MS クラウド ニュースまとめ – R Server Client提供開始, MarketplaceでFreeBSD提供開始, 他 (2016/06/08)


このポストは、2016 年 6 月 8 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for June 8, 2016 の翻訳です。

こちらのブログでは、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめて紹介します。

マイクロソフトは、現在の "モバイル ファースト、クラウド ファースト" の世界で、エンタープライズでのクラウド文化の採用を可能にするテクノロジとツールを提供します。当社の差別化されたイノベーション、包括的モバイル ソリューション、および開発者ツールが、クラウド ファースト時代の真の可能性を実現する上で、すべてのお客様を支援します。

クラウドでの迅速なイノベーションを期待されるお客様にお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。お客様に最新情報を提供するため、以下の一覧に当社の最新リリースをまとめました。また、より多くの情報を必要とされるお客様のために、詳細情報へのリンクも示しています。今回の更新内容は次のとおりです。

  • SQL Server 2016 の一般提供を開始 (6 月 1 日)
  • Azure HDInsight での Spark の一般提供を開始
  • Microsoft R Server: R Client の一般提供を開始
  • F シリーズの一般提供を開始
  • Azure Premium Storage の一般提供を追加リージョンで開始 (中国 – BJB)
  • Azure Marketplace で FreeBSD の一般提供を開始
  • Azure IoT Hub に新機能を追加 (ファイルのアップロード)

あらゆるデータに対する洞察

SQL Server 2016 の一般提供を開始 (6 月 1 日)

6 月 1 日 (水)、SQL Server 2016 (英語) の一般提供開始を発表しました (英語)。SQL Server 2016 は、世界最高クラスの処理速度とコスト効率を誇る HTAP (ハイブリッド型トランザクション/アナリティカル処理) を実現したデータ プラットフォームです。更新可能なインメモリ列ストア (英語) や、R Services (英語) を緊密に統合した高度な分析機能を備えています。また、あらゆる主要モバイル デバイスで使用可能なモバイル BI を含む、エンタープライズ対応ビジネス インテリジェンス プラットフォームでもあります。ソフトウェア アプリケーションでは、複雑な分析処理モデルや機械学習モデルをデータベース内に展開でき、同様のモデルをデータベース外に展開した場合に比べて 100 倍以上の速さで洞察が得られるようになります。

SQL Server 2016 の一般提供開始を発表した Joseph Sirosh のブログ記事 (英語) で詳述されているとおり、SQL Server 2016 は、インテリジェント アプリケーション向けの新しいプラットフォーム、最新ハードウェアの有効活用によりベンチマークでトップの性能、他に類を見ないセキュリティ実績、他社製品にはない価値などを提供します。

詳細については、完全なブログ記事 (英語) と SQL Server の Web ページ (英語) をご覧ください。

Azure HDInsight での Spark の一般提供を開始

このたび、エンタープライズ向けに強化され、ユーザー向けに簡素化された Spark ソリューションをお客様に提供するため、Spark for Azure HDInsight オファリングの一般提供を開始します。Apache Spark は、最も人気の高いビッグ データ プロジェクトの 1 つです。メモリ内で大規模なデータ アプリケーションを処理でき、最大 100 倍の速度でクエリを実行できることで知られています。Spark を使用すると、バッチ クエリ、対話式クエリ、リアルタイム ストリーミング、機械学習、グラフ処理といったさまざまなタスクを、すべて共通の実行モデルで実行できます。

Spark for Azure HDInsight のエンタープライズ対応機能:

  • 高可用性を確保するため、SLA で 99.9% の稼働率を保証することにより、Spark に市場最高の保証を提供します。
  • Spark を安全かつ大規模に実行できるよう、Spark と Azure Data Lake Store を統合します。これにより、Spark のボトルネックが解消するため、データの増加に合わせてアプリケーションやコードを変更する必要がなくなります。
  • Spark でセキュリティを強化するため、Spark と Data Lake Store を統合して、ロール ベースのデータ アクセスをストレージ レベルで実現します。

Spark エクスペリエンスの簡素化:

  • データ エンジニア向け: IntelliJ IDE との緊密な統合機能を導入しました。これにより、開発者は、Scala と Java に対するネイティブの作成サポート、リモート デバッグ、および Azure クラウドへの Spark アプリケーションの送信機能を利用して、コードを作成できるようになります。
  • データ サイエンティスト向け: すぐに使える Jupyter (iPython) Notebook との統合機能を導入しました。これにより、コード、統計式、視覚エフェクトを組み合わせて、データの詳細を伝える説明資料を作成できるようになります。
  • ビジネス アナリスト向け: Power BI とその他の BI ツール (Tableau、SAP Lumira、QlikView など) との統合機能を提供します。

Spark for Azure HDInsight の詳細については、こちらを参照してください。

Microsoft R Server: R Client の一般提供を開始

Microsoft R Server は、現在入手できる中で最も広く展開可能なエンタープライズ クラスの R 用分析プラットフォームです。さまざまなビッグ データ統計情報、予測モデリング、機械学習機能をサポートする R Server は、オープン ソースの R に基づく探索、分析、視覚化、モデリングなど、あらゆる分析に対応します。

Microsoft R Server は、オープン ソース R を使用し、拡張することで、各種の R スクリプト、関数、および CRAN パッケージとの完全な互換性を持つため、エンタープライズ規模でデータを分析できます。また、データの大量並列処理を追加することで、オープン ソース R のインメモリ制限にも対処しているため、ユーザーはメイン メモリよりもはるかに大きなメモリ容量を必要とするデータを分析できます。さらに、R Server は、Microsoft R Open に基づいて構築されているため、あらゆるオープン ソース R パッケージを使用してユーザー独自の分析を構築できます。

オンプレミスの R Server for Hadoop で R を大規模に実行するための世界をリードするソリューションとして Spark を利用する R Server for Hadoop (英語) では、Microsoft R とネイティブの Spark 実行フレームワーク (6 月リリース) の両方をサポートする予定です。R Server と Spark を組み合わせることで、ユーザーは、任意のオープン ソース R 関数を数千の Spark ノードで実行できるようになり、これまでオープン ソース R で処理できたサイズの 1,000 倍のデータに基づいて、100 倍のスピード (Spark 独自の MLLib のほぼ 2 倍のスピード) でモデルをトレーニングすることが可能になります。

データセンターの変革

F シリーズの一般提供を開始

コンピューティング向けに最適化された新しい VM「F シリーズ」の提供を開始

マイクロソフトはお客様やパートナー様から、「より高いコンピューティング能力とコスト効率を実現するために最適化され、大量のメモリやローカル SSD を必要としないコンピューティング集中型のワークロードに適した Azure の VM サイズ」を求めるご意見をいただきました。F シリーズは、そうしたご意見を念頭に置いて設計されているため、Web サーバーや、ゲーム サーバー、分析、バッチ処理などのワークロードに最適です。Intel Haswell プロセッサ (2.4 GHz Intel Xeon E5-2673 v3) をベースとし、Intel Turbo Boost Technology 2.0 を使用することで、最大 3.2 GHz のクロック速度を実現できます。

F シリーズは、Azure Compute Unit (ACU) に基づき、Azure の現在の Dv2 VM サイズと同等のパフォーマンスを、より低い時間あたりの価格で提供します。これらのサイズは、Standard と Premium の両方の最適化サイズで提供されるため、ワークロードでの必要に応じて Premium Storage 機能をご利用いただけます。また、これらのサイズは、小規模の 1 コアから 16 コアのサイズ (1 コアあたり 2 GB の RAM と 8 GB のローカル SSD) で提供されます。

Azure Premium Storage の一般提供を追加リージョンで開始 (中国 – BJB)

中国北部で Azure Premium Storage の一般提供を開始

Azure Premium Storage は、入出力集中型ワークロードをサポートすることを意図して設計された SSD ベースのストレージ ソリューションです。Premium Storage では、VM ごとに最大 64 TB の永続ストレージを追加できます。また、VM ごとに 80,000 以上の IOPS (秒あたりの I/O 操作数) を達成し、きわめて短い待機時間を読み取り操作で実現しています。

Premium Storage の SLA は 99.9% の可用性を実現しています。以前発表された他のリージョンに加えて、中国北部のリージョンでもご利用いただけます。

詳細については、Premium Storage のページを参照してください。

Azure Marketplace で FreeBSD の一般提供を開始

このたび、マイクロソフトと FreeBSD が、Azure Marketplace で FreeBSD 10.3 をリリースしました。FreeBSD は、最新のサーバー、デスクトップ、および組み込みプラットフォームに対応する高性能なオペレーティング システムです。マイクロソフトは、Windows Server Hyper-V などにおいて長年 FreeBSD と連携し、サポートしてきましたが、今回、その取り組みを刷新するため、Azure Marketplace にイメージを導入し、Azure のお客様がマイクロソフトの複数のデータ センター (Azure Government と Azure China を除く) にまたがって展開できるようにしました。この発表は、FreeBSD のコミュニティや、Hyper-V などのプラットフォームで FreeBSD を実行されているお客様、さらには、FreeBSD ソリューションに重点を置く仮想アプライアンス ベンダーなどの ISV にもお喜びいただけるはずです。

Internet of Your Things の実現

Azure IoT Hub に新機能を追加 (ファイルのアップロード)

このたび、IoT Hub に新機能を追加しました。ユーザーは、各自のデバイスからクラウドにファイルやセンサー データをアップロードできるようになります。これにより、お客様は、既存のシステムが生成するファイルが大きすぎてテレメトリ チャネルから送信できない場合でも、カスタム コードを作成せずにファイルをクラウドに移すことができます。また、IoT Hub のファイル アップロード機能は、アップロード操作を容易にするだけでなく、完了したジョブに関する通知や、デバッグに役立つ新しい操作監視カテゴリも提供します。詳細については、開発者ガイドを参照してください。また、ファイルのアップロード機能の詳細については、Azure IoT Hub に関する最近の Azure ブログの記事 (英語) をご覧ください。

エンタープライズ モビリティの実現

Azure AD Premium: Windows 10 Enterprise State Roaming の一般提供を開始

Windows 10 の Enterprise State Roaming を利用すると、複数のデバイスの使用環境を統一できます。Azure Active Directory Premium の機能として一般提供される Enterprise State Roaming により、複数の Windows 10 デバイスのストレージに Azure クラウドを使用して、ユーザー設定とモダン アプリのデータをローミングする際に、仕事や学校の ID を使用できるようになります。エンタープライズ ユーザーは、複数の Windows 10 デバイスの使用環境を統一し、ハードウェアの障害、盗難、デバイスの交換などによる損失からモダン アプリ データを保護できます。また、エンタープライズは、企業データのセキュリティを強化し、それらのデータをより詳細に制御できます。データはすべて、デバイスから送信される前に Azure RMS を使って暗号化されます。

詳細については、Enterprise State Roaming のドキュメントを参照してください。

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