今後の展望: 2018 年のビジネス チャンス


 

2017 年も、マイクロソフトは多くのことを成し遂げました。ビジネス構築、ソリューションの市場投入、成約率の向上を目指す世界中のパートナー様を支援するために「One Commercial Partner」という運用モデルをリリースしました。また、多くのパートナー様と協力してお客様のイノベーションとクラウド テクノロジの活用を支援する方法についても、綿密な計画を立てました。

今後数年間は、さらに多くのビジネス チャンスが生まれると予想されます。International Data Corporation (IDC) の試算によると、デジタル トランスフォーメーション関連の投資額は 2019 年までに 2 兆 2,000 億ドルに達する見込みで、2016 年と比較すると約 60% もの増加になります。これほど大規模な成長が期待できるのであれば、デジタル分野の大志を実現できる可能性も非常に高まります。

パートナーの皆様は、2018 年にビジネスを発展させる準備はできているでしょうか。昨年の成果を土台にして、さらに大きく成長することができるでしょうか。今回の記事を執筆するにあたり、マイクロソフトの各部門のリーダーから、今後の展望についてさまざまな意見を寄せてもらいました。今後のパートナー様のビジネス チャンスについて、各リーダーと私の見解をご紹介します。

 

  1. 新たなビジネス モデルの登場

私は、2018 年にパートナー様やお客様が最優先課題として挙げるのは、自社のビジネスの見直しと専門性の向上であると予想しています。ビジネス意思決定者は、以下の点について改めて考えることになります。

 

  • 自社の差別化要因は何か
  • お客様のビジネスのどこに自社の中核価値を付加できるか

 

 

この 2 つの問いかけは、デジタル トランスフォーメーションを目指す企業の重要な出発点となります。この答えがテクノロジの変化と融合することで、企業のビジネス モデルが一変するかもしれません。

わかりやすい例としては、システム統合の要件に対応しやすくなったことが挙げられます。お客様の環境を構築する際、以前はお客様固有のオンプレミスのハードウェア環境に依存せざるを得ませんでしたが、今ではクラウド プラットフォーム上の主要なビルディング ブロックを活用することが可能です。その結果、SI は再現可能なサービスを構築し、自社の差別化を図れるようになっています。

卓越した市場知識とお客様の厚い信頼を中核価値とするパートナー様は、複雑な統合要件が軽減されたおかげで、パートナー様のソリューションの中のデータ管理に注力できるようになりました。マネージド サービスへの参入を検討中のパートナー様では、設備投資が軽減されたことにより、以前は難しかった顧客管理をより効率的に行えるようになりました。お客様の代理人を務めるという新しい方法で、業界屈指のマイクロソフト パートナー エコシステムを活用しているパートナー様の事例は他にも多数あります。クラウド ソリューション プロバイダー プログラムの詳細については、こちらのページをご覧ください。

 

 

  1. ミクロ革命の到来

今日成功している企業は、どこもデジタル ビジネスへの転換を図っています。しかし、企業のリーダーは、将来に対する保証がないという事実にも直面しています。急速なテクノロジの進歩と市場要因の変化が重なり、絶えず激動しているこの時代において、ビジネス チャンスは数多く存在しても、常にリスクが伴います。

まずは、出発点を決めることが重要です。デジタル トランスフォーメーションを成功させるためには、最初にお客様が求めるビジネス成果を特定する必要があります。しかし、テクノロジが急速に進化する今、デジタル トランスフォーメーションの大半は、全社的に計画された変化ではなく、ミクロな革命の連続によって引き起こされているのが実情です。成果を生み出す小規模で短期間のさまざまなプロジェクトの積み重ねが、時間の経過と共に企業の方向性を大きく変えています。これは、お客様がデジタル文化を取り入れ、デジタル トランスフォーメーションを達成するのに欠かせないことです。

デジタル トランスフォーメーションの要であるミクロ革命について、詳しくはこちらのブログ記事 (英語) をお読みください。

 

 

  1. 業界を越えたクラウド イノベーションがデジタル トランスフォーメーションを推進

マイクロソフトのお客様は、テクノロジを活用して、生活、仕事、ビジネス、サービスなどのあり方を変革しています。デジタル イノベーションは、世界中の深刻な社会問題に立ち向かう力にもなります。多くのお客様やパートナー様との会話の中から見えてくるのは、変革のスピードは企業ごとに異なるものの、業界を越えた相乗効果や共通のビジネス チャンスが数多く存在しているということです。

ちょうど 1 年後には、データリッチな新しいテクノロジやビジネス モデルがあらゆる業界に浸透し、まだ知らない新しい市場やサービスが生まれているかもしれません。長期的に成功するためには、機械学習や人工知能を利用した新しいインサイトとデータ活用方法によって、お客様の期待以上の成果を出すことが重要です。

お客様がデータの中身を理解し、より効率的に利用できるようにサポートすることが、現時点でのパートナー様のビジネス チャンスと言えます。

各業界のお客様事例はこちらから参照いただけます。また、最新の 2018 年版 Cloud for Global Good ポリシーのロードマップ (英語) もご確認ください。

 

 

  1. 確実な GDPR 戦略が不可欠

お客様とお話ししていると、必ずと言ってよいほどデータに関する話題が挙がります。CEO や CIO の大きな関心事は、データの管理方法や「データ資産」の刷新です。しかし、機械学習や AI を活用しようとしても、私の同僚がよく言っているように「データが整理されていなければ、機械学習を正しく活用できず、大きく間違った意思決定を下すことになってしまう」でしょう。

IDC の試算 によると、一般データ保護規則 (GDPR) への対応に伴い、セキュリティ製品およびセキュリティ サービスの市場規模は 35 億ドルに上る見込みです。そして、EU が定めた 2018 年 5 月 25 日の施行日は間近に迫っています。GDPR をお客様との会話の糸口として、長期的なデータ戦略やパートナー様の付加価値サービスについて話し合うことを推奨します。

GDPR への対応について、詳しくはこちらのブログ記事 をご覧ください。

1 月 18 日に配信された Web キャスト「GDPR のコンプライアンス要件への対応」を視聴するには、こちらのページ (英語) からサインアップしてください。

 

 

  1. テクノロジの可能性を再定義する IoT

IoT は、単なる流行ではなく、今や真のデジタル企業に欠かせない要素として確立されました。IoT の導入により、あらゆる業界で、効率性の向上、生産性の向上、ダウンタイムの削減といったメリットを享受しています。製造業界では 2020 年までに顧客、従業員、工場、職場をつなぐ IoT ソリューションに 700 億ドル (英語) を投資する見込みです。既に Rolls-Royce (英語)HersheyKohler Co. (英語) は、マイクロソフトの IoT テクノロジおよびソリューションを導入し、価値あるインサイトを引き出しています。

システム、資産、人、プロセスがつながることで、情報量が増えるため、人工知能 (AI) を利用することも可能になります。Microsoft Connect 2017 の Scott Guthrie の講演では、開発者と AI をつなげる取り組み (英語) を詳しくご紹介しました。

お客様の IoT 活用を支援する方法を知ることで、コンプライアンス、セキュリティ、管理などのサービスやソリューションというビジネス チャンスが生まれます。その足掛かりとして、マイクロソフトは IoT を最大限に活用するための IoT in Action イベント をオンラインなどで開催しています。

 

 

  1. カスタマー エクスペリエンス重視の姿勢で売り上げを促進

各企業がテクノロジを使用してデジタル トランスフォーメーションの実現方法を評価する中で、IT サービス購入の意思決定方法も変化しています。クラウド コンピューティングによって、ビジネス ソリューションの構築および提供方法が民主化されただけでなく、ソリューションを定義、評価、選択する方法も大きく変わりました。もはや単純に IT を販売するだけの時代ではなくなったのです。現在では、テクノロジの購入担当者の大半を、社内のサポートと強化にテクノロジを活用したいと考えるビジネス意思決定者が占めています。

パートナー様のソリューションをお客様に説明する際には、カスタマー エクスペリエンスを含めたテクノロジの価値を明確に提示することが重要です。その準備のために、パートナー マーケティング センターのリソースをご活用いただけます。営業用プレゼンテーション、ホワイト ペーパー、市場調査、営業ツール、デジタル Web コンテンツなどの資料が、製品、ソリューション、業界別に分類されており、手軽に参照することができます。ソリューションの価値をお客様に理解してもらい、信頼できるアドバイザーとなるために、これらの情報をぜひご活用ください。

 

 

  1. クラウド、アプリケーション、サービスの管理を支援することで顧客関係を強化

Forrester の調査 (英語) によると、企業の 50% 以上が今年中にクラウド テクノロジを採用すると予想されています。マネージド サービス プロバイダー (MSP) にとって、これはクラウド インフラストラクチャ管理のビジネス チャンスとなります。さらに、お客様のビジネス成果に沿ったアプリケーションレベルのクラウド ライフサイクル管理機能を提供することができます。

プロビジョニング、管理、監視、セキュリティ、ガバナンス、最適化などのサービスを提供する MSP のビジネス チャンスは、今後さらに増加します。自動化やクラウド ツールに投資し、クラウド インフラストラクチャ管理に習熟すれば、マネージド サービスによる利益率を高められるようになります。

パートナー様が成功するためには、アプリケーションレベルの監視とライフサイクル管理の統合、基本アプローチとしての DevOps、クラウド ネイティブなアプリの開発といった分野に力を入れていく必要があります。ハイブリッド クラウドを導入したいというお客様も増えており、Microsoft Azure Stack を推奨する絶好の機会と言えるでしょう。

自社を変革して収益性を高めたいと考えているならば、パブリック クラウド インフラストラクチャの活用を検討することをお勧めします。今後は、お客様を自社データセンターから Microsoft Azure に移行 (英語) して、差別化したクラウド サービスを提供する MSP が増える見込みです。既に Atmosera (英語)Hosting.Com (英語)Synoptek (英語)Extrinsica (英語) などのパートナー様は、お客様を既存のデータセンターから Azure に移行しています。

ご意見やご感想は、マイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) にてお聞かせください。

 

 

 

 

 

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