IT 部門の進化と変革【7/28更新】


(この記事は2018年5月4日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 The (r)evolution of IT の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

 

 

ここ数年お話ししてきたとおり、企業の IT 部門の役割は変化しつつあります。クラウドの台頭と共に、IT 部門はデータ センター業務から解放され、ビジネスを差別化、推進する重要な役割を担うことが予想されてきました。そして今、この予想が現実になろうとしています。クラウドでデータを利用できるようになったことで、イノベーションは新たな時代を迎え、IT リーダーは長年にわたるビジネスと IT のギャップを埋める方法について検討しています。

お客様の IT 運用モデルは、俊敏性と効率性に優れたビジネス中心のモデルに進化しつつあります。このような現状の中で、パートナー様はどのようにしてお客様をサポートすべきでしょうか。マイクロソフトの新しい電子ブック『Designed to Disrupt (破壊的変革への設計英語)』では、企業が変革し、新たなビジネス モデルを構築するにはどうするか、そして新たなビジネス チャンスを最大限に活用するために、IT 部門は迅速な方向転換を実行するにはどうすればよいかについて紹介しています。

これからは、計画、調達、開発、テスト、展開のリード タイムが短縮されます。テクノロジに精通した従業員が増えたことで、簡単な実験とプロトタイプ作成を行った後、すぐにアプリケーションを稼働できるようになりました。また、IT 部門がビジネス部門にサービスを提供するようになったことで、ビジネス変革の機会に目を光らせることが IT 部門のメンバー全員の義務となります。

成功を測る新たな指標

「従来、IT チームの評価は、アプリケーションを期日までに納品できるかどうかにかかっていました。しかし現在では、アプリケーションによって獲得できるビジネス リードの品質と数が評価基準となっています」

— マイクロソフト、前 CIO、Jim Dubois

 

こうした大きな変化を受けて、パートナー様とお客様は IT 部門に関する考え方を変え、ビジネス プロセスに重点的に取り組む必要があります。最新のクラウド テクノロジを活用すれば、革新的な変化を引き起こすことができます。まずはコンセプトを考案し、実験してみましょう。成功したら、プロトタイプと概念実証 (PoC) を構築し、達成できる成果を示します。実例では、概念実証は通常、短い場合で数日、長くても数週間で完了しました。

ビジネス部門とのパートナーシップが強化されたら、IT チームとビジネス チームの両方に実現できる成果を示し、インスピレーションをもたらす必要があります。インスピレーションはデジタル トランスフォーメーションに不可欠です。私自身、マイクロソフトとパートナー様、そしてお客様がクラウド テクノロジを活用してビジネスを変革した実績から、インスピレーションを受けずにはいられません。

パートナー様のサービスがお客様のデジタル トランスフォーメーションの目標に沿っていることを示すには、サービスの種類ごとにビジネス KPI を定義する方法が有効です。以下の表は、マイクロソフトの IT 部門の 15 のサービス項目について、それぞれの評価基準となる業績を示したものです。この表を IT 部門のリーダーがご覧になれば、自分の役割は IT 部門におけるビジネス リーダーとなることであると認識を変えていただけるでしょう。

 

『Designed to Disrupt』では、従来の役割の変化を解説すると共に、今後ますます戦略的に重要になる企業の IT 部門の新しい役割について、たとえば次のように説明しています。

従来の役割の変化:

  • CIO - データ センター業務やハードウェアの一括購入といった業務から解放され、ビジネス部門のパートナーとしての役割に完全に移行し、新たな収益源となる新しい機能の開発に従事します。
  • エンタープライズ アーキテクト - 拡大した IT エコシステム全体を調査して、機能の重複を最小限に抑えます。
  • エンジニアリング、DevOps - アプリケーション、テスト用スイート、展開スクリプトを開発し、頻繁な変更のニーズに応じてアプリケーションを継続的に開発、更新、展開できるようにします。
  • 情報アーキテクト - IT 部門の各データ モデルの整合性を確保するほか、IT 部門が管理しているデータの信頼性を確認して、アプリケーションとスタッフの両方が利用できるようにします。
  • ネットワーク & セキュリティ チーム - オンプレミスと現場のネットワーク デバイス間の通信の速度と安全性を確保します。

 

新しい役割:

  • リレーションシップ マネージャー - ビジネス部門が IT 部門の業務を完全に把握し、ビジネス部門のニーズが正確に反映されるようにします。
  • ビジネス アーキテクト - ビジネス部門が各アプリケーションを最大限に活用できるようにします。
  • プロセス エンジニア - エンドツーエンドのビジネス プロセスを調査し、効果的かつ最適な設計になるようにします。
  • クラウド アーキテクト - 最適なクラウド コンポーネントを選択し、ビジネス ニーズを満たすアプリケーションまたはアプリケーション システムを設計します。
  • データ サイエンティスト - ビジネス部門が将来を予測できるように、収集した膨大な量のデータからインサイトを抽出します。

デジタル トランスフォーメーションがパートナー様のビジネスとお客様の企業にとって何を意味するかは、パートナー様の新たなビジネス目標と、実装する製品やサービスの性質によって決まります。従来のような製品の販売から、知的財産としてパッケージ化できるデータ駆動型サービスや新たなデジタル テクノロジの提供への移行は大きな変化です。この複雑なプロセスは、私たちの働き方や市場投入の方法を一変させます。

Designed to Disrupt (英語)』は、IT 部門やビジネス部門のリーダーが、デジタル トランスフォーメーションの機会に向けて、ビジネス戦略を調整するために活用できる優れたリソースです。今すぐチェックして、お客様にイノベーションのインスピレーションをもたらすためにご活用ください。

電子ブックをダウンロードのうえ、こちらのマイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) で、IT 業界の変化についてご意見をお聞かせください。

 

 

Skip to main content