アジアにおいて、AI が大きな成果を挙げている 5 つの分野【8/28更新】


この記事では、アジア地域で AIが既に大きな成果を挙げている 5 つの主要分野 (アクセシビリティ、農業、データセンター効率、教育、ヘルスケア)についてご紹介します。

 

 

1. アクセシビリティ

世界に 2 億 8,500 万人いる視覚障碍を持つ人々向けに、AI を活用して顔、感情、手書き文字など、多様な視覚情報を識別してくれるマイクロソフトの無料アプリ Seeing AI が、視覚を音声情報に変換してくれます。

Seeing AI アプリは視覚障碍を持つ人々のために視覚を聴覚に変換します。

 

2. 農業

アジアは世界で最も人口の多い地域であり、2030 年までには 50 億人以上になると予測されています。マイクロソフトでは、農家がAI やアナリティクスを活用して収穫高を大幅に向上する新たな方法を模索すべく、天候や土壌などの指標に基づいて作物の植え付けに最適な日を農家に助言する AI Sowing App を開発しました。

このソリューションは、AI を活用して過去 30 年間の気象データを分析し、リアルタイムのデータと天候予測モデルを使用して雨量と土壌水分を計算することで、最適な播種期を予測します。このプログラムは、農地にセンサーを設置するなどの農家による投資を必要としないため、新興国での利用に特に適しています。

 

3. データセンター効率

マイクロソフトでは、 AI を使ったデータセンターの運用とインフラの管理を行っており、マイクロソフトのクラウドサービスはエネルギー効率が 93 パーセント高く、炭素効率性が最大 98 パーセント優れています。

また、AI テクノロジの活用により、データセンターだけではなく建物全体におけるエネルギーの効率性の向上が可能です。シンガポールでは、国家の電力のおよそ3分の1が建物で使用されています。国家の産業基盤開発を担う政府機関 JTC は、建物の監視、分析、最適化の運用を Microsoft Cloud に集約することで、エネルギーコストが 15 パーセント削減されました。

 

4. 教育

マイクロソフトは学生にとっての教育体験を強化し、成績を向上するために AI を活用しています。

南インドのアーンドラ・プラデーシュ州において、マイクロソフトは政府と協力し、学校からドロップアウトする可能性が高い学生を予測する新しいアプリを開発しました。このソリューションはアーンドラ・プラデーシュ州の1万校以上の学校で使用、2017年時点で500万人以上の学生が対象とされており、機械学習、AI 機能、クラウドを活用し、入学時の情報、成績、性別、社会経済的特性、学校のインフラ、教師のスキルなどの複雑なデータを分析してパターンを探し出します。

 

5. ヘルスケア

マイクロソフトはインドにおいて、国内最大の医療組織のひとつである Apollo Hospitals と協力し、世界の人々の死因のおよそ 3 分の 1 を占める心臓病の克服を目指して AI にフォーカスしたネットワーク を開発しました。

このパートナーシップは、マイクロソフトの AI 専門知識と Apollo Hospitals の心臓病における経験と知識を組み合わせることで、新たな機械学習モデルを開発し、患者の心臓病リスクを予測し、医師の治療計画を支援することを目標にしています。

 

 

 

これらは、AI が開発の初期段階にある一方で、既に私たちの生活に驚くべき恩恵をもたらしてくれている事例の一部でしかありません。AI の可能性は拡大過程にあり、これからも様々なすばらしい事例が出てくることを確信しています。結局のところ、AI は人間の創造性を強化してくれるだけではなく、私たちを人間らしくしてくれる要素、すなわち、思いやり、好奇心、そしてより良い未来を造りたいという熱意といった要素も強化してくれるのです。

 

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