナント設定: Power BI テナント設定の詳細な管理が可能となり、管理者がテナント内のユーザーを限定して各 Power BI 機能を有効化および無効化できるようになりました。
  • Amazon Redshift との接続: Redshift のデータに基づくレポートやダッシュボードを取得可能となり、Redshift ベースのレポートを Power BI サービスで公開できるようになりました。

powerbi.microsoft.com にサインインして、今すぐ新機能をご利用ください。今回ご紹介した新機能やその他の機能の詳細については Power BI ブログ (英語) をお読みください。

SQL Server v.Next (Windows/Linux/Linux ベース Docker) の CTP 1.4

Community Technology Preview 1.4 の提供を開始
Windows、Linux、および Linux ベース Docker 向けに SQL Server vNext Community Technology Preview (CTP) 1.4 がリリースされました。最新のプレビューには、Linux で SQL Server エージェントを使用してスケジュール設定されたジョブを実行するなど、複数の機能強化が実装されています。CTP 1.4 は、Azure VM で開発やテスト用にご利用いただけます

Azure App Service の新しいトラブルシューティング UX のパブリック プレビュー

トラブルシューティング エクスペリエンスが改良された Azure App Service をリリース
Azure App Service で、アプリケーションや App Service プラットフォームの問題を診断、解決するための新しいエクスペリエンスが実装されました。この新しい UI は、各種 Web アプリ、モバイル アプリ、API アプリで [General] タブの [Diagnose and solve problems] をクリックするとアクセスできます。

この機能では、問題の発生源 (アプリ内または App Service プラットフォームなど) を特定したり、アプリとプラットフォームの正常性を 24 時間体制で表示したりできます。また、特定された問題ごとにトラブルシューティングの推奨事項を提案する「Fix-it!」という新機能が追加されました。
詳細については、Azure App Service チームのブログ記事 (英語) を参照してください。

Azure CDN のコア分析のパブリック プレビュー

Azure CDN にレポート機能が追加され、帯域幅の使用状況、データ転送、キャッシュのヒット率などを示すメトリックを分析できるようになりました。今回のリリースでは、Operation Management Suite との統合に使用するテンプレートが提供されます。また、これらのメトリックは REST API でも利用できます。さらに、分析結果をログとしてストレージ アカウントに保存し、後の詳細分析に使用することもできます。これらの新機能は、Verizon および Akamai のどちらの Azure CDN でも使用できます。

Azure Media Services のサービス終了

Azure Media Services REST API バージョン 2011-10-01 のサービス終了
現在非推奨となっている Media Services Management REST API の旧バージョン (英語) (2011-10-01) のサポートが、2017 年 5 月 22 日をもって終了します。新規または強化された Media Services 管理エンドポイントがリリースされていますので、早急に移行をお願いいたします。詳細については、新しい Media Services ARM REST API (英語) バージョン (2015-10-01) を参照してください。Media Services アカウントをプロビジョニングする場合、新しい ARM テンプレートの参照先にはすべて最新の管理 API を指定してください。

Microsoft Dynamics 365 Social Engagement 2017 Update 1.2 (Potassium 2)

Microsoft Social Engagement Update 1.2 の一般提供開始が発表されました。Update 1.2 では Social Selling Assistant に新しい推奨の種類が追加され、また Social Engagement の履歴情報がさらに詳細になりました。今回の更新により、営業チームは、顧客、競合他社、関心の高い話題などの最新情報を把握できるようになります。また Microsoft Social Engagement プラットフォームを使用して顧客に対応しているチームでは、ソーシャル メディアのコミュニケーション履歴の詳細なコンテキストを活用できます。

Dynamics 365 の一部である Microsoft Social Engagement を活用することで、ソーシャル メディアの力をビジネスの成果向上へとつなげることができます。今回リリースされた機能の詳細については、Social Selling Assistant のブログ記事 (英語) およびトレーニング ガイドを参照してください。

PingAccess For Azure AD のパブリック プレビュー

2016 年 9 月 (英語) に、マイクロソフトと Ping Identity は共同で PingAccess for Azure Active Directory をリリースしました。このソリューションは Azure AD アプリケーション プロキシの機能を拡張するもので、シングル サインオンや、広範なオンプレミス Web アプリケーションへのリモート アクセスの保護を可能にします。3 月 24 日よりこのサービスのパブリック プレビューを開始します。詳細についてはこちらのドキュメント (英語) を参照してください。

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