Azure が SAP HANA ワークロードをサポート


執筆者: Jason Zander (CVP, Microsoft Azure Team)

このポストは、5 月 17 日に投稿された Azure offers market leading support for SAP HANA workloads の翻訳です。

 

業務に SAP エンタープライズ アプリケーションを使用しているお客様にとって、SAP HANA およびクラウドへの移行は最も大きな懸念事項ではないかと思います。料金、パフォーマンス、コンプライアンス、可用性、スケーラビリティ、運用アジリティ、イノベーションの可能性といったさまざまなことを検討する必要があり、決断は容易ではありません。

現在開催中の SAP Sapphire Now カンファレンス (英語) において、マイクロソフトと SAP は、Azure で新たなデプロイメント オプションを提供することを発表しました。これにより、サポート範囲がさらに広がりこれまでにない高いパフォーマンスを実現することができます。具体的には、各ハイパースケールのパブリック クラウド プロバイダーが使用する大規模な SAP HANA 運用環境ワークロードの処理が可能になります。

マイクロソフトと SAP は共にエンタープライズ ソフトウェアとクラウドの分野のリーディング企業として業界の最先端を走り続けていますが、今回の発表により両社の協力の幅をさらに広げ、SAP デプロイメントについてより多くの選択肢をお客様に提供できるようになります。Azure では近日中に、SAP アプリケーションのプラットフォーム機能の対応範囲が大幅に拡大される予定です。変更点は以下のとおりです。

  • Azure 上の SAP HANA で、SAP HANA Enterprise OLAP アプリケーション (SAP BW など) のマルチノード デプロイメントで最大 32 TB までメモリのスケールアップが可能に

 

  • Azure 上の SAP HANA で、SAP HANA Enterprise OLTP アプリケーション (S/4HANA など) のシングル ノードで最大 3 TB のメモリ容量に対応

 

  • SAP HANA One のイメージを Azure Marketplace で提供

 

  • SAP S/4HANA の可用性を Azure GS5 [i] で制御可能に

 

さらに、本日から下記のシナリオにも新たに対応します。

  • Azure GS5 上の OLAP 用 SAP HANA Enterprise (シングル ノード) を運用環境とそれ以外の環境で使用可能に

 

  • Azure GS5 上の OLTP NetWeaver ソリューション用 SAP HANA Enterprise を運用環境以外で使用可能に

 

Azure 上の SAP HANA には、大規模な SAP HANA ワークロードの処理が可能な強力な SAP 認定パブリック クラウド インフラストラクチャを提供する新しい大規模インスタンスのセットが含まれます。

 

                  Azure 上の SAP HANA (大規模インスタンス) [ii]
Intel® Xeon® Processor E7-8890 v3 × 2 コア、768 GB の RAM、3 TB のストレージ
Intel® Xeon® Processor E7-8890 v3 × 4 コア、1.5 TB の RAM、6 TB のストレージ
Intel® Xeon® Processor E7-8890 v3 × 2 コア、1.5 TB の RAM、6 TB のストレージ
Intel® Xeon® Processor E7-8890 v3 × 4 コア、3 TB の RAM、12 TB のストレージ

 

これらの新しいデプロイメント オプションを使用すると、負荷が大きくミッション クリティカルな SAP HANA ワークロードを、スケーラビリティやコンプライアンス性の高い実績あるエンタープライズ プラットフォームで、高い信頼性を確保しながら実行することができます。Coats LLC、Rockwell AutomationNortek など、早期から導入されているお客様は、Azure で SAP デプロイメントを実行するこのインフラストラクチャのメリットを既に実感されています。SAP ではまた、Concur® 用 SAP S/4HANA の社内デプロイメントのホスト先として、Azure の評価を積極的に行っています。

このほか、Azure Linux Virtual Machines が SAP Business Suite、NetWeaver、SAP HANA Developer Edition の認定を受けサポートすることが発表されました。これにより、2 層または 3 層の SAP 構成をさまざまなサイズの Azure VM にデプロイし、200 ~ 20,000 SAPS の SAP ワークロードに対応することができます。

Azure は SAP ワークロードの実行に対応する最も包括的なプラットフォームで、企業ユーザーの皆様に幅広い選択肢や能力を提供します。今回新たに発表された SAP HANA のサポートに加え、SAP アプリケーションには下記のサポートが提供されています。

  • 各種 SAP ソリューションの OS として、Linux と Windows を選択可能

 

  • SAP NetWeaver ワークロードのデータベース管理システムとして、SAP ASE、IBM DB2、Oracle、SQL Server を選択可能

 

  • HA/DR およびエンタープライズ レベルのセキュリティやコンプライアンスのサポートが組み込まれている

 

  • 開発-テスト-運用-サポートのアプリケーション ライフサイクル全体で俊敏なプロビジョニングに対応した環境

 

  • 32 の Azure リージョン (英語) で Office 365、BI、Machine Learning、Mobile などの強力な Azure サービスで最新アプリケーションを作成可能な、高度な開発環境を提供

 

 

Azure Linux VM で SAP システムをデプロイすることをご検討のお客様は、ブログ サイト「Running SAP Applications on the Microsoft Platform」(英語) の記事をご覧ください。本日の発表の詳細については、Azure の SAP ソリューション サイト (英語) をご覧ください。


[i] 詳細については、マイクロソフトまたは SAP のアカウント マネージャーまでお問い合わせください。

[ii] 大規模インスタンスのサポートについては、マイクロソフトまたは SAP のアカウント マネージャーまでお問い合わせください。

 

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