メンター プログラムの必要性を考える[10/8 更新]


(この記事は 2017 年 8 月 21 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Should You Have a Mentoring Program? の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

専門職として成功している人たちがどのように現在の地位を築いたのか調べていくと、多くの場合、そのキャリアの転換点にはメンターの存在があったことがわかります。多くの成功者が、先輩社員から新たな仕事のコツを学んだり、業界のソート リーダーからビジネスに関する新たなアイデアのヒントを得たりしているのです。優れたメンターとは、業界の現状を的確に把握したうえで、キャリアについて現実的なアドバイスを行い、仕事へのモチベーションを引き出してくれます。ただし、こうした関係を組織的かつビジネスに適した方法で構築するのは、簡単なことではありません。

自身のキャリアを伸ばしたい人にとって、メンター プログラムはきわめて効果的な方法ですが、それ以上に、企業にとってもメンタープログラムの構築は利益につながるということが明らかになってきています。この記事では、メンタリングを通じてビジネスに利益をもたらすうえでのポイントと、組織的かつビジネスに適したメンタープログラムを構築するにあたっての戦略をいくつかご提案していきます。

 

メンター プログラムの役割

Microsoft Inspire (英語) で行われた「Women in Technology Mentoring Circle Workshop」では、パネリストたちが自身のキャリア形成において、そして自身が作ったチームに対して、いかにメンタリングが役に立ったかを語りました。

 

「私がメンターにもらった最高のアドバイスは、『得意分野を極めれば成功への道は開かれる』というものです」

- マイクロソフト、シニア ビジネス戦略アナリスト、Aileen Hannah

 

メンター プログラムは社員個人にとって有益なだけでなく、社風作り、リーダーシップの向上、後継者育成、知識の継承などを大きく推進するうえでも非常に効果があります。また、企業の成長への道筋を整え、社員のモラルやモチベーションを高め、さらには離職率や欠勤率を下げる役割も果たします。生産性の向上やリーダーシップの開発などの点では、メンティーとメンターのどちらにとっても明らかなメリットがあります。

 

「私がメンターにもらった最高のアドバイスは、『必ず自分よりも賢い人を雇え』です」

- マイクロソフト、パートナー リクルート プログラム担当シニア ディレクター、Kati Quigley

 

 

メンター プログラムを成功させるには

企業の制度として正式にメンター プログラムを構築したい場合も、社員どうしのメンタリングを活性化させたいだけの場合も、社員間の関係性を築きチャンスを与えることは、企業にとって大きな価値があります。ここでは、メンター プログラムを成功させるためのポイントを 5 つご紹介します。

 

1.企業にどのような利益があるか明示する

社内のメンター プログラム構築に利益を見いだしている企業は増加し続けています。事実、Fortune 500 企業の 96% (英語) が、社内全体の社員教育と組織発展の一環として、何らかの形でメンター プログラムを実施しています。メンター プログラムには大きな効果がありますが、企業にとってどのような利益があるかを明確に提示できなければ、組織的に実施するのは困難でしょう。

 

2.メンティーの目標を設定する

専門職の人の多くはメンター プログラムの価値を理解していますが、助言を受ける側のメンティーとしても、目標を設定することで目に見える結果を出しやすくなります。社員間の交流の目的など、メンター プログラムを通じてどのような成果を得たいのかを、明確に設定するようにしましょう。希望を伝え合い、メンターから何を学びたいのかきちんと定めることで、メンター プログラムはより有意義なものになります。

 

3.メンターにどのような利益があるか伝える

ほとんどのメンターは、単に好意や人の役に立ちたいという思いから指導役を引き受けていますが、メンター プログラムで利益を得るのはメンティーだけではありません。メンターにも同様に、大きなメリットがあります。メンターは時間も責任感も求められるたいへんな役割ですが、どんなメリットがあるかをきちんと伝えることができれば、より積極的にメンターを引き受けてもらえるでしょう。

 

4.役割を定め、積極的な関与を得る

組織立ったメンター プログラムを構築するにあたっては、それぞれの関係者に徹底して関与してもらう必要が出てきます。メンター プログラムは一種の社会契約でありながら、明確な決まりを定めていなかったり、気軽に引き受けたりすることもよくあります。投資される者と企業の両者にとって真に価値のあるプログラムを構築するには、しっかりとした長期的な関与が必要です。メンターの役割とはどういうものか、目標とする参加者の数はどのくらいか、メンター プログラムの成功はどのような基準で判断するのか、といった問いへの答えは、人によって異なるでしょう。しかし、各自の役割や活発な参加の必要性を伝えることは、プログラムの成功に大いに役立ちます。

 

5.メンター プログラムを売り込む

構築したメンター プログラムを社内外で売り込むのは、プログラムの明暗を分ける重要なポイントです。こうしたプログラムがどんな人に最も需要があるか考え、プログラムの価値を最も理解してくれる人たちに売り込みましょう。メンター プログラムを立ち上げる際には、まずはワークショップなどを開いて、前述のようにメンターとメンティーが話し合い、お互いを知り、明確な目標を定める場を設けることをお勧めします。また、メンターに対するサポートを提示しなければ、快く引き受けてもらえない可能性もあるのでお気を付けください。メンター プログラムは、社員にとっても組織全体にとっても有益な、企業文化の楚として発展させる必要があります。

 

メンター プログラムに関するご意見やご経験がありましたら、ぜひマイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) でシェアしてください。

 

 

 

 

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