Windows Server 2016: Current Branch for Business の新しいサービス オプション


執筆者: Microsoft Windows Server Team

このポストは、7 月 12 日に投稿された Windows Server 2016 new Current Branch for Business servicing option の翻訳です。

 

マイクロソフトは、今秋に開催される Ignite (英語) カンファレンスで、Windows Server 2016 の正式リリースを発表いたします。アトランタの会場でこの興奮を皆様と共有できることを楽しみにしています。 Windows Server 2016 はクラウド対応のオペレーティング システムで、アプリケーションやインフラストラクチャに新たなセキュリティ レイヤーと Azure から着想を得た最新機能を提供し、お客様のビジネスを支援します。これらの新機能 (英語) が提供するメリットは以下のとおりです。

  • オペレーティング システムに組み込まれている多層的な保護により、安全性を向上し、ビジネス上のリスクを軽減
  • データセンターの進化と、Microsoft Azure から着想を得たソフトウェア定義のデータセンター テクノロジにより、コストの削減と柔軟性の向上を実現
  • 現在実行されているアプリケーションと将来のクラウド ネイティブなアプリケーションの両方に最適化されたアプリケーション プラットフォームにより、イノベーションが加速

Technical Preview 5 (英語) は正式リリース前の最後のプレビューであり、すべての機能が搭載されています。こちらからダウンロードすると Windows Server 2016 のすべての新機能をお試しいただけます。Windows Server 2016 のデプロイや管理、セキュリティ確保には、今後リリースが予定されている System Center 2016 (英語) をご利用ください。

Windows Server 2016 には主に次の 3 つのエディションがあります。

  • Datacenter: 今後も無制限の仮想化を必要とする企業向けのエディションで、Shielded Virtual Machines やソフトウェア定義ストレージ、ソフトウェア定義ネットワークなどの強力な新機能を提供します。
  • Standard: 限定的な範囲での仮想化と堅牢な汎用サーバー オペレーティング システムを必要とする企業向けのエディションです。
  • Essentials: ユーザー数が 50 以下の小規模な企業向けのエディションです。

これらのエディションは、2016 年 10 月から販売が開始されます。各エディションの詳細と料金については、こちらのページ (英語) を参照してください。

また、Standard エディションと Datacenter エディションには、下記の 3 種類のインストール オプションがあります。

  • Server with Desktop Experience: 旧称は Server with a GUI で、ローカル UI が必要なアプリやリモート デスクトップ サービス ホストに最適なユーザー エクスペリエンスを提供します。このオプションには Windows クライアントの完全なシェルとエクスペリエンスが含まれていて、Windows 10 Anniversary エディションの Long Term Servicing Branch (LTSB) との整合性が確保されています。また、サーバー用 Microsoft 管理コンソール (MMC) およびサーバー マネージャー ツールをローカルで使用できます。
  • Server Core: サーバーのクライアント UI が付属しておらず、軽量なインストールで大半のロールと機能を実行できます。また、リモートから使用可能な MMC やサーバー マネージャーが含まれていませんが、タスク マネージャーなどの一部のローカル グラフィック ツール、およびローカルとリモートでの管理に使用可能な PowerShell が含まれています。
  • Nano Server: コンテナーやマイクロサービスを基盤とする「クラウド ネイティブ」なアプリケーションを実行する軽量オペレーティング システムに最適です。このオペレーティング システムはフットプリントが非常に小さい OS で敏捷性とコスト効率に優れたデータセンターを運用する場合にも使用できます。このサーバー オペレーティング システムには GUI が含まれていないため、Core PowerShell や Web ベースのサーバー管理ツール (SMT) を使用してリモートから管理するか、または MMC などの既存のリモート管理ツールを使用します。

Windows Server 2016 のサービス ガイドラインを発表

Windows Server の以前のリリースでは “5+5” モデルのサービスが提供されています。これは、5 年間のメインストリーム サポートと 5 年間の延長サポートが提供されるという意味です。このモデルは Windows Server 2016 にも引き継がれ、Server with Desktop Experience または Server Core のインストール オプションを利用して Windows Server 2016 をフル インストールしたお客様は、このサービス エクスペリエンス (Long Term Servicing Branch (LTSB) とも呼ばれます) を引き続き利用できます。

Nano Server のインストールを選択したお客様は、Windows 10 のエクスペリエンスと同様のアクティブなサービス モデルを選択できます。この定期的なリリースは Current Branch for Business (CBB) と呼ばれています。このアプローチは、”クラウド ペース″ の短期間の開発ライフサイクルに対応した、迅速にイノベーションを行いたいと考えるお客様をサポートするものです。このサービス モデルでは新機能が継続的に提供されるため、Nano Server を運用環境にデプロイして運用するためには、ソフトウェア アシュアランスを併せてご契約いただく必要があります。

インストール オプション LTSB サービス モデル CBB サービス モデル
Server with Desktop Experience ×
Server Core ×
Nano Server ×

 

マイクロソフトでは、Nano Server の機能更新を 1 年に 2 ~ 3 回行うことを目指しています。このモデルは Windows クライアントのサービス モデルと類似していますが、異なる点もあります。お客様に最新の価値あるテクノロジをすばやくお届けするという目標は同じですが、サーバー運用環境には独自の要件があります。

たとえば、新バージョンがリリースされて更新が必要になった場合でも、サーバーが新バージョンに自動更新されることはなく、管理者が任意のタイミングで手動でインストールを行うことになります。Nano Server は比較的頻繁に更新されますが、ユーザーが過去に遡って使用できる Nano Server CBB リリースのバージョンは 2 つまでに制限されています。同時にサービスを提供できる CBB リリースは 2 つまでなので、3 つ目の Nano Server リリースを導入すると、サービスが終了した 1 つ目を削除する必要があります。同じように 4 つ目を導入すると 2 つ目を削除する必要があり、その後も同様です。

Windows Server 2016 は今日のビジネスや企業に適しており、また、クラウド コンピューティングへの移行準備が整い次第、必要な最新技術が提供されます。Windows Server 2016 ではお客様自身の意思で選択することができるため、クラウドへの移行を進める足掛かりとして最適です。Ignite では、多くの皆様の前でリリース発表ができることを楽しみにしています。またいつものお願いではありますが、Windows Server の今後の開発のために皆様のご意見やご提案をいただけますと幸いです。

 

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