Microsoft Azure Stack: プレビュー リリースのハードウェア要件 (詳細)
このポストは、12 月 21 日に投稿された Microsoft Azure Stack: Hardware requirements の翻訳です。
著者: Jeffrey Snover (マイクロソフト、テクニカル フェロー)
今回は、年明けに Azure Stack Technical Preview のデプロイを計画しているお客様向けにいくつか情報をお伝えしたいと思います。
マイクロソフトは 2015 年の Ignite カンファレンス (英語) 以降、「Azure をお客様のデータセンターに」というビジョンの実現に向けて全力で取り組みを行っています。その一環として今回皆様にお伝えするのは、Azure Stack Technical Preview のハードウェア要件についてです。わかりやすい説明ビデオをご用意しましたので、どうぞご覧ください。
[View:https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=z_PnxD-H17A:0:0]
マイクロソフトは、概念実証 (POC) 環境としてインスタンス化された単一のサーバーで Azure Stack Technical Preview をご利用いただきたいと考えています。快適にご利用いただくためには、下記の「推奨」サーバー構成をご検討ください。
Azure Stack Technical Preview (POC) のハードウェア要件
以下の要件は、近日提供が開始される POC リリースにのみ適用されます。その後のリリースでは変更される可能性がありますのでご注意ください。
コンポーネント |
最小要件 |
推奨要件 |
コンピューティング: CPU |
デュアル ソケット: 12 物理コア |
デュアル ソケット: 16 物理コア |
コンピューティング: メモリ |
RAM 96 GB |
RAM 128 GB |
コンピューティング: BIOS |
Hyper-V 対応 (SLAT 対応) |
Hyper-V 対応 (SLAT 対応) |
ネットワーク: NIC |
Windows Server 2012 R2 認定済みの NIC (特殊機能は不要) |
Windows Server 2012 R2 認定済みの NIC (特殊機能は不要) |
ディスク ドライブ: オペレーティング システム |
OS ディスク 1 台。システム パーティション用の空き容量 200 GB 以上 (SSD または HDD) |
OS ディスク 1 台。システム パーティション用の空き容量 200 GB 以上 (SSD または HDD) |
ディスク ドライブ: Azure Stack POC の一般データ |
ディスク 4 台。1 台あたりの空き容量 140 GB 以上 (SSD または HDD) |
ディスク 4 台。1 台あたりの空き容量 250 GB 以上 |
ハードウェア ロゴ認定 |
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ストレージに関する考慮事項 |
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データ ディスク ドライブの構成 : 各データ ディスク ドライブは、種類 (SAS または SATA) と容量がすべて同じである必要があります。SAS ディスク ドライブを使用する場合は、ディスク ドライブをシングル パスで接続する必要があります (MPIO/マルチパスはサポート対象外)。 |
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HBA の構成オプション
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サポート対象のバスとメディアの種類の組み合わせ
* パススルー非対応の RAID コントローラーでは、メディアの種類を認識できません。このようなコントローラーでは、HDD と SSD のどちらも未指定と表示されます。この場合、SSD はキャッシュ デバイスではなく永続ストレージとして使用されるため、これらの SSD に Microsoft Azure Stack POC をデプロイできます。 ** 階層化されたストレージでは最低 3 台の HDD が必要です。 |
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HBA の構成例 : LSI 9207-8i、LSI-9300-8i、LSI-9265-8i のいずれかをパススルー モードで構成 |
上記の構成は汎用性が高く、多くのサーバーが対応しているものですが、マイクロソフトでは Dell R630 および HPE DL 360 Gen 9 の 2 つのサーバーを推奨しています。これらはいずれも発売から一定期間が経過しています。
上記のサーバーについてご検討いただき、Azure Stack のプレビュー版の提供開始に向けてご用意ください。