System Center Configuration Manager バージョン 1602 の提供を開始

執筆者: Yvette OMeally

このポストは、3 月 11 日に投稿された Now Available: Update 1602 for System Center Configuration Manager の翻訳です。

 

本日、System Center Configuration Manager の Current Branch 向けに最初の更新がリリースされました。最新の Configuration Manager はバージョン 1602 です。

今回の更新における機能強化は以下のとおりです。

  • クライアントのオンライン状態 : [Assets and Compliance] からデバイスのオンライン状態を確認できるようになりました。アイコンが新しくなり、デバイスの状態がオンラインかオフラインか表示されます。
  • SQL Server AlwaysOn 可用性グループのサポート : Configuration Manager サイト データベースのホストに SQL Server AlwaysOn 可用性グループを使用できるようになりました。
  • Windows 10 のデバイスの正常性構成証明のレポート : Configuration Manager コンソールから Windows 10 のデバイスの正常性構成証明の状態を確認できるようになりました。各クライアント コンピューターの BIOS、TPM、ブート ソフトウェアが信頼できるものであることを確認できます。
  • Office 365 の更新管理 : Configuration Manager ソフトウェア更新管理 (SUM) ワークフローを使用して、Office 365 デスクトップ クライアントの更新をネイティブで管理できるようになりました。Microsoft Update の他の更新と同様に Office 365 デスクトップ クライアントの更新を管理できます。
  • マルウェア対策ポリシーの新たな設定 : 構成可能なマルウェア対策の設定に、望ましくない可能性のあるアプリケーションの防止、サンプルの自動送信のユーザー制御、フル スキャン中のネットワーク ドライブのスキャンなどが追加されました。

今回の更新には、Microsoft Intune に統合された System Center Configuration Manager をご利用のお客様に向けた新機能も含まれます。以下に新機能の一部をご紹介します。

  • Configuration Manager の管理対象 PC の条件付きアクセス : 条件付きアクセス機能を使用して、Office 365 や Configuration Manager エージェントで管理されている PC 上のその他のサービスへのアクセスの安全性を確保できるようになりました。アクセス制御に使用できる条件には、ワークプレース参加、BitLocker、マルウェア対策、ソフトウェア更新などがあります。
  • Windows 10 の条件付きアクセスの機能強化 : Intune の MDM チャネルで管理されている Windows 10 デバイスについて、追加のコンプライアンス チェックや正常性構成証明サービスとの統合を含む最新のコンプライアンス ポリシーを設定、デプロイできるようになりました。
  • Microsoft Edge の構成設定 : Windows 10 デバイスの Microsoft Edge の構成を設定、デプロイできるようになりました。
  • Windows 10 Team のサポート : Windows 10 Team の構成を設定、デプロイできるようになりました。
  • Apple Volume Purchase Program (VPP) のサポート : Apple のビジネス向け Volume Purchase Program ポータルから購入したアプリケーションを管理、デプロイできるようになりました。
  • iOS アプリの構成 : iOS アプリの構成ポリシーを作成、デプロイし、これらの構成をサポートする iOS アプリの設定 (サーバー名やポートなど) を動的に変更できるようになりました。
  • iOS のアクティベーション ロック管理 : iOS のアクティベーション ロック管理の有効化、ステータスの確認、バイパス コードの取得、会社所有の iOS デバイスでのアクティベーション ロックのバイパスなどの新機能が追加されました。
  • Samsung KNOX デバイスのキオスク モード : キオスク モードにより、特定のアプリや機能のみを許可するように管理対象のモバイル デバイスをロックできます。
  • ユーザー別の使用条件への同意状況 : デプロイした使用条件に各ユーザーが同意したかどうかを確認できるようになりました。

新機能は他にも多数あります。今回の更新で追加された新機能の一覧や詳細については、TechNet の Configuration Manager バージョン 1602 の新機能 (英語) に関する記事をご確認ください。

注: 今回の更新は今後数週間のうちに世界各地でロールアウトされます。ダウンロードは自動的に実行され、インストールの準備が完了すると、Configuration Manager コンソールの [Updates and Servicing] ノードに通知が表示されます。それよりも前に新機能を試したい場合は、以下のリンクからダウンロードできる PowerShell スクリプトを使用して、更新をいち早く入手することができます。中央管理サイトまたはスタンドアロンのプライマリ サイトに対してこのスクリプトを実行することで、コンソールに今回の更新が表示されます。

EnableUpdateRing PowerShell スクリプト

(ダウンロードするには、右クリックし、名前を付けて保存します。ダウンロード後に拡張子を .txt から .ps1 に変更してください。)

最後までお読みいただきありがとうございました。

System Center Configuration Manager チーム

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