MS クラウド ニュースまとめ – Windows Server 2016 リリース関連情報、Enterprise Mobility + Security E5 一般提供開始、他 (2016/07/12)

このポストは、7 月 12 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for July 12, 2016 の翻訳です。

 

この記事では、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめてご紹介します。

マイクロソフトは、今日のモバイル ファースト、クラウド ファーストの世界で、企業がクラウドの文化に足を踏み入れるために必要なテクノロジとツールを提供しています。当社の他にはないイノベーション、包括的なモバイル ソリューション、開発者ツールによって、マイクロソフトのすべてのお客様のクラウド ファースト時代における真の可能性の実現を支援します。

クラウドによる迅速なイノベーションを期待されるお客様のニーズにお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。以下は、マイクロソフトの最新のリリース情報を一覧にしたものです。詳細をご覧になりたい場合は、各セクションのリンク先をご確認ください。今回の最新情報は次のとおりです。

  • ビジネス アプリ用 SaaS マーケットプレースのパブリック プレビュー
  • Dynamics AX Update 1 をリリース
  • Microsoft Azure Information Protection のパブリック プレビュー
  • Enterprise Mobility + Security E5 の一般提供を開始
  • Windows Server 2016 のスケジュール、エディション、サービス モデル
  • Azure SQL Data Warehouse (クラウド MPP) の一般提供を開始
  • Cortana Intelligence with Bing Predicts のパブリック プレビュー
  • Power BI Embedded の一般提供を開始
  • Cognitive Services の Bing Search、Autosuggest、Spell Check API の一般提供を開始
  • SQL Server Stretch Database
  • 米国政府機関向けに DISA Level 4 PA および ITAR に準拠
  • 米国西部 2 および米国中西部リージョンの一般提供を開始
  • Power BI の Publish to Web の一般提供を開始
  • Azure SQL Database Security の Always Encrypted の一般提供を開始
  • SQL Server 2014 Service Pack 2 の一般提供を開始
  • SQL Server Migration Assistant for Datazen のパブリック プレビュー

 

ビジネス アプリ用 SaaS マーケットプレースのパブリック プレビュー

AppSource では、ビジネス ユーザーがビジネス クリティカルな SaaS アプリを簡単に見つけて評価することができます。SaaS アプリは、お客様の業界や基幹業務 (LoB) の役割に固有のもので、Microsoft Dynamics、Office、Cortana Intelligence、Azure プラットフォームを基盤としてパートナーが開発しています。AppSource では、Dynamics CRM、Power BI、Office といったマイクロソフトが提供するビジネス アプリのコンテンツ パック、アドイン、その他のコンポーネントも入手できます。詳細については、AppSource のサイトをご覧ください。

 

Dynamics AX Update 1 をリリース

マイクロソフトは 2016 年 3 月に最新のクラウド ERP ソリューションである Microsoft Dynamics AX をリリースしました。それ以来、市場での売れ行きは非常に好調で、AccuWeather、Renault Sport F1 チーム、Hagler Systems、Priva、Husqvarna をはじめとする世界中のお客様がこの新サービスにサインアップしています。マイクロソフトは、クラウドのスピードで最新機能を提供することをお約束しており、今回この ERP クラウド サービスの最初のアップデートの一般提供を開始したことを発表いたします。今回の更新では、財務、サプライ チェーン、コンプライアンスなど、すべての分野に 100 以上の新機能が追加されました。このアップデートの提供は既に開始されています。詳細については、こちらのページをご覧ください。

 

Microsoft Azure Information Protection のパブリック プレビュー

いまや、組織が独自の境界内でデータを運用することはなくなりました。データはかつてないほど多くのユーザー、デバイス、アプリ、サービス間で移動するようになっています。境界やユーザー、デバイスを保護したとしても、企業の境界外に送信されたとたん、データの保護が保証されることはありません。どのタイプのデータを保護すべきかを把握するのすら難しい場合もあります。

Microsoft Azure Information Protection を使用すれば、データの作成時や変更時にデータを分類し、ラベルを付けることができます。そして、保護が必要なデータに保護を適用することも可能です。分類ラベルと保護はデータ内に埋め込まれるため、保存場所や共有先 (内部や外部のスタッフ)の種類にかかわらず、常にデータが保護されるようになります。シンプルかつ直観的に制御できるので、ユーザーの通常業務が妨げられることはありません。また、共有データに対する詳細な可視性と制御性が得られます。

Azure Information Protection は現在、パブリック プレビューとして提供されています。

詳細については以下の参照先をご覧ください。

 

Enterprise Mobility + Security E5 の一般提供を開始

生産性を確保すること、そして共同作業環境や企業データの安全性を確保することは、企業がデジタル化の変革を進めるうえできわめて重要です。マイクロソフトは、昨年および RSA 2016 でも発表したように、デジタル化の変革を進めるにあたって安全性を確保するためのさまざまな取り組みを行っています。

このような広範な取り組みの一環として誕生した Microsoft Enterprise Mobility Suite (EMS、英語) は、ユーザー、デバイス、アプリ、サービスのセキュリティを確保する革新的なソリューションです。EMS はこの 2 年間で市場をリードする製品へと成長し、27,000 以上の企業ユーザー、Fortune 500 企業の 3 分の 1 以上にご利用いただくまでになりました。

お客様による導入が進むのにあわせてマイクロソフトのサービスも進化してきました。この 1 年間だけでも、ユーザー、デバイス、アプリ、サービスのセキュリティを確保するために、以下のようなさまざまな製品や機能がリリースされています。

このような革新的で包括的なセキュリティへのアプローチを考慮して、Enterprise Mobility Suite (EMS) の名称をその価値をより反映した「Microsoft Enterprise Mobility + Security (EMS) 」に変更することとなりました。また、EMS E5 という新しい上位プランなど、EMS の購入方法に関する変更も発表しました。これらの変更は、本日同時に発表された新製品 Secure Productive Enterprise と同じく、2016 年下半期にリリースされる予定です。

今回の変更点をまとめると以下のとおりです。

  • 名称が「 Enterprise Mobility Suite 」から「 Enterprise Mobility + Security 」に変更

  • 名称が「Enterprise Mobility Suite」から「Enterprise Mobility + Security (E3)」に変更されます。既存の EMS ユーザー様にはこの変更による影響はありません。

    • 2016 年下半期に、上位プラン「Enterprise Mobility + Security (E5)」の一般提供が開始される予定です。
  • Azure Active Directory Premium

  • 名称が「Azure AD Premium」から「Azure AD Premium (P1)」に変更されます。既存のユーザー様にはこの変更による影響はありません。

    • 2016 年下半期に、Azure AD Premium (P1) の全機能、および新しい Identity Protection と Privileged Identity Management の機能が含まれる Azure AD Premium (P2) の一般提供が開始される予定です。
  • 名称が「 Azure Rights Management + Secure Islands 」から「 Azure Information Protection 」に変更

  • 名称が現在の「Azure Rights Management Premium」から「Azure Information Protection Premium (P1)」に変更され、2016 年下半期に一般提供が開始されます。既存の Azure RMS ユーザー様にはこの変更による影響はありません。

    • (P2) プランでは、手動での分類やラベル付け、および (P1) で使用可能なすべての機能に加えて自動分類を使用できます。

Enterprise Mobility + Security スイートの詳細については、こちらのブログ記事をご確認ください。また、WPC のセッション CE221、CE222、CE223 の内容をオンデマンド (英語) でご覧いただけます。

Windows Server 2016 のスケジュール、エディション、サービス モデル

Windows Server 2016 のリリースと Current Branch for Business の新しいサービス オプション

今秋に開催される Ignite (英語) カンファレンスで、Windows Server 2016 の正式リリースを発表いたします。アトランタの会場でこの興奮を皆様と共有したいと思います! Windows Server 2016 はクラウド対応のオペレーティング システムで、アプリケーションやインフラストラクチャに新たなセキュリティ レイヤーと Azure から着想を得た最新機能を提供し、お客様のビジネスを支援します。

Windows Server 2016 には Datacenter、Standard、Essentials という 3 種類のエディションがあります。これらのエディションは、2016 年 10 月より価格表に記載され購入できるようになります。Windows Server 2016 の価格の詳細については、こちらのページをご確認ください。また、Standard および Datacenter エディションには、Server with Desktop Experience、Server Core、Nano Server という 3 種類のインストール オプションがあります。Nano Server のインストール オプションでは、コンテナーやマイクロサービスを利用した “クラウド ネイティブ” なアプリケーションを実行する場合に最適な軽量のオペレーティング システムがインストールされます。このオペレーティング システムは、非常に小さな OS のフットプリントで敏捷性とコスト効率に優れたデータセンターを運用する場合にも使用できます。

Windows Server 2016 のサービス ガイドラインを発表

Windows Server の以前のリリースは、いずれも “5+5” モデルのサービスが提供されています。これは、5 年間のメインストリーム サポートと 5 年間の延長サポートが提供されるという意味です。このモデルは Windows Server 2016 にも引き継がれ、Server with Desktop Experience または Server Core のインストール オプションを利用して Windows Server 2016 をフル インストールしたお客様は、このサービス エクスペリエンスを引き続き利用できます。Nano Server のインストールを選択したお客様は、Windows 10 のエクスペリエンスと同様のアクティブなサービス モデルを選択できます。この定期的なリリースは Current Branch for Business (CBB) と呼ばれています。このアプローチは、“クラウド ペース” の短期間の開発ライフサイクルに対応した、迅速にイノベーションを行いたいと考えるお客様をサポートするものです。このサービス モデルでは新機能が継続的に提供されるため、Nano Server を運用環境にデプロイして運用するためにはアクティブなソフトウェア アシュアランス契約が併せて必要になります。

詳細については、こちらのブログ記事 (英語) および Windows Server 2016 のページをご覧ください。

Azure SQL Data Warehouse (クラウド MPP) の一般提供を開始

このたび、Azure SQL Data Warehouse の一般提供が開始されました。Azure SQL Data Warehouse は、データ ウェアハウスにクラウドの真の柔軟性をもたらす唯一のクラウド サービスです。実証済みの SQL Server テクノロジによって構築され、ツールが統合されている SQL Data Warehouse は、構造化および非構造化、オンプレミスおよびクラウドのすべてのデータを処理できる信頼性の高い SQL ベースのビューです。SQL Data Warehouse は非常に高速なプロビジョニングおよびスケーリング エクスペリエンスを実現します。また、予算をより自由に使用し、データの保護を強化できるほか、複数の Hadoop クラスターに対して統合クエリを実行してビッグ データからインサイトを引き出したり、あらゆるデータ パイプラインからインサイトを短時間で簡単に入手したりすることが可能です。

SQL Data Warehouse の特徴はコンピューティングとストレージを切り離している点です。これにより、環境を自由にスケーリングして適切なサイズを確保できると共に、ストレージとコンピューティングを必要に応じて使用した分だけ料金を支払えば済みます。SQL Data Warehouse の一般提供開始に伴い、高負荷の分析ワークロード向けの高性能なコンピューティング オプション (DWU 3000 および DWU 6000) も新たに導入されます。SQL Data Warehouse の詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

Cortana Intelligence with Bing Predicts のパブリック プレビュー

マイクロソフトは、お客様がよりインテリジェントで高度な分析ソリューションを構築できるように支援する新しいプログラムを発表 (英語) しました。Cortana Intelligence with Bing Predicts は、マイクロソフト固有の専有データ (Bing、IE、Web、Windows など) を利用して、お客様が構築した Cortana Intelligence Suite ソリューションを拡充、強化し、ビジネス上のさまざまな問題に対して正確な結果を入手できるようにするカスタムのサービス プログラムです。

Power BI Embedded の一般提供を開始

Microsoft Power BI Embedded は、アプリ内のデータを有効活用するためのサービスです。ISV や開発者は、Power BI Embedded を利用して、顧客向けアプリに魅力的で完全にインタラクティブなレポートを埋め込むことができます。現在、このサービスは世界中の 9 か所のデータセンターでサービス レベル アグリーメント (SLA) と共に提供されています。高度なフィルタリングを行うための行レベルのセキュリティなどの新機能が追加されたほか、Power BI Embedded の料金モデルも更新されて簡略化されました。

Cognitive Services の Bing Search、Autosuggest、Spell Check API の一般提供を開始

2016 7 1 日に Microsoft Cognitive Services Bing Spell Check Bing Autosuggest Bing Search API の一般提供を開始 Microsoft Cognitive Services は、マイクロソフトが何十年にもわたる研究を重ねて開発した高度な視覚、音声、言語、ナレッジ、検索テクノロジを開発者が利用して、インテリジェントなアプリを開発できるようにする API をまとめたサービスです。

7 1 日に、以下の Bing API の一般提供を開始 Bing Autosuggest API: アプリや Web サイトにインテリジェントな先行入力機能を追加して、ユーザーがより迅速にクエリを実行できるようにします。オートコンプリートの検索候補が表示されるため、ユーザーがすべてを入力する手間が省け、生産性が向上します。

Bing Spell Check API: 人名、ブランド名、スラングを区別して修正候補を提示するほか、ユーザーが入力中にスペル ミスを修正したり、同音異義語を確認したりできます。

Bing Search API: アプリや Web ページなどのエクスペリエンスを効率的かつ魅力的なものにします。Bing Search API には以下の API が含まれます。

  • Bing Web Search API: 膨大な量の Web ドキュメントの検索結果を強化します。
  • Bing Image Search API: Web から画像を検索します。検索結果には、サムネイル、画像の完全な URL、発行元 Web サイトの情報、画像のメタデータなどが含まれます。
  • Bing Video Search API: Web から動画を検索します。検索結果には、作成者、エンコード形式、動画の長さ、再生回数などの有用なメタデータが含まれます。
  • Bing News Search API: ニュース記事を検索します。検索結果には、ニュース記事内の信頼できる提供元からの画像、関連するニュースとカテゴリ、提供元の情報、記事の URL、追加された日付などが含まれます。

各 Bing API はスタンドアロン サービスとして提供され、一般提供開始時の料金は 2016 年 7 月 1 日より適用されています。

SQL Server Stretch Database

6 月 27 日より、SQL Server Stretch Database の一般提供が開始されました。Stretch Database を利用すると、Microsoft SQL Server 2016 のウォーム トランザクション データとコールド トランザクション データを Azure に動的に拡張できます。通常のコールド データ ストレージとは異なり、データは常にいつでも使用できる状態にあります。Stretch Database では、通常のエンタープライズ ストレージよりも低コストでデータを長期間保持できます。データへのアクセス頻度に応じて、お客様が適切なサービス レベルを選択し、後から必要に応じてスケールアップまたはスケールダウンできます。Stretch Database を利用する場合に、アプリケーションに変更を加える必要はありません。また、Stretch Database と共に新しい Always Encrypted テクノロジを利用することも可能です。Always Encrypted を利用すると、保管中のデータと転送中のデータを保護できるため、より安全かつ安心な方法でデータを拡張できます。

詳細および利用開始方法については、Azure.Microsoft.com の SQL Server Stretch Database のサービス ページをご覧ください。

米国政府機関向けに DISA Level 4 PA および ITAR に準拠

Azure Government Cloud が新たに DoD Impact Level 4 Provisional Authorization ITAR FedRAMP High に準拠

Microsoft Azure Government は、米国の連邦政府、国防総省 (DoD)、州政府、地方自治体の要件に欠かせないさまざまなプラットフォーム レベルのコンプライアンス基準を満たしています。米国政府機関に固有のコンプライアンス要件への対応に向けた継続的な取り組みにより、お客様やパートナー様はミッション クリティカルなワークロードをクラウドに移行することができます。

最も信頼性の高いクラウド サービスを提供するための取り組みをさらに推し進めるために、今回 Azure に政府機関のお客様やパートナー様をサポートする次の 3 つの主要なコンプライアンスが追加されました。

  • Defense Information Systems Agency (DISA) Information Impact Level 4 DoD Provisional Authorization: この Provisional Authorization により、今後は米国国防総省 (DoD) のすべてのお客様とミッション パートナー様が Azure Government を利用して、管理された非機密情報を扱うことができるようになります。非機密情報とは、不正な開示に対する保護を必要とする非機密データ、またはその他のミッション クリティカルなデータを指します。たとえば、輸出規制対象のデータやプライバシー情報、保護された医療情報、For Official Use Only や Law Enforcement Sensitive、Sensitive Security Information と指定されたその他のデータなどがこれに該当します。DoD の Authorizing Official (運用認可責任者) は、Azure クラウドを使用するミッション オーナー システムの認可を判断する場合の根拠として、この Provisional Authorization を有効活用できます。
  • International Traffic in Arms Regulations (ITAR): 今回の発表を受けて、今後は International Traffic in Arms Regulations の規制に準拠したデータを保存および処理するお客様とパートナー様が Azure Government を利用して、これらのデータ要件に対応できるようになります。Azure Government は、ITAR が規定する厳格な保存場所および人員の要件を満たすために、アクセス許可を米国市民のみに、データの保存場所を米国国内のみに制限しています。ITAR への準拠を希望する場合には EA の修正条項が必要になります。詳細については、担当者までお問い合わせください。

政府機関のコンプライアンス基準に準拠したレコード管理の大手企業である Gimmal のバイス プレジデント Art Bellis 氏は、このニュースの意義について次のように述べています。

「Azure Government が ITAR および DISA Impact Level 4 Provisional Authorization に準拠したことは、当社のようなクラウド ソリューション プロバイダーが連邦政府や軍需産業基盤のお客様の要件に対応するうえで非常に役立ちます。承認済みの IaaS/PaaS プラットフォームが提供されることにより、当社は DOD5015.2 準拠の「サービスとしてのレコード (RaaS)」をクラウドで迅速に提供することができます。今回の発表もまた、政府機関向けの信頼性の高いクラウド サービスを構築するというマイクロソフトの取り組みを実証するものです」。

  • FedRAMP High Provisional Authorization: 3 月に FedRAMP High Pilot が成功 (英語) したことを受けて、今後は連邦政府のお客様が Azure Government を利用して、高い影響レベルのデータ、つまり、万一漏えいした場合、または適切に保護されなかった場合、組織の運営や資産、あるいは個人に重大な影響が及ぶ可能性のあるデータを安全に処理できるようになります。

米国一般調達局の FedRAMP プログラム管理オフィスのディレクターである Matt Goodrich 氏は、このニュースの意義について次のように述べています。

「FedRAMP の High Security Baseline の策定は、政府の各機関が高い影響レベルのデータをクラウドに移行するうえで欠かせないものです。Microsoft Azure Government が FedRAMP JAB からの Provisional Authority to Operate (P-ATO) 認定を受けたことは、マイクロソフトに政府の厳しいセキュリティ要件を満たす能力があることの証明です」。

上記のコンプライアンス基準への準拠や、以前に発表した DISA Impact Level 5 に対応するための DoD 専用の Azure Government リージョンを提供するための取り組み (英語)DoD による組織の刷新とセキュリティ確保を支援するマイクロソフトの役割は、いずれも長期的かつ強力なパートナーシップに対するお約束を実証するものです。インスコープ サービスを含む詳細については、Microsoft トラスト センターをご覧ください。

今日の市場で最も幅広い認定を受けたソリューションをデプロイしたいと考えている米国国防総省および ITAR のお客様やパートナー様を新たにサポートできたことを嬉しく思います。お客様やミッション パートナー様が利用を開始する場合は、Azure Government の無料評価版 (英語) をご利用いただけます。

 

米国西部 2 および米国中西部リージョンの一般提供を開始

米国の 2 か所の新しい Azure データセンター リージョンの一般提供開始を発表

マイクロソフトは、米国西部 2 および米国中西部という 2 か所の新しい Azure データセンター リージョンの一般提供開始を発表いたします。この 2 か所のリージョンは、米国内外のお客様に提供され、信頼性に優れたマイクロソフトのクラウド サービス (英語) と同様に業界トップ レベルのセキュリティ、プライバシー、制御性、コンプライアンス、透明性が提供されます。これには、ビジネス継続性を確保するための米国内の複数のリージョンへのデータのレプリケーションが含まれます。今回の新しいリージョンの発表をもって、マイクロソフトは世界各地に 34 の Azure リージョンを配置し、そのうち 26 のリージョンが一般提供されたことになります。これは、他のどの主要クラウド プロバイダーよりも多い数字です。

データの保存場所に関するお客様の要件や希望に対応するために、マイクロソフトは Azure の提供地域の拡大に優先的に取り組んでいます。新しいリージョンのお客様は今後、コスト面のメリットを得ることができます。詳細については、リージョンおよび料金ページをご覧ください。

Power BI の Publish to Web の一般提供を開始

Power BI の Publish to Web の一般提供が開始されました。Power BI Free および Power BI Pro を既にご利用のお客様は、追加料金なしでこの機能を使用できます。オンラインでのストーリーテリング方法は変化しました。その一因は、常に拡大を続けるデータの量、ソース、可用性にあります。データからインサイトを簡単に引き出し、そのデータを自社の見解を裏付ける視覚的な情報へとすばやく変換して、その視覚的情報をターゲットとなるお客様とオンラインですぐに共有することが重要です。Microsoft Power BI の Publish to Web 機能を使用すると、コードを記述することなく、クリック操作だけで工夫を凝らしたインタラクティブな視覚データを簡単に作成し、一般向け Web サイトで公開しているストーリーを魅力的なものにすることができます。

Microsoft Power BI の Publish to Web 機能では、数回のクリックであらゆるデータ ソースからストーリーを構築し、説得力のあるインタラクティブな視覚データを作成して、オンラインで公開したり、ドキュメントに埋め込んだりすることができます。NGO や NPO、報道機関、スポーツおよびエンターテインメント企業、中央政府や地方自治体、教育機関、公企業のお客様が既に Power BI の Publish to Web 機能を使用して、一般向けサイトでデータに基づいた説得力のあるストーリーテリングを展開しています。詳細については、Power BI ブログをご覧ください。

Azure SQL Database Security の Always Encrypted の一般提供を開始

Azure SQL Database Always Encrypted の一般提供を開始

7 月 11 日に、Azure SQL Database で Always Encrypted の一般提供が開始されました。Always Encrypted は、Microsoft SQL Server のデータベースや SQL Database に格納されたクレジット カード番号や身分登録番号 (米国の社会保障番号など) といった機密データを保護するための機能です。Always Encrypted を使用すると、クライアント アプリケーション内の機密データを暗号化することができます。このとき、データベースには暗号化キーが提供されません。結果として、Always Encrypted ではデータの所有者 (閲覧できるユーザー) とデータの管理者 (アクセス許可は付与しないユーザー) を区別できます。

Always Encrypted の一般提供開始の詳細については、先日のブログ記事 (英語) をご確認ください。SQL Database では、他にも多数のセキュリティ機能が提供されています。これらの機能の利用を開始するには、接続、認証、承認、暗号化、監査、コンプライアンスの各分野における SQL Database の保護に関する概要記事をご覧ください。

SQL Server 2014 Service Pack 2 の一般提供を開始

SQL Server 2014 Service Pack 2 の一般提供が開始されました。Service Pack 2 は、Microsoft ダウンロード センターから入手できるほか、今後数週間のうちに MSDN、MAPS/MPN、MBS/PartnerSource、VLSC でも提供されます。お客様に優れたソフトウェアを提供するための継続的な取り組みの一環として、今回のアップグレードは SQL Server 2014 を既にデプロイしているすべてのお客様にご利用いただけます。

SQL Server 2014 SP2 には、お客様のフィードバック プラットフォームから報告された問題の修正が含まれているほか、お客様や SQL コミュニティからのフィードバックに基づくパフォーマンス、スケーラビリティ、診断に関する 20 以上の機能強化が追加されています。概要については SQL Server ブログ (英語)、技術的な詳細については SQL Server Release Services ブログ (英語) をそれぞれご確認ください。

SQL Server Migration Assistant for Datazen のパブリック プレビュー

Microsoft SQL Server 2016 の一般提供開始に伴い、SQL Server 2016 Reporting Services ではモバイル レポートとして Datazen テクノロジを利用できるようになりました。Microsoft SQL Server Migration Assistant for Datazen を使用すると、既存の Datazen コンテンツを SQL Server 2016 Reporting Services に移行できます。そのため、モバイル レポート、KPI、データセットを手作業で作成し直す必要はありません。SQL Server Migration Assistant はプレビュー版として提供されており、こちらのページ (英語) からダウンロードできます。