Microsoft Build 2018 で発表されたパートナー様向けの最新情報【6/15 更新】


(この記事は2018年5月23日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Microsoft Build 2018 news and announcements for partners の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

先日開催された Microsoft Build 2018 (英語) では、パートナー様を支援する新しいツール、サービス、機能が数多く発表されました。その中でも特に注目していただきたいものをご紹介いたします。

 

Azure RI: コストを抑え、利益を拡大

クラウド ソリューション プロバイダー (CSP) プログラムでは、Azure Reserved VM Instances (RI) の提供が開始されたほか、Windows Server サブスクリプションおよび SQL Server サブスクリプションの提供が間もなく開始されます。これにより、パートナー様はお客様のクラウド コンピューティング コストの大幅な削減を支援できるようになります。

お客様がこれらのサービスを利用することで節約できるクラウド コンピューティング コストは、従量課金制と比べて最大 80% に上ります。リスクが高まることも、スムーズなデプロイメントに必要な柔軟性を犠牲にすることもありません。

クラウド コストの予測が容易になることで、パートナー様は販売プロセスの効率化だけでなく、Azure Cloud Services を使用して、利益率の高い IT サービスの開発と提供、ソフトウェアやサービスの追加販売、管理手数料による継続的な収益の獲得が可能になります。

Azure RI とサーバー サブスクリプションは、CSP プログラムに参加しているパートナー様にご利用いただけます。詳細については、パートナー センターにサインインしてお知らせをご確認ください。

 

 

開発者への収益分配率を 95% に引き上げ

今後予定されている Microsoft ストアのポリシー改定 (英語) により、アプリの収益の 95% が開発者に分配されるようになります。これは、Google Play ストアや Apple App Store の分配率を大きく上回ります。今回の引き上げはゲームには適用されませんが、現在 Microsoft ストアで配信されているすべてのアプリや、今後新たに配信される Windows 10Windows Mixed RealityWindows PhoneSurface Hub 向けのアプリが対象となります。

 

 

Azure Marketplace: 新たなソリューションとサービスの掲載により、新規顧客を開拓

SaaS ソリューションを販売するパートナー様も、コンサルティング サービスを提供するパートナー様も、Azure Marketplace でさらに幅広い客層にアプローチできるようになります。従来とは別の方法で競合他社との差別化を図ったり、お客様に自社製品を見つけてもらったりと、Azure Marketplace は開発者やパートナーの皆様にとって自社のソリューションやサービスを公開するうえで最適な場所となっています。

AppSource で好評だったコンサルティング サービスの提供が、Azure Marketplace でも開始されました。お客様の環境の評価、オンサイトでのワークショップ、概念実証、実装など、幅広いコンサルティング サービスが提供されています。

 

 

ソフトウェア ライセンスを簡素化

マイクロソフト パートナー様が提供する SaaS サービスのサブスクリプションを Azure Portal で管理できるようになりました。サービスの料金はシンプルな月額定額制となっており、いつでもスケーリングや解約が可能です。お客様への請求が簡素化され、ソフトウェア ライセンスとインフラストラクチャ費用が一本化されたことで、パートナー様は Azure Marketplace を通じて販売チャネルを拡大できるようになります。

 

 

Azure Service Fabric でお客様へのサービスを強化

Azure Service Fabric を利用すれば、パートナー様はお客様の既存アプリの刷新を支援できるほか、お客様のニーズに応じてスケーリングできる常時接続型のビジネス クリティカルなアプリケーションを提供することができます。マネージド サービスを提供するパートナー様の場合は、Azure Service Fabric を活用してマルチテナント環境を構築し、複数のお客様に効率的にサービスを提供できます。

 

  • アプリケーションをクラウドにデプロイ: Azure Service Fabric では、マルチテナント環境を簡単に構築して、アプリケーション、運用、リソースを効果的に管理できます。
  • 市場投入までの期間を最大 50% 短縮: お客様のニーズに対応するアプリケーションの開発、運用テスト、提供を迅速に行えます。
  • 運用の負担を軽減: VMOS の修正プログラムの適用、アップグレードは Azure が管理します。ダウンタイムがなく、自己修復されるため、マルチテナントへのサービス提供が容易になります。
  • ISO 27001/27018 認定を取得した統合プラットフォームで IP を保護: Azure はエンタープライズ クラウド随一の広範なコンプライアンス対応を誇り、Azure Service Fabric をはじめとする 61 のお客様向けサービスの監査が完了しています。
  • クラウド リソースの使用率を最適化: 運用環境のワークロードを柔軟にスケーリングすることで、使用率を 3 倍に向上させることができます。

 

 

AI の普及に向けた取り組み

ユーザーや開発者が習熟度を問わず AI を活用できるようにするために、マイクロソフトは新しいツールの公開や既存ツールのアップデートに取り組んでいます。

AI によるリアルタイム計算を高速化するために設計された、将来性ある新たなハードウェア アーキテクチャ「Project Brainwave」が、このたび Azure Machine Learning に統合されました。

他にも、新しい Azure Machine Learning パッケージがリリースされました。これらのアルゴリズムを利用すれば、データ サイエンティストは、コンピューター ビジョン、テキスト分析、財務予測などの精度と効率性に優れたモデルを容易に構築、トレーニング、調整、デプロイすることができます。

自社のビジネスに AI を組み込むことに興味をお持ちのパートナー様は、ぜひパートナー ネットワークのサイト (partner.microsoft.com/ja-jp) にアクセスし、AI プラクティス構築プレイブック、調査データ、AI 関連のリソースをご覧ください。

 

 

次世代の AI ツールを活用

Build で発表された Cognitive Services の新しいサービスでは、アプリの音声認識機能を強化するツールが提供されます。開発者は、特定の業界の専門用語を理解し、使用するようにカスタマイズした音声認識アプリを作成できます。たとえば、お客様の e コマース Web サイトでブランド独自のテイストを反映したインタラクティブなボットを構築したりできます。

また、Custom Vision サービスには、物体を認識、理解する新機能が追加されました。たとえば、プレビュー中の新機能では、画像内の物体を認識するようにモデルをトレーニングすると、トレーニング対象の物体を検出して、その位置を画像内に示すことができます。

詳しい発表内容については、こちらのブログ記事 (英語) でご確認いただけます。

 

 

サービス料金を個別にカスタマイズ

Azure Marketplace では、発行者が個別のお客様に向けて特別割引や非公開の料金を提示できるようになりました。パートナー様は、お客様それぞれに合わせて使用条件をカスタマイズできるほか、お客様のニーズに合わせて VM イメージを構成できます。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

 

 

今回の Microsoft Build での発表によって、パートナー様がビジネス チャンスを手にすることを期待しています。アプリを開発しているパートナー様も、サービスを構築しているパートナー様も、マイクロソフトがリソースやツールを通じてお手伝いいたします。パートナー様のビジネス チャンスの詳細については、partner.microsoft.com でご確認ください。

 

 

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