インテリジェントな手法で AI プラクティスを構築する【4/27 更新】


(この記事は2018年1月24日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 An intelligent approach to building your AI practice  の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

さまざまなテクノロジを活用して、独自のソリューションを構築したりカスタマイズしたりしているパートナー様の事例は、どれも興味深いものです。その中でも特に目を引くのは、ビジネス トランスフォーメーションに AI を活用している例です。マイクロソフトの AI プラットフォーム上で構築される多くのソリューションは、ビジネスを大きく成長させるだけでなく、私たちの暮らしをより安全で、健康的で、豊かにしてくれます。

難しいトレーニングなしでも、お客様が高度な AI 機能を徐々に導入していけるよう、マイクロソフトでは、パートナー様にロードマップを作成することを推奨しています。ソリューションの付加価値を高められる開発ポイントは無数に存在します。IDC の調査 (英語) によると、2018 年には開発グループの 75% 1 つ以上のアプリケーションに認知機能や AI 機能を組み込むようになると予測されています。

 

AI をテーマにした新しいプレイブックを公開

マイクロソフトは、AI を重視したプラクティスを支援するために、AI プラクティス構築プレイブック (英語) を公開し、戦略の策定、スキルの向上、マーケティングや販売などに関するガイドやリソースをご紹介しています。マイクロソフト パートナーの Solliance (英語) をはじめとする AI エキスパートの豊富な経験やベスト プラクティスのほか、555 社のパートナー様を対象とした MDC の最新の調査結果なども掲載されています。

AI は、あらゆる業種や規模の企業に変革をもたらすテクノロジです。マイクロソフトが目指すのは、あらゆる活動に AI を組み込み、インテリジェント テクノロジによって人間の創造性を広げることです。AI のイノベーションを促進することが、個人と組織の能力や生産性の向上につながると考えています。パートナー様の熱心な支援によって、AI をお客様の業務に統合していくことで、競合他社が追随できないインテリジェント ソリューションを構築することができます。

AI の導入は、実際に、想像よりもはるかに簡単で時間もかかりません。マイクロソフトの Cognitive Services API を活用して AI ソリューションを短期間で構築、展開したパートナー様の事例をご紹介します。

 

 

ハリウッドのニーズに応える

カスタム アプリ開発の大手企業である InterKnowlogy (英語) は、1457 Investment Group と協力して映画会社向けに新たな試写会の方法を提案したことをきっかけに、同社の専門である画像認識とセンチメント分析の知識を活かした新たなビジネスを開拓しました。試写会は、映画の一般公開前に人々のフィードバックを得るための便利な手段です。しかし、既存プロセスには 2 つの課題があります。1 つは地域が限定されること (全国レベルの意見を正確に予測できない)、もう 1 つは試写会後に各テーマに関してアンケートを取る必要があることです。

InterKnowlogy が考案したのは、すぐに使えるターンキー型の Surface デバイスを送付して、試写を行うというソリューションです。このデバイスにはある仕掛けが施されています。Azure Cognitive Services Face API を使用したアプリケーションで、コンテンツ再生中の視聴者の集中度合いや、映画を視聴している時間の割合などを測定できるのです。また表情から、幸福、悲しみ、退屈、驚き、軽蔑、怒り、嫌気、恐怖といった感情を読み取ることもできます。このソリューションでは、許可された本人だけが映画を見ることができ、それ以外の人が視聴しようとすると自動的に再生を中断します。顔の追跡にはユニバーサル Windows プラットフォーム API が使用されており、複数の顔を検出した場合には再生を一時停止します。

すべてのデータはローカルにキャッシュされ、Power BI で視覚化、分析、レポート生成するために Azure SQL Server の構造化ストレージに保存されます。Cognitive Service の Video Indexer により、映画を部分的にすばやく分析し、音声、キーワード、個々の俳優に関するインサイトなどを可視化して、タイムライン上で再生することができます。

 

「数年前には、このようなソリューションは実現不可能でした。AI を活用することで、新しい問題にも対処できるようになります。ソリューション構築にかかる時間は数か月から数週間に短縮され、コストも桁違いに削減することができました。マイクロソフトのパートナーとして、こんなに嬉しいことはありません」

— InterKnowlogy、共同創業者兼 CEO、Rodney Guzman 氏

 

 

AI でビジネスを拡大

 

先日の記事 でお伝えしたように、このような新しいアプリケーションには人々の生活を豊かにする人間らしい要素が組み込まれています。さらに、パートナー様は、実用的な観点から AI テクノロジを活用し、現行のサービスとの差別化を図ることができます。データから新しいインサイトや効果を生み出す高度なエンドツーエンド システムを提供することで、お客様と継続的にかかわっていくことができます。

機械学習、画像認識、チャット ボットによる自然言語コミュニケーション、音声認識などを活用したら、皆様の現行のサービスがどれくらい便利になるかを想像してみてください。独自の AI プラクティスを構築することで、現在のデータや高度な分析プラクティスをさらに拡張できるようになります。マイクロソフトの AI プラットフォームは、インテリジェントな機能の構築とアプリケーションへの追加を行うためのさまざまなツールを提供し、AI ソリューション開発の取り組みをサポートします。

このプレイブックは AI 成熟度モデルごとに分かれており、構築済み API を使用して AI プラクティスを立ち上げる方法、カスタム モデリングおよびアルゴリズムによる主要ビジネス プロセスの変革方法、パッケージ化した業種別ソリューションの構築方法などを解説しています。また、医療、金融サービス、製造、小売、政府機関、教育などの業界別の AI ソリューション事例のほか、クラウド AI ビジネス モデルやソリューションの設計方法も掲載しています。

AI は、既存のプラクティスを発展させ、新しいサービスを立ち上げる、大きなビジネス チャンスをもたらします。このプレイブックを、独自のユース ケースの計画策定と今後のインテリジェント ソリューションの構築にお役立ていただけますと幸いです。

ご意見やご感想は、マイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) までお寄せください。

 

 

 

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