テクノロジの統合とその現状について 【12/24 更新】


(この記事は2107年10月31日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Technology convergence: A moment in time の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

今月は、新しいテクノロジ、新しいビジネス チャンス、お客様に優れたサービスを提供するためのパートナーどうしの新たな協業モデルなど、非常に興味深い発表がいくつもありました。中でも、私たちパートナーの立場から特に興味深かったのは、今日急速に進んでいるテクノロジの統合に関するものです。

 

次に目指すフロンティアは、クラウドベースでデータ駆動型の、従来とは比べものにならないほど高い性能を誇るコンピューティングです。そうした次世代テクノロジ、つまり AI や機械学習、複合現実、さらには量子コンピューティングなどを単体で利用するのではなく、組み合わせて活用することで、まったく新しいものが生み出され、デジタル トランスフォーメーションが推し進められています。私たちパートナーが身近なツールやサービスをパッケージ化し直して販売する時代は終わりました。現在は、お客様のビジネス プロセスを完全に変革できるように支援することこそが、パートナー企業にとってのビジネス チャンスとなります。

企業にとってテクノロジの統合とは

「テクノロジの統合」と言うと、また新手のわかりにくい業界のバズワードかと思われるかもしれませんが、身構える必要はありません。企業におけるテクノロジ統合とは「複数の業界トップクラスの製品を 1 つにまとめること」です。そう聞くと、複雑そうな印象が拭えるのではないでしょうか。例としては、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を組み合わせた Microsoft 365 Business や、Dynamics 365 と LinkedIn の統合などが挙げられます。

このような統合には、相応の背景があります。現在、あらゆる業界がテクノロジに深く依存していますが、市場に出回るアプリやソリューションが増えるにつれ、分断化が深刻な課題になっています。この半年から 1 年の間に、Office 365 でもグループの導入やアプリの相互依存性に関連して、一部で問題が生じました。これはビジネス プロセスが従来のように単純ではなくなったことが原因でしたが、私たちパートナーはその変化を受け止め、現状を反映したテクノロジを提供しなくてはなりません。各種マイクロソフト製品の統合は、本当に必要とされる統一性と簡素化を実現するために進められています。

 

パートナーの課題を理解する

長期的に見れば、統合は私たちパートナーにもお客様にもメリットがありますが、この統合が実現するまでの過程ではいくつもの課題に直面することになります。マイクロソフトの戦略的なクラウド移行が始まったころも、その意義を本当に理解しているパートナー企業はごく少数でした。そのような企業は、変化をもたらす資質と先見の明を持ち合わせていたと言えるでしょう。しかし、多くのパートナー企業は、今ようやくクラウド移行について理解し始めたところなのです。

さまざまなソリューションと製品が複数のワークロードを共有している状況にあって、平均的なお客様はそれを十分に理解しておらず、平均的なパートナー企業はお客様に理解してもらおうと苦心しています。私自身も実際、このようなケースに遭遇しました。当時勤めていた会社が、非常に保守的な体質の大企業に買収されたときのことです。その大企業は、私たちの先進的な考え方やビジネスの優れた部分を取り入れようと買収に踏み切りました。にもかかわらず、そうした特色を買収後にどのように活かせばよいか、結局最後まで十分に理解することができなかったのです。そして、その過程で多数の重要なテクノロジやビジネス チャンスが失われました。

 

パートナーが成功を収めるには

パートナー企業は普段からさまざまな課題を経験しています。私たちにとって重要なポイントは、この統合という変化にどのパートナーも皆同じように直面しているということです。パートナー企業は互いに貴重なリソースであり、協力してビジネスを成功に導くことができます。未来のパートナーどうしの関係はプロジェクト単位ではなく、専門知識と専門化を中心としたマネージド サービスに基づいて構築されることは間違いありません。

あるお客様にとって最適なソリューションが、別のお客様にとって必ずしも最適とは限らないことも理解する必要があります。私が見てきた限り、大きな成功を収めたパートナーというのは、コンサルティングの精神に立脚した企業です。そのようなパートナーは、ビジネス アナリストとしての側面と、変更を管理する責任者としての側面を持ち合わせており、業界の変化やお客様への対応力を高めるために進化しています。お客様はまさに、そのような変革を求め、B2C エクスペリエンスと同じくらい簡単かつパーソナライズされた B2B エクスペリエンスを期待しています。

20 年前に開発されたプログラムの最新バージョンを販売するだけでは不十分です。お客様の多くはこれまでと同じツールを使用して、これまでと同じ方法で業務を行っていますが、私たちパートナーには、お客様がすぐに使用できる革新的なソリューションで大きな成果を達成できるように支援するという役目があります。今こそ、パートナー企業が真の信頼できるアドバイザーとなるチャンスです。そのためにまずは過去のビジネスからの脱却を図りましょう。

 

このテクノロジ統合の時代において、皆様はどのようにしてクライアントが大きな成果を達成できるように支援していますか。こちら (英語) のマイクロソフト パートナー コミュニティでご意見をお聞かせください。

 

 

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