[パートナー事例] 統合型プラットフォームで最適な顧客体験を実現~サイトコアが提供する「Sitecore Experience Cloud」の特長と導入効果【6/11更新】


 

購買のための情報収集や販売企業へのアプローチをインターネットで行うことがあたり前になったことで、重要性が急速に高まっているデジタル マーケティング。この領域の「リーダー」として企業のマーケティング変革を支援し続けているのがサイトコア株式会社 (以下、サイトコア) です。同社が提供する「Sitecore Experience Cloud」にはどのような特長があり、導入企業はいかなる効果を享受しているのでしょうか。セールス グループ プリセールスマネージャーの原水 真一 氏と、マーケティング グループ フィールドマーケティングマネージャーの堀内 章代 氏に、お話をお聞きしました。

 

サイトコア株式会社
マーケティング グループ
フィールドマーケティングマネージャー
堀内 章代 氏 (写真左)
サイトコア株式会社
セールス グループ
プリセールスマネージャー
原水 真一 氏 (写真右)

 

 

サイトコアの概要について

 

―― まず会社の概要についてお教えください。

 

原水 サイトコアは「コンテクスト マーケティング」というコンセプトに基づき、統合型マーケティング プラットフォームを開発および提供している企業です。主力製品の「Sitecore Experience Cloud」は、「Sitecore Experience Platform」(以下、SXP)、「Sitecore Experience Manager」(以下、SXM)、「Sitecore Experience Commerce」(以下、SXC) で構成されています。SXP は Web コンテンツと顧客体験を統合管理し、SXM がエンタープライズのニーズに合わせて拡張できる堅固なコンテンツ管理システムの基盤となります。そしてSXCは、顧客を「生涯顧客」にするために、顧客情報を駆使したショッピング体験を作り上げるEC プラットフォームです。2001 年にデンマークで創業し、2010 年に日本法人を設立しました。全世界で 1,000 名以上の社員が在籍しており、全世界で 1,500 社、国内は 30 社のパートナーと共にビジネスを展開しています。

 

―― 提供製品の特長は?

 

原水 最大の特長は、顧客体験を高めるデジタル マーケティング施策を、ワン プラットフォームで実現できることです。たとえば Sitecore Experience Platform は、CMS による Web サイトの構築、コンテンツ管理、匿名段階からのユーザー トラッキング、A/B テスト、データ分析、機械学習を活用したインサイト生成まで、一貫して行うことが可能です。また外部システムと接続するためのコネクターも複数ご用意しており、Microsoft Dynamics 365 (CRM) や Active Directory、Microsoft SharePoint などとの連携が可能です。

 

―― これまでの導入実績は?

 

原水 全世界で 5,200 社、日本でも 120 社のお客様に Sitecore をご採用いただいています。

 

―― 業界での評価も高いようですね。

 

堀内 ガートナー社マジック・クアドラントの「Web コンテンツ管理」分野で、8 年連続リーダーに選ばれています。また昨年新設された「デジタル エクスペリエンス プラットフォーム」分野でもリーダーに選出されました。

 

原水 「Web コンテンツ管理」分野で 8 年連続リーダーになったのはサイトコアだけです。また他のリーダー企業が M&A でこの市場に参入したのに対し、サイトコアは一貫して自社開発を行っている点も大きな特長だと言えます。

 

 

Sitecore」がもたらす導入効果

 

―― 日本ではどのような企業に導入されているのですか。

 

原水 代表的なユーザー企業としては、東京ガス様や、富士通様、ミズノ様、東京スター銀行様などを挙げることができます。たとえばミズノ様は、Sitecore のテンプレート パーツを積極的に活用することで、Web サイトに関する外注費を 50%、サーバー運用コストを 40% 削減することに成功しました。また東京スター銀行様では、イントラネットで採用していただき、サイト訪問者数を 30%、訪問頻度を 50% 増加させ、資料ダウンロード数も 2 倍になっています。

 

 

堀内 直近の導入事例としては、ピクテ投信投資顧問様のケースがあります。このお客様はプライベート バンクを母体として設立された資産運用サービス企業であり、50 を超えるファンドを提供しています。しかし顧客に直接販売を行わない B2B2C 型のビジネス モデルを採用していることもあり、顧客の把握や適切な情報発信に課題を抱えていました。年間 1,000 本にもおよぶファンド レポートの提供やセミナー開催などを行う一方で、デジタル チャネルによって顧客に直接情報を届ける取り組みも進めていたのですが、既存の Web サイトにはデジタル マーケティングの機能がなく、柔軟性も十分ではなかったのです。そこで 2017 1 月に Sitecore Experience Platform を導入し、2017 年 6 月までに Web サイトのリニューアルが行われました。

 

 

―― お客様にはどのような点が特に評価されたのですか。

 

堀内 Web サイトを柔軟に構築できる CMS の機能に加え、パーソナライズや A/B テストなど、デジタル マーケティングに必要な機能が豊富に揃っていることです。お客様は「長期的な視点からデジタル マーケティングの実践にふさわしいプラットフォームを導入したい」という強い思いから、複数の CMS 製品を比較検討されましたが、このニーズに合致する点が評価され、ご採用いただきました。

 

―― 導入効果は?

 

堀内 Web 上での情報発信のスピードが飛躍的に向上しました。Web サイトの運用メンバー人数はリニューアル前と変わっていませんが、以前はまる 1 日かかっていた新ファンド リリース時のコンテンツ追加作業が、現在では 2 3 時間で完了するようになっています。運用負荷が軽減した結果、ランディング ページ数を増やすことも可能になり、イベント開催時の Web 集客も容易になりました。昨年秋には 1 か月半で日本全国 34 都市を回る「スペシャル・ジャパン・ツアー」を成功させ、イベントを起点とした商談も増えているようです。また Web へのアクセス数が増大したことで、販売会社サイトへの送客数も増加傾向にあると伺っています。

 

 

おすすめは Azure PaaS での運用、AI 機能との連携も容易

 

―― Sitecore を動かすためのシステム基盤としては、どのようなものが利用可能ですか。

 

原水 Windows Server と Microsoft SQL Server を組み合わせたオンプレミス環境、Microsoft Azure 仮想マシンによる IaaS 環境、Azure Web Apps などを利用する PaaS 環境からお選びいただけます。

 

―― マイクロソフト テクノロジーとの親和性は高いようですね。

 

原水 開発も .NET Framework で行っており、Azure の仮想マシンにも早い段階で対応しました。Azure の PaaS には 2016 11 月にリリースしたバージョン 8.2 から対応しており、現在お客様におすすめしているのは Azure PaaS 上での運用です。ハードウェアはもちろんのこと、OS やミドルウェアの保守業務も簡略化でき、コストを大幅に削減できるからです。また Azure なら、コーポレート サイトにふさわしい可用性やセキュリティ レベルを実現しており、サポートできるパートナーが多いことも大きな魅力だと言えます。

 

 

―― PaaS の機能としてはどのようなものをお使いですか。

 

原水 Sitecore 自体は、先程申し上げた Azure Web Apps のほかに、Azure Application Insights、Azure Redis Cache、Azure Search、Azure SQL Databases を利用しています。また Azure Machine Learning Microsoft Cognitive Services といった AI 機能を活用し、Sitecore と連携させているお客様もいらっしゃいます。

 

―― AI をどのように使っているのですか。

 

堀内 Sitecore で蓄積したユーザーの行動履歴ログを、Machine Learning で分析しています。ユーザー行動と関連性の高いコンテンツを抽出し、パーソナライズのルールを作ったうえで、各ユーザーへのレコメンドを行っているようです。開発も短期間で行えたと聞いています。

 

原水 Q&A 対応やボットとコンテンツの連携に、AI を活用しようという取り組みも始まっています。たとえば当社のパートナーであるネクストスケープ様では、Microsoft Bot Framework と Language Understanding (LUIS) で構築したチャット ボットを Sitecore と連携させるというデモを、昨年 11 月に開催した「Sitecore Digital Marketing Summit 2017」で披露してくださいました。

 

 

Web サイトを顧客との対話の場に

 

―― AI 機能との連携が広がっていけば、コンテンツ マーケティングをさらに強化できますね。

 

原水 AI などの最新テクノロジーを活用することで、マーケティングに必要なオペレーションが少なくなり、施策立案といった戦略的な仕事に、より多くの時間を割り当てられるようになるはずです。

 

―― 今後の具体的な計画は?

 

原水 今後の計画については、Sitecore Digital Marketing Summit 2017 で発表した内容がすべてです。資料が公開されているので、こちらをご参照ください。また来年以降の展望については、今年 10 月にフロリダ州オーランドで開催される「Sitecore Symposium 2018」で発表されるはずです。

 

―― 最後にマイクロソフト パートナーへのメッセージをお願いします。

 

原水 ぜひお伝えしたいことは、Web サイトはこれまでよりさらに重要なビジネス ツールになり得るということです。日本企業の多くはまだ、Web サイトを商品カタログ レベルでしか活用していません。しかし本来であれば、Web サイトは顧客との対話の場として、大きな威力を発揮するものなのです。これを実現するには Sitecore のように、運用しやすいコンテンツ管理のしくみや CRM との連携が必要です。Azure のパートナー様にとっても Sitecore Azure 提案の商材になるはずです。ぜひ当社ともパートナーシップをむすび、日本企業のデジタル マーケティングを前進させていただきたいと思います。

 

―― 本日はありがとうございました。

 

 

サイトコア株式会社

2001 年にデンマークで創業し、2010 年に日本法人を設立したデジタル マーケティングのソリューション企業。Web コンテンツと顧客体験を統合管理する「Sitecore Experience Platform」や顧客情報を駆使したショッピング体験を作り上げるための EC プラットフォーム「Sitecore Experience Commerce」で構成された「Sitecore Experience Cloud」を主力製品として提供しています。システム基盤としてはマイクロソフト テクノロジーを積極的に活用しており、オンプレミス、Azure IaaS、Azure PaaS から選択が可能。デジタル マーケティング全体をワン プラットフォームで支えられる製品として高く評価されており、全世界の 5,200 社以上の企業で活用されています。

 

 

 

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