Microsoft Azure Germany の一般提供を開始: 初のヨーロッパ向けクラウド サービス


執筆者: Tom Keane (General Manager, Microsoft Azure)

このポストは、9 月 21 日に投稿された Microsoft Azure Germany now available via first-of-its-kind cloud for Europe の翻訳です。

 

このたび Microsoft Cloud Germany から Microsoft Azure の一般提供が開始されました。この Microsoft Cloud Germany はヨーロッパ初のクラウド モデルで、お客様のご要望を受けて Azure チームが達成した大きな成果の 1 つです。

Microsoft Cloud Germany では、既にヨーロッパで提供されているマイクロソフトのクラウド サービスとは異なるオプションが提供され、ドイツ国内や欧州連合 (EU)、欧州自由貿易連合 (EFTA) 圏内の規制の厳しい業界のパートナー様やお客様にとってイノベーションの推進やビジネス拡大の新たなチャンスとなります。

お客様のデータは、マクデブルクとフランクフルトに新たに設置されたデータ センターに格納され、ドイツのデータ トラスティである T-Systems International (Deutsche Telekom のグループ会社) の管理下に置かれます。この 2 か所のデータセンターで提供する商用クラウド サービスはドイツのデータ取り扱いに関する規制に準拠しているため、データを取り扱う方法や場所の選択肢が大きく広がります。

ドイツでの提供開始により、マイクロソフトが公表している世界の Azure リージョンは 34 となり、そのうちの 30 のリージョンで Azure の一般提供が開始されたことになります。これは、他のどの主要クラウド プロバイダーよりも多い数です。マイクロソフトは、この世界規模のクラウドをお客様に安心してご利用いただけるようにするために数十億ドルもの投資を行い、高い安全性、拡張性、可用性、持続可能性を備えたクラウド インフラストラクチャを支えています。

セキュリティ、プライバシー保護、コンプライアンス、透明性に関するマイクロソフトの「信頼できるクラウド (英語)」の方針に基づき、Microsoft Cloud Germany では、通信中のデータも格納済みのデータもドイツ国内に存在するようにし、ドイツ国内のデータセンター間でデータの複製を行うことでビジネスの継続性を確保しています。Azure Germany では、お客様が現在利用しているサービスを介しお客様の条件に沿ってクラウドに移行できるように、以下のような包括的なクラウド コンピューティング ソリューションを提供します。

  • SAP HANA を Azure の運用環境で実行できるようになったため、SAP エンタープライズ アプリケーションを利用している自動車、医療、建設業界のお客様は、インフラストラクチャ管理の簡素化、製品化までの期間短縮、さらにコスト削減が可能になります。特に、最高機密データの保存と処理を行えるという点は、パートナー様やお客様にとって大きなメリットとなります。
  • Azure IoT Suite では世界規模の IoT に対応しながらデータをドイツ国内で保持できるため、ドイツの堅調な工業部門や製造部門を持つ企業のお客様は、これを活用することで最新のクラウド サービスや IoT ソリューションを導入することができます。デバイスやアセットとの接続をすばやく確立できるため、有用なインテリジェンスを発掘してビジネスを大幅に刷新することが可能です。
  • Industry 4.0 互換の OPC Unified Architecture を Azure IoT Suite に統合することで、お客様やパートナー様はファイアウォール設定などのマシン設定やインフラストラクチャをまったく変更することなく、既存のマシンを Azure に接続できます。これにより、テレメトリ データをクラウドに送信して分析に利用したり、クラウドからマシンにコマンドを送信して世界中のあらゆる場所から制御したりといったことが可能になります。
  • マイクロソフトの中でも特に Azure は、オープン ソース プロジェクトへの貢献を拡大し続けており、プログラミング モデル、ライブラリ、Linux ディストリビューションなど多数のオープン ソース プロジェクトを支援しています。新興企業、独立系ソフトウェア ベンダー、パートナーの皆様は、Linux 環境、Web/LAMP 環境、電子商取引 PaaS ソリューションなどを提供する堅牢なオープン ソースのパートナー エコシステムを活用しています。
  • さらに、最近マイクロソフトが OPC Foundation の GitHub に提供したオープン ソースの .NET Standard 参照スタックとサンプル アプリケーションを利用すると、クロス プラットフォームの OPC UA アプリケーションを迅速に作成できると共に、保守費用も削減できます。この OPC UA アプリケーションでは、.NET、.NET Standard、Java、ANSI-C で利用可能な OPC Publisher のサンプルを介してクラウドに簡単に接続できます。
  • Azure ExpressRoute を利用すると、ドイツ国内のクラウドにプライベート接続できます。従来のインターネット接続と比べて信頼性が高く、通信速度のスピードアップ、レイテンシの低減、パフォーマンスの予測性アップが実現されてます。サービスは、Colt Telekom、e-Shelter、Equinix、Interxion、T-Systems International などの多数の大手ネットワーク サービス プロバイダーとのパートナーシップにより提供されます。

Microsoft Cloud Germany は、ドイツ国内やヨーロッパ全体でマイクロソフトのクラウド サービスへの需要が拡大していることを受けて誕生しました。EU や EFTA 圏内のお客様はこれまでと変わらずマイクロソフトのクラウド オプションをご利用いただけるほか、追加オプションが必要な場合はドイツ国内のデータセンターから提供されるサービスもご利用いただけます。

Microsoft Cloud Germany の詳細については、Microsoft News Centre Europe サイト (英語)、および Azure Germany 製品ページをご確認ください。

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