Azure SQL Database Elastic Pool の一般提供を開始


執筆者: Tracy Daugherty (Partner Group Program Manager, Azure SQL)

このポストは、5 月 11 日に投稿された Azure SQL Database elastic pools now generally available の翻訳です。

 

マイクロソフトは、Azure SQL Database Elastic Pool の一般提供開始を発表しました。昨年秋にプレビューが開始されたこのサービスは、それ以降、非常に多くの SaaS と企業の開発者の皆様に活用されており、ますます多くのクラウド データベースやアプリが効率的に管理されています。Elastic Pool ではテナントやアプリケーションごとに 1 つのデータベースがプロビジョニングされるため、高いパフォーマンス、可用性、セキュリティが要求される SaaS や基幹業務アプリケーションに最適です。プール内の各 Elastic Database は必要なときに必要なリソースを取得するため、データベースのパフォーマンスを個別に管理する手間がありません。Elastic Pool では、指定された予算内で最もコスト効率がよいデータベース グループが提供されると同時に、各データベースのパフォーマンスが柔軟に管理されます。

今回発表された Elastic Pool の一般提供版では次のような機能を使用できます。

  • ユーザーが自動スケーリングを制御可能。データベース プールでは、Elastic Database のパフォーマンスとストレージ容量のスケーリングを随時自動的に実行します。プールに割り当てるパフォーマンスや、Elastic Database の追加や削除をオンデマンドで制御したり、Elastic Database のパフォーマンスを定義することが可能です。また、これによりプール全体のコストが影響を受けることはありません。つまりこの機能を使用すると、ユーザーが個々のデータベースの使用状況を管理する必要がなくなります。詳細についてはElastic Pool のガイドを参照してください。
  • お客様の環境をインテリジェントに管理。組み込みのサイズ推奨機能により、プールから取得するデータベースがプロアクティブに決定されます。この機能を使用することで、迅速に最適化するための「what-if」分析を実施し、お客様のパフォーマンス目標を満たすことができます。また、パフォーマンス監視とトラブルシューティングの高度なダッシュボードでは、プールの使用状況の履歴が視覚的に表示されます。詳細については、Elastic Pool の監視、管理、サイズ設定に関する記事をご覧ください。
  • ニーズに合わせてパフォーマンスと料金を選択。パフォーマンス、ストレージ、料金のニーズに幅広く対応するために、Basic、Standard、Premium という複数のサービス レベルを用意しています。プールでは最大で 400 の Elastic Database を保持することが可能で、Elastic Database Transaction Unit (eDTU) は最大で 1000 まで自動的にスケーリングできます。詳細についてはSQL Database の料金ページを参照してください。

Elastic Pools GA

GEP
「当社では 800 以上の自社データベースを Elastic Pool に移行し、Standard レベルと Premium レベルを組み合わせたプールに各データベースをまとめたことで、お客様に階層的に設定したパフォーマンスと価格を提示できるようになりました。移行後は、カリフォルニア州サンノゼとニュージャージー州ニューアークにあったデータセンターを廃止しました。これで GEP はデータセンターを持たない企業だと胸を張って言うことができます。SQL Database では長期的に大幅なコスト カットが可能で、2016 会計年度だけでも、 Elastic Pool の採用で約 25 万ドルの予算が削減される見込みです」(GEP のテクノロジ担当バイス プレジデント Dhananjay Nagalkar 氏)。GEP (英語) は、クラウドを基盤とする調達およびサプライ チェーン ソリューション SMART by GEP (英語) を提供するテクノロジ企業です。

SQL Database は Elastic Pool の他にも、以下のような複数のデータベースにまたがる運用の管理を支援する機能を備えています。

  • 複数データベース間でのクエリやレポート生成: Elastic Database Query では、Elastic Pool 内のデータベース全体に対してクエリやレポート生成を実行したり、プール内の多数のデータベースに格納されているリモート データにまとめてアクセスしたりできます。
  • 複数データベースに対するトランザクションを実行: Elastic Database Transaction では複数の SQL Database に対してトランザクションを実行することが可能で、複数のデータベースに対する金融トランザクションを実行したり、あるデータベースの在庫データを更新しながら他のデータベースに注文内容を書き込んだりすることができます。
  • 複数のデータベースに対して同じ操作を実行: Elastic Database Job では、Elastic Pool 内の各データベースに対して、インデックスの再構築やスキーマの更新などの管理操作を実行できます。

umbraco
「Elastic Pool は当社の Umbraco as a Service に非常に適しており、需要が増えたときには容易に eDTU をスケーリングできます。また、アラートを設定し、プールそのものと各テナントからのデータベースの使用の両方について、リソースの使用状況の監視に利用できます。さらに、20 の Elastic Pool に属する 3,400 以上のデータベースのパフォーマンスの最小値と最大値を柔軟に設定して管理できるため、非常に便利です。これにより近隣ユーザーによる影響を回避することが可能なほか、ユーザーのデータベース使用量が急上昇しても eDTU 数が固定されていないため、制限を受けることがありません。料金も魅力的で、SaaS サービスではお客様 1 社に対して複数のデータベースを実行することが必須ですが、これも可能です」(Umbraco as a Service (英語)、テクノロジ リード、Morten Christensen 氏)。

以下のビデオでは、Christensen 氏が Elastic Pool を実際に使用した経験を語っています。

Elastic Pool の使用を開始するには

  • Elastic Pool の作成方法については、こちらの短いビデオ (英語) をご覧ください。
  • Azure SQL Database のパフォーマンスと料金体系については、こちらをご確認ください。
  • Elastic Pool の概要は、こちらをご覧ください。
  • あとは、Elastic Pool を作成するだけです!

 

Comments (0)

Skip to main content