クラウド プラットフォーム リリースのお知らせ - 2015 年 7 月 22 日

このポストは、7 月 23 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for July 22, 2015 の翻訳です。

こちらのブログでは、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめて紹介します。

マイクロソフトは、現在の "モバイル ファースト、クラウド ファースト" の世界で、エンタープライズでのクラウド文化の採用を可能にするテクノロジとツールを提供します。当社の差別化されたイノベーション、包括的モバイル ソリューション、および開発者ツールが、クラウド ファースト時代の真の可能性を実現するうえで、すべてのお客様を支援します。

クラウドでの迅速なイノベーションを期待されるお客様にお応えして、マイクロソフトは幅広いクラウド プラットフォーム製品ポートフォリオを提供しています。お客様に最新情報を提供するため、以下の一覧に当社の最新リリースをまとめました。また、より多くの情報を必要とされるお客様のために、詳細情報へのリンクも示しています。今回の更新内容は次のとおりです。

  • Enterprise Mobility に関する発表
    • Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) – 2015 年 8 月一般提供開始
    • Azure Rights Management の Office for iPad サポート – 一般提供開始
  • Azure Marketplace
  • Azure Pack v2 UR7
  • 7 月 20 日 の Visual Studio に関する発表のハイライト

Enterprise Mobility に関する発表

ID 中心のセキュリティを Microsoft Enterprise Mobility Suite で実現

IT 部門において高まる懸念のひとつが、サイバー セキュリティ攻撃の頻発と著しい巧妙化です。ID を私たちの Enterprise Mobility ビジョンとオファリングの中心に据えたのも、このような背景からです。すでに Microsoft Enterprise Mobility Suite (EMS) では、ID およびアクセス管理、モバイル デバイスおよびアプリケーション管理、永続データのファイル レベルでの保護など、複数の階層に対してセキュアな生産性を実現するトータル ソリューションを提供しています。本日、新しいサイバー セキュリティ製品の一般提供開始と、情報保護機能のサポートの拡大を発表し、本ソリューションの拡大をお知らせいたします。本発表については、こちらのブログ (英語) をご覧ください。

  • Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) – 2015 年 8 月一般提供開始: ATA は、ユーザーやエンティティの動作分析によりセキュリティ侵害を特定できるよう IT 部門を支援するオンプレミス製品です。この新しいサイバー セキュリティ ソリューションは、2015 年 8 月に一般提供開始となります。本リリースの詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。
  • Azure Rights Management の Office for iPad サポート – 一般提供開始: このたび、Azure Rights Management のサポートを Office for iPad アプリに拡大することで、Azure Rights Management による優れた生産性体験を拡大し、保護を強化いたします。今回、対象となるのは、Word、PowerPoint、Excel となります。詳細については、Office 365 チームのチーム ブログ (英語) をご覧ください。

Azure Marketplace

Azure Marketplace に機能および特色が追加されます。

この数週間の間に、Azure Marketplace では Docker Hub より、Developer Services、Container Apps、そして新しいコンピュート オファリングの提供を開始しました。Developer Services と Container Apps の 2 つは、Azure Marketplace の新しいカタログで、Azure プラットフォーム以外でも使用できるツールと機能を提供し、アプリケーション開発を効率化して、開発者の Azure での生産性を高めます。このほかに、Azure Marketplace でのクラスター化された仮想マシンの展開機能の強化、ならびに、仮想マシンを展開するプログラムによるイネーブルメントも併せて発表します。これにより、お客様はわずか数クリックで高可用なオファリングを容易に展開できるようになります。新しい特色および新機能の詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

 

Azure Pack v2 UR7

Windows Azure Pack UR7 は、四半期ごとに行われている定期的なアップデートの次期リリースです。四半期ごとのアップデートは、私たちのお客様からの直接のフィードバックに基づいて行われます。つまり、追加する機能は上位のリクエストによって決まります。UR7 には、Windows Server 2012 R2 と Windows Server 2016 のプレビュー リリースおよびメンテナンス修正モジュールが含まれます。アップデートの詳細については、WAP コミュニティに参加 (英語) してください。

 

7 月 20 日 の Visual Studio に関する発表のハイライト

7 月 20 日、マイクロソフトは Visual Studio 2015 の RTM バージョンおよび .NET Framework 4.6 の提供を開始しました。Visual Studio 2015 には、あらゆる開発者の目標達成を支援し、Windows から Linux、iOS および Android といった複数のプラットフォームにまたがり生産性とパワーを拡張し、今日の多様なモバイル ファースト、クラウド ファースト環境の需要に対応する新機能が数多く用意されています。

以下は製品のハイライトです。

  • クロス プラットフォームなモバイル開発 – Android、iOS、Windows など複数のプラットフォームで動作するシングル コード ベースのモバイル アプリを、従来のスキルで作成できます。
  • クロス プラットフォームなサーバー開発 – クロス プラットフォームなサーバー アプリケーションを、任意の言語および開発プラットフォームで構築できます。Visual Studio 2015 を使用すれば、Python、Node.js の充実したツール サポートや、Windows、Linux、Mac OS X をサポートする .NET Core 5 をベースとしたマイクロソフトの最新マネージド言語ソリューションなど、任意のプログラミング言語を使用できます。
  • DevOps – Visual Studio 2015 を Visual Studio Online および次期リリース予定の Team Foundation Server 2015 とともに使用すると、作業の管理、アプリの開発、構築、テスト、リリースに対応するトータル ソリューション、アプリの正常性と使用状況を監視するツールを利用することで、DevOps が可能になります。
  • 生産性を実現するイノベーション – Visual Studio 2015 では、パフォーマンス モニタリングやデバッグ履歴などの高度な機能の統合により、デバッグ機能の強化が図られています。このほかにも、コードに関する一般的な問題の解決を支援する Light Bulbs や、改良されたリファクタリング ツール、入力と同時にコード修正を自動的に行うライブ コード分析など、.NET Compiler Platform により、マネージド開発者のための新機能が数多く追加されています。
  • Windows 用ビルド – 電話、タブレット、PC、Xbox、モノのインターネット (IoT) などあらゆる Windows 10 デバイスで動作するユニバーサル Windows プラットフォーム対応の、次世代の Windows アプリおよびゲームを構築できます。Visual Studio 2015 での Windows 10 関連のツール類のサポートは、7 月 29 日、Windows 10 により提供開始の予定です。

Visual Studio 2015 および .NET Framework 4.6 の最新バージョンの詳細については、次のリソースを参照してください。