Citrix on Azure 最新情報 as of 2017.01

こんにちは、マイクロソフトの前島です。  先週 Citrix Summit 2017 というイベントが開催され、VDI on Azure を実現する XenDesktop Essentials などの情報が出てきました。前回記事から日が空いてしまいましたが、現時点での最新情報をまとめてご紹介します。 ■ 要約すると… 昨年5月の Citrix Synergy でも発表された通り、Citrix と Microsoft は戦略的提携関係のさらなる拡大と強化を図ります。 Citrix on Azure として、2つのクライアント仮想化サービス(DaaS: Desktop-as-a-Service)が登場します。 Azure RemoteApp の後継として開発が進められてきた XenApp “Essentials” は、XenApp Essentials と名称を改め、今年3月末をターゲットに開発が進められています。 Windows 10 VDI on Azure を実現するサービス XenDesktop Essentials は、2月末~3月を目標に開発が進んでいます。 XenApp Essentials と XenDesktop Essentials の具体的な価格発表はまだ行われていません。 他分野での協業も進んでおり、本サミットでは XenMobile Essentials for EMS や…


XenApp “express” (Azure RemoteApp 後継) に関する最新情報 as of 2016.08

こんにちは、マイクロソフトの前島です。 本日、Citrix / Microsoft 共催のバーチャルイベントが開催されました。前回記事でお伝えした情報からの差分を中心に、大まかにまとめてみます。 (オンデマンド版もご視聴いただけるようになっていますので、ご興味のある方はできる限り直接ご視聴いただくことをお勧めします)   ■ 5行でサマリーすると… Citrix と Microsoft が “Comprehensive Partnership (包括的な提携)” を行っていくことが改めて発表されました XenApp “express” は Azure RemoteApp の後継として、Azure Marketplace 経由で提供されます クラウド上で VDI サービスを提供する XenDesktop – Windows 10 service on Azure も登場します 他の協業施策の具体例として、Windows Server 2016 の Day 1 サポートや、Azure AD 経由で Citrix Receiver を使ったシングルサインオン・シナリオが紹介されました 価格体系やサポート体制等の情報公開、実環境を使ったデモ等は行われませんでした。9月末の Ignite で、初のデモを予定していることが伝えられました。


Azure RemoteApp 提供終了と今後に関する補足

こんにちは、マイクロソフトの前島です。 8月12日(日本時間では8月13日未明)、Microsoft のデスクトップ仮想化ソリューションに関する重要な発表がありました。この中には、既存サービスである Azure RemoteApp (以下 ARA)提供終了のお知らせも含まれています。   “サービス提供終了” という言葉だけだと、どうしてもネガティブな印象を持たれる方もいらっしゃるかと思います。 ですが今回の施策は極めて前向きなものであり、現在 ARA をご利用中のお客様を含め、すべてのユーザーによってプラスとなるように検討した結果であるとご理解ください。   公式発表記事(英語)だけではご理解しにくい点もあるかと思いますので、現時点でお伝えできる情報を整理してご紹介します。


いろいろある Azure RemoteApp の活用シナリオ(第2回)

こんにちは、マイクロソフトの前島です。 少し間が空いてしまいましたが、今回も Azure RemoteApp の代表的な使い方を3つご紹介していきます。(第1回は こちら) 4. モバイルワーク・在宅ワークの実現 5. 海外からの社内システムアクセス改善 6. ソフトウェアの SaaS 化


いろいろある Azure RemoteApp の活用シナリオ(第1回)

こんにちは、マイクロソフトの前島です。 モバイルワークや在宅勤務といった ”働き方の多様性を支える手段” として生まれた Azure RemoteApp ですが、それ以外の用途で活用いただくケースも増えています。お客様が実際にどのような使い方をされているのか、代表的なシナリオをご紹介していきます。 1. インターネット閲覧分離環境の提供 ここ最近、最もホットなシナリオがこちらです。 『標的型攻撃』によるリスクを緩和する手段として、社内ネットワークとインターネットの分離が有効であるとされています。たとえば、IPA が発行する『高度標的型攻撃』対策に向けたシステム設計ガイドでは、”対策セットD” としてネットワーク分離が推奨されています。 社内用とインターネット用で PC を2台用意するという方法もありますが、コストがかさみますし、利便性も相当損なわれてしまいます。Azure RemoteApp を利用して、インターネット閲覧専用環境(ブラウザ+PDFリーダー等の必要なアプリ)を提供することにより、論理的に社内環境との分離を実現できます。 上記イメージ図は、Azure RemoteApp を使ってインターネット分離を行っている状態です。一見、IE が2つ起動しているだけに見えますが、左側がローカルPC上で直接稼働するイントラネット用、右側が Azure RemoteApp 経由で提供されているインターネット用です。ユーザーはこれまでの操作性を損なうことなく、社内にもインターネットにもアクセスできます。 一方で、管理者はセキュリティを確保するために、ローカルPCへのデータ保管などを禁止することができます。(もちろんローカル保存を許可する設定もできますが、セキュリティを最重視する場合は無効化が推奨されます) 2. アプリケーション老朽化 (version up) 対応 PC上で稼働するアプリケーションの更改・バージョンアップは、IT管理者を悩ませる運用の一つでしょう。たとえば、Internet Explorer 11 へのマイグレーションに苦労された企業も多いかと思います。 もし新旧両方のバージョンを並行してユーザーに提供できれば、更改につきものの初期不具合リスクを軽減できますし、展開スケジュールの柔軟性が増します。 Azure RemoteApp 上で新バージョンのアプリケーションを先行提供することにより、ユーザーは新旧両方のアプリを同時に使うことができます。仮に新バージョン特有の問題が発生したとしても、PC上の安定バージョンを使って業務を継続できるわけです。 また、新バージョンが安定してきて、PC上のアプリケーション更改が無事に終わったユーザーについては、Azure RemoteApp のユーザー登録を解除すれば直ちに課金が停止するのも Azure ならではの特長です。 3. クライアントサーバー型システムの提供 クラウドが一般化する中、オンプレミスのデータセンターを縮小し、既存のシステム(サーバー)をそのままクラウドに持っていく、いわゆる “リフト&シフト” と呼ばれる使い方も少なくありません。 このとき Azure RemoteApp を併用し、クラサバ型システムにおける “クライアント部分” もクラウドに持っていってしまうというアプローチがあります。端末上にクライアントアプリケーションを残す場合に比べて、次のようなメリットがあります。…


Azure RemoteApp 上でタスクマネージャーを開く

こんにちは、マイクロソフトの前島です。今回は Azure RemoteApp でのちょっとした小技のご紹介です。 Windows では、応答しなくなってしまったアプリケーションを強制的に落としたい場合などに、タスクマネージャーを使用することがあります。通常の PC 環境であれば、次のような方法でタスクマネージャーを起動できます。 [Ctrl] + [Shift] + [Esc] キーを押下する タスクバーを右クリックして、[タスク マネージャー] を選択する [ファイル名を指定して実行] などで、taskmgr.exe を直接呼び出す しかし、Azure RemoteApp でアプリケーションを起動している場合、リモートのタスクバーや [ファイル名を指定して実行] は見えません。また、[Ctrl] + [Alt] + [Esc] キーを押下すると、接続元端末(ローカル)のタスクマネージャーが起動してしまいます。 何らかの理由で RemoteApp 側のタスクマネージャーを起動したい場合は、次のどちらかで対応できます。 RemoteApp アプリの一つとして、タスクマネージャーも公開してしまう [Ctrl] + [Alt] + [End] キーを押下する 1. RemoteApp アプリの一つとして、タスクマネージャーも公開してしまう こちらの方法は、管理者としての設定になります。タスクマネージャーはごく普通の EXE ファイル(c:\windows\system32\Taskmgr.exe)であり、他のアプリケーション同様、RemoteApp アプリとして公開できます。 後は、ユーザーがタスクマネージャーを使いたいときに、Azure RemoteApp クライアントまたはスタートメニューから起動するだけです。   2. [Ctrl] +…


Azure RemoteApp の展開モデルの違いを知る(後編)

こんにちは、マイクロソフトの前島です。 前回、Azure RemoteApp には3つの展開モデルがあることをご紹介しました。 展開モデル 概要 クラウド展開 (簡易作成) わずか数クリックで環境を作れる、最もシンプルなモデル クラウド展開 (VNETで作成) RemoteApp セッションホストを特定の VNET 上に展開するモデル ハイブリッド展開 RemoteApp セッションホストが、任意の Active Directory ドメインに参加するモデル 各展開モデルの特徴は前回解説しましたが、説明しきれなかった情報として、「クラウド展開」と「ハイブリッド展開」では、利用できるアカウントの種類が異なるいうものがあります。下表のとおり公式ドキュメントにもまとめられていますが、少しわかりにくいで解説していきます。 アカウントの種類 クラウド クラウド + VNET ハイブリッド Microsoft アカウント あり あり いいえ Azure Active Directory (Azure AD)    Azure AD のみ あり あり いいえ  パスワード同期がある AD Connect あり あり あり  パスワード同期がない AD Connect あり…


Azure RemoteApp の展開モデルの違いを知る(前編)

こんにちは、マイクロソフトの前島です。  今回は、Azure RemoteApp で選択可能な "展開モデル(≒ システム構成方式)" の違いをご紹介します。 Azure RemoteApp ではさまざまな利用シナリオに対応するために、3つの展開モデルを提供しています。  a) クラウド展開モデル(簡易作成) b) クラウド展開モデル(VNETで構成) c) ハイブリッド展開モデル 展開モデルは Azure RemoteApp コレクション作成時に指定し、後から変更できない(=変更したい場合はコレクションの再作成を行う)ため、最初に決めておく必要があります。 3つの展開モデルを順に見ていきましょう。 a) クラウド展開モデル(簡易作成) Azure RemoteApp を最も簡単に利用できるモデルであり、わずか数クリックで環境を作れてしまうことが特徴です。 ユーザーは Azure RemoteApp 上で公開されたアプリケーション(Office, IE 等)にアクセスし、ファイルの編集や保存、インターネット閲覧などが可能です。一方、社内システムにアクセスする手段はないため、RemoteApp アプリケーションのみで作業が完結する場合に向いています。   b) クラウド展開モデル(VNET で作成) アプリケーションを公開するサーバー(=セッションホスト)を、Azure サブスクリプション内の任意の VNET (仮想ネットワーク) に作成するモデルです。この展開方式は、2015年8月より実装された新しい方式であるため、古いドキュメントでは記載されていない場合がある点に注意してください。 前述の 「a) クラウド展開モデル(簡易作成)」と比較すると、次のようなメリデメがあります。 // メリット // VNET としてもともと実装されている様々な機能を活用できるようになります。  同一 VNET 上に作成した IaaS (仮想マシン) と連携可能 クラサバ型のアプリにおいて、サーバー側を…


Azure RemoteApp というサービスを知っていますか?

こんにちは & はじめまして。マイクロソフトでインフラ系技術を担当している前島です。   Azure RemoteApp というサービスをご存知でしょうか? 一言でいうと、マイクロソフトが 提供する DaaS (Desktop-as-a-Service) です。”デスクトップ環境(≒アプリケーションやデータを動かす環境)”を、パブリッククラウドである Azure 上で提供するものであり、たとえばこんな使い方ができます。 外出先や自宅から、安全に社内システムにアクセスする タブレット端末(iOS や Android)から、 Windows ネイティブアプリを改修することなく利用する 社内 Web アプリの IE11 化を進行中のお客様が、IE11 先行提供環境として利用する 手元の端末を汚すことなく、さまざまなアプリケーションを利用したりインターネットを閲覧する環境を提供する   そんな Azure RemoteApp ですが、つい先日1才になりました!! (2014年12月12日より正式サービス開始) 1周年を無事に迎え、国内外多くの利用実績も出てきていますので、これから 改めて Azure RemoteApp に関するいろいろな情報を発信していきます。   第1回となる今回は、すでに公開されているお役立ち記事を、リンク集としてご紹介します。   ■ Azure RemoteApp の概要を知りたい そもそも Azure RemoteApp って聞いたことないよ!という方向けに、サービスの概要や特徴を気軽に理解できる情報はこちら。   <【ウェブセミナー】いつでもどこからでも安全にモバイル ワークしよう! 仮想デスクトップをクラウドで管理する「Azure RemoteApp」のはじめかた> https://info.microsoft.com/JA-Azure-WBNR-FY16-11Nov-26-Azure-RemoteApp.html?ls=Website&lsd=AzureWebsite…

0