優秀なチームを形成するための 4 段階 【11/3 更新】


(この記事は 2017 年 9 月 17 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 The 4 Steps of Building an Amazing Team の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

急速に変化するテクノロジ市場を勝ち抜くため、ビジネスのニーズに適した優秀な人材を発掘して雇用することは、パートナー様が常々課題としているところです。このとき、いかに適切なチームに適切な人員を配置するかが重要なポイントとなります。企業の成長は有能なチームをうまく編成できるかどうかにかかっていますが、多くの管理職に言わせると、チームを成功に導く要素は、チーム メンバーの個々の性格やスキルだけではありません。それほど単純な話ではないのです。 集団力学の分野で著名な研究者の Bruce Tuckman 博士は、1965 年の論文で既にこの複雑な問題を扱っています。博士の提唱した集団発達モデルは現在も頻繁に引用されており、今日の成長を続けるパートナー コミュニティにとって貴重な教えを授けてくれます。当時の集団に関する考察は、現代でも当てはまるのです。今回の記事では、Tuckman 博士が提唱した集団発達の 4 段階と、それぞれの成長段階でチームをサポートする方法のヒントをご紹介します。

 

段階 1: 形成期 (Forming)

Tuckman 博士は集団発達の第 1 段階を、「最初のうちは方向性が見えずに懸念を抱き、手探りの状態」であるとしています。模索する中でメンバーは役割を見いだし、境界を定め、任務やメンバーどうしの関係を理解します。メンバーのほとんどが積極的で礼儀正しく、不安を抱く者もいれば、期待に満ちている者もいます。チームはこの段階で方向性を決定し、それぞれのメンバーがチーム構造のどの部分を担当するかを明確にする必要があります。 ビジネス リーダーは、この段階のチーム メンバーをサポートするうえで、調整を行い、目的を持ってチームを選定し、進行役を務め、互いのことを知るように働きかけるとよいでしょう。メンバーを紹介し、チームの形成を促進するアクティビティを実施します。または、心配事に耳を傾け、役割や責任を明確にする時間を設けるだけでも効果があります。

 

段階 2: 混乱期 (Storming)

第 2 段階は、衝突や対立が生じる可能性のある期間です。多くの場合、任務や責任に関するメンバーどうしの問題や感情的な反応が原因となります。メンバーは形成期に確立された境界を押し広げるようになります。この段階ではチームの発達は低迷しますが、これも成長の 1 段階に過ぎず、自然な流れであるということを心に留めてください。 チームが方向性を見失わないように、必要に応じてサポートし、チームとしての目標を明確に伝えることを重視しましょう。不必要な対立に気を付けることで、次の段階への移行がスムーズになります。

 

段階 3: 統一期 (Norming)

「意見の不一致や個人的な衝突を解消することで、親密度が高まり、協力意識が芽生えます」

- 『Developmental Sequence in Small Groups』の著者、Bruce Tuckman 博士

困難な抵抗の時期を乗り越えると、チーム内に結束力が生まれます。統一期の段階では、新たな規範が生まれ、新しい役割が採用されます。チーム メンバーは自分の意見を協調的かつ生産的な方法で適切に表現し、最小限の労力で任務を達成できるようになります。この段階まで来ると、個々のメンバーは役割に慣れ、協力して働くことに自信が持てるようになります。 混乱期と統一期は重なり合うことも少なくありません。これは、新しい任務を与えられると、事態が収拾するまではメンバーが再び混乱期の行動を取ることもあるためです。

 

段階 4: 機能期 (Performing)

集団発達の最終段階は「機能期」です。Tuckman 博士はこの段階を、役割が柔軟に変化し、チーム全体のために機能するようになる時期だと説明しています。チームは目の前の任務を遂行することだけにエネルギーを注ぎ、チーム全体のパフォーマンスを優先するために、構造上の問題はすべて解決されている状態です。 この時期には、リーダーが安心してメンバーに作業を任せ、イノベーションやビジネス全体の成長に専念できるようになります。

 

チームの次の段階

Tuckman 博士が提唱したモデルは、最終的には「散会期 (adjourning)」という第 5 段階まで拡張されました。これは、役割の終了、任務の完了、全体的な依存関係の解消を指します。メンバーは喪失感を抱えることが多いため、一種の悲嘆 (mourning) の段階とも言えるでしょう。しかし、チームが解散するということは、新しいチームが新たな目標に向かって動き出すことであり、そこには新しい機会が生まれます。

 

パートナー様のチームがこの一連の発達段階のどの段階にあるのかを把握することはとても重要です。それによって特定の課題を明確に捉え、問題が生じたときに適切に理解できます。チームの全体像を十分に理解できれば、成功を実現することができるでしょう。

 

結束力のあるチームを形成するためのヒントをお持ちでしたら、ぜひマイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) でご紹介ください。

 

 

 

 

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