クラウド プラットフォーム リリースのお知らせ - 2015 年 9 月 2 日


このポストは、9 月 3 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for September 2, 2015 の翻訳です。

こちらのブログでは、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめて紹介します。


マイクロソフトは、現在の “モバイル ファースト、クラウド ファースト” の世界で、エンタープライズでのクラウド文化の採用を可能にするテクノロジとツールを提供します。当社の差別化されたイノベーション、包括的モバイル ソリューション、および開発者ツールが、クラウド ファースト時代の真の可能性を実現するうえで、すべてのお客様を支援します。

クラウドでの迅速なイノベーションを期待されるお客様にお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。お客様に最新情報を提供するため、以下の一覧に当社の最新リリースをまとめました。また、より多くの情報を必要とされるお客様のために、詳細情報へのリンクも示しています。今回の更新内容は次のとおりです。

  • GS シリーズの仮想マシン、D シリーズの値下げなどを発表
  • Advanced Threat Analytics (ATA) の一般提供を開始
  • Azure Marketplace での Revolution R Enterprise のパブリック プレビュー
  • SQL Server 2016 CTP 2.3 のパブリック プレビュー
  • 最新の JDBC Driver 4.2 for SQL Server を発表
  • Visual Studio 2012 Updates 5 の一般提供を開始
  • Adobe Analytics および Azure Mobile Engagement 用の新しい Power BI コンテンツ パック
  • Azure SQL Database – P11 オファーの一般提供を開始
  • Azure SQL Database Elastic Database の Basic 層および Premium 層のパブリック プレビュー

 

GS シリーズの仮想マシン、D シリーズの値下げなどを発表

マイクロソフトは、G シリーズのバリエーションの 1 つである GS シリーズを発表しました。GS シリーズには、非常に多くの記憶域やコンピューティング処理を要するアプリケーションに対応できる強力な VM を実現するために、G シリーズのコンピューティング能力と Premium Storage のパフォーマンスが融合されています。Intel Xeon E5 v3 ファミリのプロセッサを使用する GS シリーズでは、最大 64 TB のストレージを設定できるほか、80,000 IOPS (1 秒あたりのストレージ I/O)、および 2,000 MB/秒のストレージ スループットを実現できます。GS シリーズは非常に高いディスク スループット パフォーマンス (ハイパースケール パブリック クラウド プロバイダー各社が提供するあらゆる VM タイプの 2 倍以上に相当) を提供します。さらに、G シリーズと GS シリーズはいずれも、最大 20 GB/秒のネットワーク帯域幅 (ハイパースケール パブリック クラウド プロバイダー各社の最も近い VM の 2 倍以上に相当) を提供します。

GS シリーズがパブリック クラウドにおける最大の VM 数と最速のストレージを提供するのに対し、Azure の D シリーズと DS シリーズは、最も一般的なワークロードに適した CPU パフォーマンス、メモリ、およびローカル SSD の組み合わせを提供します。マイクロソフトは、これらのシリーズをより低価格で利用しやすいものにする取り組みを継続するなかで、このたび D シリーズと DS シリーズのインスタンスについて 27% もの値下げを発表しました。料金の変更は、10 月 1 日に実施される予定です。

また、Windows または Linux を実行する VM での起動に関する問題を診断する機能と、Service Bus の新しい階層である Azure Service Bus Premium メッセージングも発表しました。

詳細については、Azure ブログ (英語) を参照してください。

 

Advanced Threat Analytics (ATA) の一般提供を開始

サイバーセキュリティはもはや IT 部門だけの問題ではありません。攻撃の頻度が増え続けるなかで、その懸念はデータセンターから重役会議室へと広く拡大しています。多くのものが危険にさらされており、その範囲は顧客のプライバシーやブランドの評判にとどまらず、甚大な金銭的損失さえ生じる恐れがあります。

マイクロソフトは、このようなセキュリティ上の脅威がお客様の組織にもたらす問題の大きさを理解しています。このような巧妙化する攻撃を被害が出る前に特定していただけるよう、当社は 2015 年 5 月、新しいサイバーセキュリティ製品である Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) のプレビュー版を発表 (英語) しました。

ユーザーとエンティティの行動分析 (UEBA) を利用した、この革新的なテクノロジは、お客様がユーザーやエンティティの疑わしいアクティビティなど、死角になりやすい問題点を容易に発見できるように設計されています。また、地域的・世界的なセキュリティ研究者の成果を利用して、既知の悪意のある攻撃、セキュリティ問題、およびリスクを検出できます。

このたび、Microsoft Advanced Threat Analytics の一般提供が開始されました。お客様の環境に ATA の評価版をダウンロード して、導入していただけます。今回のリリースの詳細については、こちらのブログ投稿 (英語) を参照してください。

 

Azure Marketplace での Revolution R Enterprise のパブリック プレビュー

Azure Marketplace で、Revolution R Enterprise 7.4.1 (RRE) (英語) が Microsoft Azure でのテクニカル プレビューとして Windows と Linux 両方の仮想マシン用にリリースされました。Azure Marketplace での今回のリリースは、Revolution R Enterprise と Azure Analytics 製品 (HDInsight、Machine Learning、Stream Analytics など) の統合を目指すマイクロソフトの計画の第一歩です。

Azure Marketplace を通じて、ユーザーは Azure データ ストア (BLOB ストレージや SQL Server など) からコピーされたデータにアクセスするか、ODBC 接続で直接アクセスして、クラウドベースの Windows および Linux のマルチ CPU インスタンス (4 ~ 32 基の vCPU (仮想 CPU)) で最大 1 TB のデータ セットに対して計算を実行できます。両バージョンのユーティリティ料金は、4 コアあたり 1.5 ドル/時間からで、長期コミットメントは用意されていません。本プレビュー期間中、RRE ユーザーは、当社にて運用管理を行っている Azure フォーラムを通じてサポートを受けることができます。

RRE の Windows バージョンには、Windows リモート デスクトップを使用してアクセスします。また、Revolution の R 開発者用 Visual Studio ベース IDE (Revolution R Enterprise DevelopR) が含まれています。一方、RRE の Linux バージョンには、RGui から R アクセスを使用して SSH 経由でアクセスします。代わりに、RStudioRStudio ServerStatET (英語) など、お客様の使い慣れた IDE のライセンスをご利用いただくことも可能です。

ソフトウェア料金のかからない 30 日間の無料試用版をご利用いただけます (ただし、標準の Azure クラウドの使用料金は適用されます)。ぜひ、Azure Marketplace で RRE の無料試用版をお試しください

 

SQL Server 2016 CTP 2.3 のパブリック プレビュー

このたび、SQL Server 2016 Community Technology Preview (CTP) 2.3 (英語) をダウンロードできるようになりました。

マイクロソフトの早期プレビュー モデルの一部である SQL Server 2016 CTP 2.3 ではいくつかの機能が強化されており、お客様はそれらの機能を独自の SQL Server 2016 開発/テスト環境でお試しいただけます。

SQL Server 2016 CTP 2.3 (ダウンロードはこちら) では、次の主な領域が強化されています。

  • インメモリ OLTP テーブルに対する行レベル セキュリティのサポート
  • コア エンジンのスケーラビリティの向上。NUMA または CPU に基づいてスレッドセーフ メモリ オブジェクトのパーティション分割を動的に行うため、スケーラビリティが向上します。
  • インメモリ データ ウェアハウス (列ストア) のパフォーマンスの最適化
  • マスター データ サービスの多対多の派生階層
  • SQL Server Analysis Services に対するいくつかのパフォーマンス強化 (DAX クエリのパフォーマンスなど)

詳細については、SQL Server 2016 CTP 2.3 に関するエンジニアリング チームのブログ (英語) を参照してください。

今すぐ SQL Server 2016 CTP 2.3 プレビュー版のテスト環境のセットアップについてご確認ください。また、SQL Server 2016 および新しい早期リリース モデルの優れた新機能を体験するために、プレビュー版をダウンロード するか Microsoft Azure の仮想マシンを使用してプレビュー版をお試しいただき、これらの最新イノベーションがビジネスにもたらす効果について評価を開始してください。

 

最新の JDBC Driver 4.2 for SQL Server を発表

Microsoft JDBC Driver 4.2 for SQL Server がリリースされました。最新のドライバーでは、Java ベース アプリケーション用の Microsoft SQL Server および Microsoft Azure SQL Database への信頼性の高いデータ アクセスが可能になります。

今回の JDBC Driver for SQL Server は、Type 4 JDBC (Java Database Connectivity) ドライバーです。JDBC 仕様 4.1 および 4.2 に完全に準拠しており、Java Development Kit (JDK) バージョン 1.8 をサポートしています。次のようないくつかの機能拡張が行われています。

  • XA トランザクション機能の更新。準備解除されたトランザクションの自動ロールバックのためのタイムアウト オプションが新たに追加されました。
  • 新しい SQLServerBulkCopy クラス。このクラスを使用すると、開発者は、SQL Server や Azure SQL Database のデータベースのテーブルまたはビューに他のデータベースから大量のデータをすばやくコピーできます。一括コピー機能のプレビュー版で現在サポートされている内容の詳細については、「What’s New in the JDBC Driver」 (英語) を参照してください。

JDBC ドライバーは、SQL Server およびマイクロソフトのデータ プラットフォームのより広範な相互運用性プログラムの一環であり、PHP 5.6 (英語)、Node.js (英語)、JDBC (英語)、ODBC、および ADO.NET 用の各ドライバーが既に提供されています。

JDBC 4.2 ドライバーは、こちらからダウンロードしていただけます。

 

Visual Studio 2012 Updates 5 の一般提供を開始

Team Foundation Server 2015 では、新たにチーム プロジェクトの名前変更機能が追加されました。そこで、今回の Visual Studio 2012 更新プログラムでは、主にチーム プロジェクトの名前を変更した後にローカル ワークスペースを更新する機能に重点が置かれています。Visual Studio 2012 をお使いのお客様で、Team Foundation Server 2015 に更新済みのお客様は、こちらの更新プログラムのインストールを検討してください。

 

Adobe Analytics および Azure Mobile Engagement 用の新しい Power BI コンテンツ パック

Power BI では、これまでどおりユーザーによるデータの接続を簡素化し、Power BI エクスペリエンスの一部として一般的なサービスに対応した構築済みソリューションを提供します。今月は、Adobe Analytics (英語) および Azure Mobile Engagement 用のコンテンツ パックが追加されました。Adobe Analytics は、Adobe Marketing Cloud を構成するソリューションの 1 つで、顧客データの分析にご利用いただけます。訪問者がどこから、どの曜日に最も頻繁に訪れ、どのくらい滞在しているかの確認や、電子商取引データ、CRM の属性、契約などに基づくいくつかの指標を確認することができます。このたび、Power BI を使用して Adobe Analytics のデータを監視、調査、および視覚化できるようになりました。すぐに使用できるコンテンツ パックのため、その場でデータに接続して、洞察を引き出すことができます。

Azure Mobile Engagement (英語) は、アプリケーション分析サービスで、開発者は各自のアプリケーションのパフォーマンスを追跡できるようになり、アプリケーションの定着率や使用率を向上させることができます。Power BI Azure Mobile Engagement コンテンツ パックを使用すると、すぐに使用できるダッシュボード、一連のレポート、および管理されたデータ セットにすばやく接続して、アプリケーションの動作状況を即座に把握できます。

これらのサポート対象サービスのサブスクライバーは、Power BI から自分のアカウントにすばやく接続して、各自の事前構築されたライブ ダッシュボードや対話型レポートでデータを確認できるようになりました。このため、今まで以上にデータの視覚化と分析を始めやすくなります。詳細については、Power BI ブログ (英語) を参照してください。

 

Azure SQL Database – P11 オファーの一般提供を開始

料金 | SQL Database の Web ページ

Azure で Azure SQL Database を使用して強力なアプリケーションを構築するお客様の増加に伴い、パフォーマンスとデータベース サイズの両方を拡張できる追加オプションの要求が高まっています。こうした要求に応えるために、マイクロソフトは Premium サービス層の 2 つの新しいパフォーマンス レベルである P4 と P11 を発表しました。

P4 は、より高度な細分性によってパフォーマンスの拡張を簡素化するのに対し、P11 は、より高いパフォーマンスとより大きなデータベース サイズを提供します。また、以前に発表したとおり、現在は P3 に代わって P6 オファリングが提供されています (データベースのコストやサービスに影響はありません)。

コードやスクリプトでパフォーマンス レベルの作成や割り当てを行う場合の詳細については、「データベースの作成」のドキュメント Web ページを参照してください。

Azure で SQL Database を実行する利点の 1 つは、変化するワークロードの需要に合わせてデータベースのパフォーマンスを動的に変更 (英語) できることです。これらの新しいパフォーマンス レベルにより、アプリケーション ワークロードの需要に合わせて、パフォーマンスを容易に調整できます。

 

Azure SQL Database Elastic Database の Basic 層および Premium 層のパブリック プレビュー

料金 | SQL Database の Web ページ

エラスティック データベースは、データベースの数が多く、データベース リソースの消費量が予測できない SaaS アプリケーションに対応しています。エラスティック データベースのこうした柔軟性を利用することで、爆発的な増加と競争の激しいビジネス モデルの両方をサポートできます。ピーク時の需要を満たそうとデータベースの過剰なプロビジョニングを行うのではなく、エラスティック データベースをプールにまとめることで、制御下にある予算内の共通リソースを多数のデータベースで活用できるようになります。データベースごとに専用リソースをそれぞれ割り当てるよりも、この方がはるかに効率的で、コストを節約できる可能性があります。

今回のパブリック プレビューでは、Basic 層と Premium 層がリリースされています。Basic 層では小規模な使用頻度の低いデータベースをプールにまとめることができるのに対し、Premium 層では大規模な使用頻度の高いデータベースをプールできます。また、Basic 層と Premium 層のパブリック プレビューのリリースに加えて、Standard 層のプールあたりの最大データベース数が 100 から 200 に拡大されました。

エラスティック データベースの詳細については、「エラスティック データベースを利用して激増に対応する」のドキュメント Web ページを参照してください。

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