MS クラウド ニュースまとめ – Microsoft R Server 一般提供, Azure Information Protectionパブリックプレビュー提供, 他 (2016/06/22)


このポストは、2016 年 6 月22 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for June 22, 2016 の翻訳です。

こちらのブログでは、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめて紹介します。

マイクロソフトは、現在の "モバイル ファースト、クラウド ファースト" の世界で、エンタープライズでのクラウド文化の採用を可能にするテクノロジとツールを提供します。当社の差別化されたイノベーション、包括的モバイル ソリューション、および開発者ツールが、クラウド ファースト時代の真の可能性を実現する上で、すべてのお客様を支援します。

クラウドでの迅速なイノベーションを期待されるお客様にお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。お客様に最新情報を提供するため、以下の一覧に当社の最新リリースをまとめました。また、より多くの情報を必要とされるお客様のために、詳細情報へのリンクも示しています。今回の更新内容は次のとおりです。

  • Microsoft Azure Information Protection のパブリック プレビュー
  • ASP.NET Core と .NET Core の RTM を発表
  • Azure Marketplace で Docker Datacenter をリリース
  • Microsoft Flow モバイル アプリのパブリック プレビュー
  • 米国政府機関向け Azure Government の仮想マシン イメージの一般提供を開始
  • Power BI Desktop の拡張機能の一般提供を開始
  • Power BI サービスの拡張機能の一般提供を開始
  • Cognitive Services の Text analytics API で新しい言語をサポート
  • Microsoft R Server の一般提供を開始

 

エンタープライズ モビリティの実現

Microsoft Azure Information Protection のパブリック プレビュー

いまや、組織が独自の境界内でデータを運用することはなくなりました。データは、かつてないほど多くのユーザー、デバイス、アプリ、サービス間で移動しています。境界や、ユーザー、デバイスを保護しても、企業の境界外に送信されるユーザー データの保護を保証することにはなりません。保護が必要なデータの種類を知ることが難しい場合もあります。

Microsoft Azure Information Protection を使用すると、作成または変更時にデータを分類し、ラベルを付けることができます。さらに、保護が必要なデータに保護を適用することも可能です。分類ラベルと保護はデータ内に埋め込まれるため、保存場所や共有先(内部/外部の同僚)にかかわらず、常にデータが保護されるようになります。シンプルかつ直感的に制御できるので、ユーザーの通常業務を妨げません。また、共有データに対する詳細な可視性と制御性が得られます。

Azure Information Protection は、来月パブリック プレビューで提供される予定です。詳細については、以下を参照してください。

  • Enterprise Mobility and Security Blog の発表 (英語) をご確認ください。
  • Mechanics のデモ ビデオ (英語) をご覧ください。
  • Azure Information Protection (英語) の製品ページを参照してください。
  • ブリック プレビューの提供に関する情報については、追ってお知らせします。

 

アプリケーション イノベーションの実現

ASP.NET Core と .NET Core の RTM を発表

6 月 27 日、.NET Core と ASP.NET Core 1.0 の最終リリースを Red Hat DevNation カンファレンスで発表します。.NET Core は、クロスプラットフォーム、オープン ソース、モジュラー型といった特徴を持つ .NET プラットフォームで、場所を問わず実行できる最新の Web アプリ、マイクロサービス、ライブラリ、およびコンソール アプリケーションの開発に適しています。今回のリリースには、.NET Core および ASP.NET Core 用のランタイムとライブラリが含まれます。今回のリリースに合わせて、対応するツールのプレビュー 2 もリリースします。このツールには、一連の新しいコマンド ライン ツールが含まれているほか、Visual Studio と Visual Studio Code の拡張機能も含まれているため、開発者は、.NET Core プロジェクトで利用できます。このツールは、Visual Studio の次期メジャー リリースである Visual Studio “15” に合わせて RTM として提供される予定です。詳細については、こちらを参照してください (英語)。

 

Azure Marketplace で Docker Datacenter をリリース

Docker の "Datacenter" 商用サービスが、Azure Marketplace から ARM 対応 VM テンプレートとして提供されるようになりました。Docker Datacenter は、アプリケーションを構築、配信、および実行する開発者や IT オペレーションに適したプラットフォームです。

 

  • Docker Datacenter は、以下を含む統合サブスクリプションです。
  • Swarm が組み込まれた Docker Universal Control Plane
  • Docker Trusted Registry
  • Docker Engine
  • 統合および API のサポート
  • サード パーティのプラグインを使用する検証済みの構成
  • 商用サポート

 

詳細については、Docker Datacenter のサイト (英語) を参照してください。

 

Microsoft Flow モバイル アプリのパブリック プレビュー

6 月 20 日、Microsoft Flow モバイル アプリケーションのパブリック プレビューを発表しました。このモバイル アプリは、4 月 29 日にパブリック プレビューでリリースされた Microsoft Flow サービスに対応しています。この新しいサービスにより、2 つ以上の異なるサービスを容易に統合できるようになります。現在のところ、マイクロソフト サービス (OneDrive、SharePoint、Dynamics CRM Online など) と、パブリック ソフトウェア サービス (Slack、Twitter、Salesforce.com など) の両方を含む、35 以上の異なるサービスに接続できますが、これらのサービスは毎週追加される予定です。

マイクロソフトは、「モビリティは現代のビジネス ユーザーにとって重要なエクスペリエンスである」と考えていますが、これまではユーザーのモバイル デバイスと統合する手段を提供していませんでした。そこでこのたび、Microsoft Flow 用に新しいモバイル アプリケーションをリリースすることになりました。この使いやすいアプリは、日常業務でユーザーが利用するますます多くのアプリケーションや SaaS サービスの自動化されたワークフローを追跡し、管理します。具体的には、次のことが可能になります。

  • モバイル アプリから直接フローを開始/停止する
  • 特定のフローに対する実行履歴の詳細を確認する
  • 通知の種類に基づいて実行の表示やフィルター処理を行う
  • 重要なイベントについてリアルタイム通知を受け取る

Microsoft Flow モバイル アプリは、6 月 20 日に Apple Store から iOS 向けに提供が開始されました。Android バージョンの提供も、まもなく開始される予定です。

詳細については、Microsoft Flow のコミュニティ ページ (flow.microsoft.com (英語)) を参照してください。

 

信頼できるクラウド

米国政府機関向け Azure Government の仮想マシン イメージの一般提供を開始

最近発表された次の仮想マシン イメージの提供が開始されました。

  • CoreOS Linux
  • Debian 7
  • Debian 8
  • CheckPoint vSec
  • Barracuda Web App Firewall の更新プログラム

また、来月には、SharePoint とリモート デスクトップ ホストも Azure Government 環境でご利用いただけるようになります。詳細については、Microsoft Azure Government イメージ ギャラリーに関するドキュメントを参照してください。

 

あらゆるデータに対する洞察

Power BI Desktop の拡張機能の一般提供を開始

リクエストが最も多かった Power BI Desktop の新機能がビジネス アナリスト向けに多数リリースされました。

  • 新しい視覚効果: Shape Map など。
  • スライサーの検索: データをスライスするための適切な値が見つかります。
  • 行レベルのセキュリティの編集: どのユーザーをどのデータにアクセスできるようにするかを指定できます。
  • データ コネクタの機能拡張: 新しい Azure Enterprise コネクタ、SAP BW コネクタと SAP HANA コネクタの変数/パラメーター値の複数選択など。
  • 新しいデータ変換機能: データや時刻データの抽出および結合機能が向上します。

ぜひ、最新の Power BI Desktop をダウンロードして、今すぐ新機能をご体験ください。これらの新機能やその他の機能の詳細については、Power BI ブログ (英語) を参照してください。

 

Power BI サービスの拡張機能の一般提供を開始

リクエストが最も多かった Power BI の新機能が、6 月にエンド ユーザーおよびビジネス アナリスト向けにさらにリリースされました。

より複雑なフィルターを追加して自動生成される洞察を絞り込むことができるスマートな機能によって、さらに対象や範囲を絞った洞察がデータから得られるようになります。

通知ウィンドウによって Power BI.com メニューに通知フィードが追加され、すべての通知を 1 か所で管理できるようになります。たとえば、同僚が新しいダッシュボードを共有すると、この通知ウィンドウに新しい通知が表示されます。

UI の更新プログラムのプレビューに、Power BI.com 内を移動するための新たな方法が導入されました。これによりユーザーは、頻繁にアクセスするダッシュボードに、よりすばやく移動できるようになるほか、アクセスできるすべてのコンテンツをより簡単に参照できるようになります。

ぜひ、powerbi.microsoft.com (英語) にサインインして、今すぐ新機能をご体験ください。これらの新機能やその他の機能の詳細については、Power BI ブログ (英語) を参照してください。

 

Cognitive Services の Text analytics API で新しい言語をサポート

Text Analytics API (英語) は Cognitive Services (英語) の 1 つであり、非構造化テキストを有意の洞察に変えることができます。また、この API は、エンタープライズが大規模な分析ソリューションの構築に利用している Cortana Intelligence Suite (英語) の一部でもあります。たった数行のコードで、あらゆる種類のテキストに対するセンチメントの分析、キー フレーズの抽出、トピックの検出、言語の検出を簡単に行うことができます。

このたび、Text Analytics API で多くの新しい言語をサポートするようになりました。これにより、センチメント分析を、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語に対して実行できるようになるほか、キー フレーズの抽出で、英語、スペイン語、ドイツ語、日本語がサポートされます。さらに、この API では、英語のテキストに対するトピックの検出をサポートするほか、120 言語に対する言語の検出機能を提供します。

ぜひ、Text Analytics API のデモ (英語) を利用して、ご自身のテキストに対し、センチメント、キー フレーズ、および言語の検出をお試しください。

 

Microsoft R Server の一般提供を開始

Microsoft R

R は、統計計算、機械学習、グラフィックスにおいて世界で最も広く使用されている優れたプログラム言語であり、ユーザー、開発者、およびコントリビューターの発展するグローバル コミュニティによってサポートされています。さまざまな開発者が、自身の専門知識を組み込んだツールを R パッケージとして頻繁に提供しています。従来は、R をエンタープライズ環境で使用すると、(特に、データ量の増加に応じて、または、ソリューションを運用環境に展開する必要がある場合に) 特定の課題が生じていました。

Microsoft R 製品ファミリには、次のような製品が含まれています。

 

 

Microsoft R 各製品間の違いについては、以下の比較表を参照してください。

 

Microsoft R Server

Microsoft R Server は、現在入手できる中で最も広く展開可能なエンタープライズ クラスの R 用分析プラットフォームです。さまざまなビッグ データ統計情報、予測モデリング、機械学習機能をサポートする R Server は、オープン ソースの R に基づく探索、分析、視覚化、モデリングなど、あらゆる分析に対応します。

Microsoft R Server は、オープン ソース R を使用し、拡張することで、各種の R スクリプト、関数、および CRAN パッケージとの完全な互換性を持つため、エンタープライズ規模でデータを分析できます。また、データの大量並列処理を追加することで、オープン ソース R のインメモリ制限にも対処しているため、ユーザーはメイン メモリよりもはるかに大きなメモリ容量を必要とするデータを分析できます。さらに、R Server は、Microsoft R Open に基づいて構築されているため、あらゆるオープン ソース R パッケージを使用してユーザー独自の分析を構築できます。

Microsoft R Server は、オンプレミスかクラウドかを問わず、1回作成すれば最小限の手間で複数のプラットフォームに展開できるライブラリにより、R ベースのアプリケーションにエンタープライズ クラスのパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。

ぜひ、Microsoft R Server の概要 (英語) をご覧いただき、今すぐご利用ください。

 

Microsoft R Server の各エディション 説明 インストール ScaleR の概要
R Server for Hadoop ノード間でワークロードを分散することにより、分析を透過的にスケーリングできます。この際、複雑なプログラムを作成する必要はありません。 ドキュメント (英語) ドキュメント (英語)
R Server for Teradata DB データベース内で高度な分析を実行し、シームレスにデータを分析できます。 ドキュメント (英語) ドキュメント (英語)
R Server for Linux お客様の Linux 環境で、予測可能かつ規範的な分析が可能になります。 ドキュメント (英語) ドキュメント (英語)

 

Microsoft R Client

Microsoft R Client は、高パフォーマンスの分析を可能にする無料のデータ分析ツールです。R Client は、Microsoft R Open に基づいて構築されているため、あらゆるオープン ソース R パッケージを使用してユーザー独自の分析を構築できます。さらに、R Client では、強力な ScaleR テクノロジとその独自の関数を採用しているため、並列化とリモート コンピューティングのメリットが得られます。

R Client では、ScaleR 関数の完全なセットを使用して実稼働データをローカルで処理できますが、いくつかの制約があります。そのままでも、処理されるデータはローカル メモリ内に収まる必要があり、また、ScaleR 関数の処理は最大 2 スレッドまでに制限されています。ディスクのスケーラビリティ、パフォーマンス、およびスピードの利点を得るために、コンピューティング コンテキストを Microsoft R Server の実稼働インスタンス (SQL Server R Services や R Server for Hadoop など) にプッシュできます。R Client は、すべての Microsoft R Server バージョンと連携するよう最適化されています。

ぜひ、今すぐ R Client をダウンロードしてください

Microsoft R Open

Microsoft R Open は、マイクロソフトが提供する R の拡張ディストリビューションです。統計分析やデータ分析に適した完全にオープン ソースのプラットフォームです。オープン ソースの R エンジンに基づく Microsoft R Open は、そのバージョンの R と連動するすべての R パッケージ、スクリプト、およびアプリケーションとの完全な互換性を持ちます。Microsoft R Open は、高パフォーマンスのマルチスレッド数式ライブラリを利用するため、標準の R ディストリビューションよりも高いパフォーマンス (英語) を提供します。CRAN が提供するオープン ソース R と同様に、Microsoft R Open もオープン ソースなので、無料でダウンロードして利用し、共有できます。

Microsoft R Open のパフォーマンスとスケーラビリティは、Microsoft R Server や Microsoft R Client の各エディションと比べて限られています。具体的にいうと、Microsoft R Server と Microsoft R Client に含まれる独自の ScaleR 関数およびパッケージはいずれも、スタンドアロンの Microsoft R Open では使用できません。また、処理できるデータは、サーバー メモリ内に収まるデータに限られます。

Microsoft R Open の詳細とダウンロードについては、MRAN サイト (英語) を参照してください。

SQL Server R Services

SQL Server R Services では、新たな洞察を得るためのインテリジェント アプリケーションの開発用プラットフォームが提供されます。豊富で強力な R 言語と多くのオープン ソース パッケージを使用してモデルを作成し、SQL Server データを使用して予測を生成できます。SQL Server R Services では R 言語と SQL Server が統合されるため、データの近くで分析を行い、データ移動に関するコストとセキュリティ上のリスクを削減できます。

SQL Server R Services は、R と、優れたパフォーマンス、セキュリティ、信頼性、および管理の容易性を提供する包括的な一連の SQL Server ツールとテクノロジを組み合わせたものです。便利で使い慣れたツールを使用して R ソリューションを展開でき、実稼働アプリケーションで R ランタイムを呼び出し、Transact-SQL を使用して予測および視覚効果を得ることができます。Enterprise Edition では、ScaleR ライブラリを利用して、R に固有のパフォーマンスとスケールに関する制限を解消することもできます。

SQL Server R Services の詳細については、MSDN のSQL Server ドキュメント サイトを参照してください。

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