ビジネスの成功は従業員の育成から【8/9 更新】


(この記事は2018年7月26日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Business success starts with empowered employees の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

 

ビジネスの成功と高い収益性を実現するための原動力となるのが従業員です。そして、ビジネスの変革にはイノベーションを生み出す企業文化の確立が欠かせません。

ビジネスの変革を真に達成したパートナー様は、まず従業員と企業文化の変革から取り組んでいます。企業文化は企業にとっての魂です。ビジネスの形態がタイム アンド マテリアル (T&M) 契約のプロジェクトから年間契約のサービス提供へとシフトするにつれて、企業文化には創造性やイノベーションが求められるようになり、従業員がビジネスの成長につながる画期的なアイデアを追及できるように支援する必要性が高まっています。

 

 

また、進化の一途をたどるデジタル環境に対応し、アジリティを向上させるために、従業員の採用、研修、給与、意欲向上のしくみの改革に取り組むパートナー様もいらっしゃいます。IDC が世界各国の 600 社のパートナー様を対象として実施した最近の調査では、デジタル環境に対応しているパートナー様が、社内の人事エコシステムの刷新を進めていることが明らかになりました。上記のグラフは、パートナー様がデジタル成熟度を高めるために実施している従業員向けの取り組みの内訳を示したものです。

このデジタル トランスフォーメーションに関する調査全体を通じて、企業がアジリティを重視し、採用システムによって強化していることが伺えました。

 

企業文化はすべての中心

この点に関して、BitTitan CEO である Geeman Yip 氏は次のように述べています。「社内の変革を行う前に対外的な改革を達成することはできません。コラボレーションを生み出し、促進する文化を醸成して、イノベーションの創出につながる環境作りを進める必要があります」

変革を成功に導く企業文化は、情熱、楽しさ、開放性、透明性、責任、誠実さ、多様性を内包しています。多様性が重要であるのは、多様なアイデアや目的の共有が変革に欠かせないからです。

McKinsey 社が 2015 年に発表したレポート『Diversity Matters (多様性の重要性)』では、ジェンダーの多様性の面で上位 25% に入る企業は、財務利益が業界内の中央値を上回る可能性が 15% 高くなるという結果が出ています。

従業員の継続的な学習と成長を促すには、リスクテイキングや試行錯誤を許容する企業文化を作り上げることが重要です。そのためには、上層部のリーダーが率先して、意見に耳を傾けることの価値を体現し、優れたアイデアを実践することから始めましょう。

私が以前投稿したブログ記事「トランスフォーメーションの文化を育む方法」では、企業文化の変化はトップから始まること、そしてリーダーはあらゆる従業員のアイデアを受け入れ、従業員がイノベーションや変革に欠かせない存在だと認識する必要があることを説明しています。

 

人材採用

企業が求めるスキルはテクノロジと共に変化しており、競合他社も人材の採用や育成の戦略について見直しを行っています。新たなスキルを持つ人材は、引く手あまたなうえに絶対数も不足しています。優秀な人材の獲得と定着は、収益にも直結する課題です。

お客様の成長に伴う課題に対応するには、漠然としがちな問題にも迅速に対処できる、多様な専門知識を持ったチームが必要です。迅速な対応力を持つチームを結成するには、変化の激しい環境で能力を発揮できる従業員が適しています。企業文化への適性を有するかどうか、業務上の判断力を備えているかどうかを確認したうえで、必要なスキルを育成しましょう。競争力を維持するには、新しいスキルを意識しながら、最新のテクノロジを取り入れる必要があります。

採用した人材には、課題に挑戦し、達成するための機会の提供を続けましょう。競争の激しい市場では、専門能力開発プログラムが差別化に役立ちます。

 

スキル開発

人材育成は、デジタル成熟度の高いパートナー様にとって、継続して進めるべき戦略的活動です。デジタル成熟度の高いパートナー様は、従業員のデータを活用して、配属の決定やスキル開発を実施しており、企業文化の 1 つとして、学習への意欲的な取り組みが見られます。

新しいビジネスに対応できる人材の育成には、体系的かつ発展的な学習の道筋を用意することが重要です。セルフサービス型のトレーニングや継続的な認定プログラムを整備することで、従業員は自分のペースでスキルを習得できます。特定のデジタル スキルを持つ人材を見つけることは困難でコストもかかるため、適切な気質、経験、主要スキルを備えた従業員に研修を行うのが最適な方法と言えるでしょう。

人材育成を促進する方法の 1 つとして、キャリア開発のインセンティブを付与することが挙げられます。マイクロソフトのパートナー様である Dimension Data では、従業員の研修プロファイルを作成し、修了後にプロファイルのステータスを更新するようにしています。従業員は研修プロファイルに応じて、募集中の役職を確認することができます。

デジタル トランスフォーメーションの取り組みでは、従来の IT スキルや経験にも価値があることは変わりません。マイクロソフトのパートナー様である Hanu では、長年自社に在席している IT 担当者のために再研修プログラムを実施しています。同社では、データ サイエンスなどの新しい分野では新世代のスキルが利用されている一方で、お客様の多様なシナリオの中には従来のテクノロジが伴う場合が多く、幅広いスキルが求められています。

学びの文化を維持していくには、スキルの育成と従業員の定着が人材管理の KPI であると考えましょう。

従業員は継続的な成長とデジタル トランスフォーメーションを実現するための重要な鍵です。戦略の策定にあたっては、継続的な成功のために、従業員をどのように支援していくかについて、時間をかけて検討してください。

電子ブックでお届けしているマイクロソフト デジタル トランスフォーメーション シリーズの次回作『Optimizing Operations (業務の最適化)』は、間もなく公開予定です。

 

 

Skip to main content