Microsoft AppSource で SaaS ビジネス アプリの利用範囲を拡大

執筆者: Satish Thomas (Group Program Manager, Microsoft AppSource)

このポストは、7 月 19 日に投稿された Increase the reach of your SaaS business apps with Microsoft AppSource の翻訳です。

 

先日開催された 2016 Microsoft Worldwide Partner Conference (WPC、英語) では、複数のパートナー様に Microsoft AppSource についてお話しする機会がありました。このサービスは、ビジネス ユーザーの皆様がマイクロソフトおよびパートナー様が提供する基幹業務 SaaS アプリを検索、試用、入手できる新たな場です。また、Dynamics CRM や Power BI、Office といったマイクロソフト製ビジネス アプリ向けのコンテンツ パックやアドインも公開されます。ISV やパートナー様は、AppSource を利用することで、AppSource Web サイトから、また、ユーザーが使用するマイクロソフト サービスのコンテキスト内から、ユーザーに対してスムーズに対応することができるようになります。

次のビデオは、ビジネス ユーザーの皆様が役割や業界に合ったアプリを見つけるのに AppSource がどれだけ便利であるかを簡単にまとめたものです。ぜひご覧ください。また、こちらの記事 (英語) では、最新の企業向けインテリジェント ビジネス アプリに関する AppSource とマイクロソフトの総合的な戦略の詳細について紹介しています。

アプリの条件

マイクロソフトが特に重要と考えているのが、エンド ユーザーが AppSource でアプリを検索したり試用したりする際のエクスペリエンスの質です。そこで、一貫したエクスペリエンスを保証するために、マイクロソフトでは AppSource に掲載するすべてのアプリに対して検証プロセスを実施しています。AppSource に SaaS ビジネス アプリを掲載するには、基本条件として次のようなものがあります。

  • アプリの認証: Azure Active Directory のフェデレーションされたシングル サインオンに対応している必要があります。詳細については Azure Active Directory の開発者ガイドを参照してください。
  • ビジネス エンド ユーザー向けの基幹業務 SaaS アプリである必要があります。
  • 試用版の提供: お客様が一定期間無料でアプリを使用できる必要があります。
  • SLA: 99.9% を超える可用性が SLA で保証されている必要があります。

詳細については、アプリの条件 (英語) を参照してください。

なお、Dynamics CRM、Power BI、Office などのマイクロソフト製ビジネス アプリ上に構築されているアドインやアプリについては、関連するマイクロソフト製品の認定基準が適用されます。

アプリの提出

AppSource のリストに掲載する手順は簡単です。お客様のアプリが AppSource のリストへの掲載条件を満たしていることを確認したら、AppSource Web サイトからアプリを提出 (英語) してください。Microsoft AppSource チームが評価を行います。マイクロソフトが提出されたすべてのアプリに対してレビューと評価を行い、2 ~ 4 営業日以内に結果をご連絡差し上げます。評価に合格した場合は、公開プロセスをご案内します。詳細については、AppSource Web サイトの「アプリをリストに追加する (英語)」セクションを参照してください。

マイクロソフトでは AppSource を提供できることをたいへん嬉しく思っています。また、皆様のフィードバックをもとにサービスを随時改良し、パートナー様とビジネス ユーザーのいずれもが新たなシナリオに対応できるようにすること、そして AppSource エコシステムを迅速に拡張することを進めてまいります。

@SatishThomas